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メディアグランプリ

夢見ることは、価値の貯蓄だと思う。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:鳥井 春菜(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
旅行に行くとしたら、どこがいいだろう?
「Go to キャンペーン」について見聞きすることが増えてきて、なんとなく私も考えてみた。実際の利用者の話を聞くと、大変お安く旅行できるらしい。早速、旅行代理店のサイトを訪れてみる。が、その手はすぐに止まってしまった。サイト内の検索画面を前にして私は考え込む。
「行き先、どの県を選択しよう……?」
東京・大阪・京都・沖縄などのメジャーな観光地はすでに訪れたことがあるし、地元九州のまったり温泉旅も何度も行った。他にも旅行先として魅力的な場所はあるのだろうが、そうなるとあまりにも選択肢が広いし、自分の予備知識がなさすぎて何をどう探していいのかわからない。結果として、私は「なんだか、ピンとこないなぁ。これだったら無理にお金使うよりも情勢が落ち着いてから海外旅行に行きたいや」とページを閉じてしまった。
 
思うに、旅行は三つのタイプの分けられるのではなかろうか。
一つ目は、ある強力なコンテンツを楽しむ旅行。例えば、ディズニーランドやUSJに行く、というとわかりやすいと思う。二つ目は、複数のコンテンツが集合している場所に行く旅行。九州の温泉街や寺院仏閣が集まった京都の街はこれにあたるだろう。そして三つ目は、他人の評価はともかく、自分自身の興味関心にフィットするものを目的とする旅行。水族館が大好きで、どうしても山形県のクラゲを展示している水族館に行きたい! という人もいるだろうし、テレビ番組で見たあの料理店に一度は行かなければ! と東京を目指す人もいるだろう。
 
年齢が上がるにつれて、人は旅行を重ねる。最初は「大コンテンツ」という分かりやすい目的がある場所へ行き、それから「小コンテンツの集合体」で様々なアミューズメントを楽しみ、一通りの定番を終えると自分の興味関心にグッと寄った旅先を選ぶようになる、という工程を踏む人が多いのではないだろうか。そして、今回私は、この最終段階でつまづいたのだと思う。
 
何かに深くハマっているわけでも、自分の趣味嗜好とマッチする各地の見所を知っているわけでもない私は、「有名どころは行ってしまったもんなぁ」と言ってそこから先、何を選べばいいのかわからないのである。
これには、少なからずショックを受けた。「旅行」とはお金と時間を使っていつもとは違う体験をすることで、こんなに心躍る特別な機会を目の前にして「希望がない」というのはなんということだろう。自分のつまらなさ、貧弱さにガックリしてしまう。
 
「えー! もう、なんで!? もったいない!」
これは、最近私が妹に言ったセリフである。せっかく街中に出てきたのに、面倒だからといって近くにあるカフェに入ってランチをしたら全然おいしくなったのだという。私は飲食店めぐりが好きで、道を歩いているときに気になるお店は写真を撮ったり、Google Mapでピンを立てて記録したりしている。そして、ランチをするときにそのリストの中から近いお店や特に気になるお店に行くのである。私にとって、その一回のランチは気になっているお店に行くことができる大事な機会なのだ。
 
旅行に関しても、これと同じことなのだと思う。
せっかく「Go toキャンペーン」で金銭的にサポートされて時間もあって、いざ旅行にいこう! と思い立ったとしても、「行きたい場所」のストックがなければ旅行先を決めることができないのだ。無理やり決めたとしても、料理のおいしくないカフェに入ってしまうように、満足できるかどうかは疑問だ。いや、もちろん、リサーチしているからといっていつでも満足できるとは限らないけれど、せめて「行きたい!」という好奇心やモチベーションがあって、そこに近づいていく気持ちの盛り上がりがあるからこそ、すごく満足したり、反対にガッカリしたりするものではないだろうか。なんとなく行っても、思い入れが浅い分、なんとなく帰ってくるだけだろう。
 
カフェの候補地をストックしていくように、これからは行きたい旅行先も溜めていこうと深く思った。もっと広く細かく世界を見て、日々の生活の中で拾ったものをしっかりと自分の中に溜めておくのだ。「どうせ今行けないし」とそこを怠っていると、せっかくチャンスが巡ってきたときも上手く乗ることができない。
 
カフェ巡りや旅行だけでなく、行きたい場所ややりたいことを日頃から夢想することには、そういう意味があると思う。それは単なる夢想ではなく、未来への貯蓄であり、自分にとって価値あるものを集めた宝箱だ。日頃の調査を怠らず様々なことに関心をもち、自分の中に情報を持っておくことが、ある時急に役に立つのだ。あぁ、溜めておいてよかった。だから、ちゃんと本当にほしいものを選んで手に入れることができた。そういうことがあるのだと思う。
可能性は色々あるし、チャンスはふいに巡ってくる。いつか、に備えておくことが人生を豊かにするのだ。反省とともに、そんなことを思った。
 
 
 
 
***
 
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2020-11-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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