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メディアグランプリ

AIがもたらすライター戦国時代


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:石川玲子(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
断言する。ライターの仕事はAIに奪われる。
そう遠くない将来、多くのライターの仕事はAIが代行するようになる。これは間違いないだろう。
 
理由を説明するために、まずAIの得意分野を整理しよう。
・手本になるデータが大量にあるもの
・ゴールが明確なもの
・多数の選択肢の組み合わせから最適解を見つけること
 
AIの得意分野は他にもあるが、文章を書く上で重視されるのは、このあたりだろう。
つまり「一般的なWeb検索で得られる情報を整理し直したSEO対策記事」これは完全にAIに奪われる。
当たり前だが、文章を書くにあたっては膨大な知識が必要になる。しかしそれらを一つ一つAIに教え込むのはあまりに大変だ。そのため文章を書くAIが知識の源とするのは、インターネット上の情報となる。事実、東大合格を目指すAIの「東ロボくん」も、インターネット検索を知識のベースにしていた。
したがって、たとえばAIに「東海地方で人気のパン屋」の記事を書けと指示すれば、AIは即座に、人間のスピードを遥かに超える速度でネットの検索結果を巡回し「東海地方」「人気」「パン屋」のデータを収集する。さらに指定されたSEOキーワードが、どのような単語と関連付けて検索されやすいかも、瞬時に情報を収集してくる。あとは、収集したデータをコピペチェッカーで引っかからない程度に組み直し、弾き出す。これで記事の出来上がりだ。
ムリだ。AIにはまだ自然な日本語を生成するのは難しい。そう思うかもしれない。
だが違う。かつては笑いの種になるほど不自然な日本語を生成していた翻訳ソフトも、機械学習により、近年では見違えるほど自然な日本語を並べるようになった。事実、気象電文を利用しウェザーニュースを生成させる実験では、すでに文法的に違和感のない原稿が製作できたという結果も出ている。人間がやるのは、せいぜい最終的に文章をざっと読んで、微妙な修正を入れる程度だろう。
「キーワードはAとB。2000文字程度で検索上位に表示しやすい文章を書け」
そう指定すればAIがあっという間に文章を生成する。そんな時代は間近だ。現状最もすそ野が広いと思われるSEO対策ライティングの領域は、AIに焼き尽くされるだろう。
 
では逆にAIの参入が難しい領域はどこだろうか?
AIの苦手分野を整理してみよう。
・手本になるデータが少ないもの
・「人気が『ない』パン屋」のようなひねりのある文章の解釈
・定量的な正解のないもの
・感情や人柄のような、非定量的なもの
 
ここまで並べれば、勘のいい人ならば、すでに答えが分かるだろう。
AIの参入が難しい領域は次のようなものになる。
・トレンドやテクノロジーの最先端に関する記事
・「コオロギを食べてみた」のような、オモシロ系記事
・講演やイベント、取材などの対人系記事
・感情に訴えかけ、感動を産む記事
このあたりの文章が書けるライターは生き残る。順番に解説していこう。
 
前述と重複するが、AIの知識の源はインターネット上の記事である。したがって、現状ネットに出回っていない事項については、AIは書くのに苦戦する。最新のニュースやトレンド、テクノロジーなど、まだあまり知られていない分野については、人間のライターの方が強くなる。
またAIはひねった文章の判別が苦手だ。検索サイトで試しに「人気がないパン屋」と検索したらどうなるだろうか? 検索結果には人気のパン屋が並ぶ。したがって「まずいと言われたパン屋のパンが、実はとても美味しかった」のような、ひねった文章はAIには書けない。他にやった人が少なく、ひねりのある内容を書くオモシロ系記事のライターもAIに負けずに生き残る。
さらにAIは、長い文章の中から最も大事なことを抜き出すような、定量的な正解のない分野は苦手である。文字起こしの精度は年々向上しているが、その中から正確に要点を抜き出すのは、AIにはまだ難しい。また当然ながら、文面から人柄を連想させるような文を生成したり、話の合間に挟まれたちょっとした冗談をあえて残すような手法も、今のところ不可能だ。そのため人に話を聞き、それを文字にするライターも、まだしばらく生き残れる。
最後に感動を生む記事の問題である。おそらくこの領域は、最後まで人間の仕事として残る領域だろう。文章がもたらす感動の量は、なかなか定量化できない。文章を盛り上げる手段として、一文を短くしたり、体言止めを増やすなどの方法もあるが、それらはあくまでも他とのバランスを取りながら行わなければならない。何が感動を生むのか、何をもってクライマックスとするのか、これは現状のAIには手も足も出ない領域なのである。実際にAIに音楽を生成させる実験をしたところ、AIはどのような雰囲気の音楽でも自在に生成したが、それらには全て「サビ」がなかったそうだ。したがって、小説やエッセイをはじめ、人の心に強く訴えかける文章が書けるライターはAIには真似できない存在になるだろう。
 
AIは現在あるライターの仕事の多くを奪っていくだろう。しかし最先端の情報など、専門に特化したライターや、人に話を聞いて人柄を表現したり、人を感動させられるライターはまだまだ生き残る余地がある。AIがもたらすライター戦国時代をいかにして生き残るか。それが我々に課せられた課題の一つである。
 
 
 
 
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2020-11-14 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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