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私のリハビリ日記~好きを大事に生きていく~


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:中川翔太(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「何で人は死んだらいけないの?」
私が小学生の頃、親にこの質問をしたことを何故かやたら鮮明に覚えている。
小さい頃の私は、いわゆるなぜなぜ君だった。
なんで?どうして?がやたら気になる。それを聞いて回る。
今の自分からは想像できないくらい割と元気な方だったと思う。
別にこの質問は私が死にたかったとか、辛かったとかそういうわけでは全く無かった。
ただ単純にだめな理由が知りたかったのだ。生きていると辛いこともたくさんある。
私は今振り返ってもだいぶ恵まれていて、金銭的に困ったこともないし、友人関係にも恵まれていた。
辛かったのは給食の時間くらいだった。
好き嫌いが激しい私は毎回嫌いなものを食べ残しており、給食後の掃除の時間まで食べきらないと開放してもらえないという地獄のような時間があった。今思えば可愛いものである。
そんな幸せな私だったからなのだろうか。
死ぬことはマイナスではなく、ゼロだとその時は思っていて、であればこのあとの人生で起こるであろう辛いことが嫌なら死ぬというのも一つの手段なのでは?くらいに簡単に思っていたからこそ出た質問であった。おそらく小学校高学年くらいだったと思う。
それくらいからだんだん「ルールはルール」とか「そういう決まりだから」とかいった回答が増えてきて、中途半端に利口だった私は「あ、これもう聞いちゃだめなんだ」と思ったのか聞くことをやめた。今思うとここが発端だったのかもしれない。
 
約30年弱という短い人生だが、私はつい最近まで自分には好きなことがないと思っていた。
部活動は中学高校と異なり、大学ではサークルに入らず、これといった趣味もない。
ずっと同じことを経験してきたわけでもなければ、何かにこだわりがあるわけでもない。
そんなことに気付くこともないまま、就活を迎えた時、愕然とした。
 
「あ自分、何もないわ」
 
今考えるとそこが自分と向き合うチャンスだったのだが、「20代は自力をつけて好きなこととの出会いに備える」という今思うととんでもない戦略的撤退を選んだ。
 
仕事を続ける中でも好きなことは見つからなかった。
こんなに見つからないことがあるだろうか。あまりにも見つからないことに違和感を覚え、前提を変えて考えてみた。
 
「好きなこと実はあるんじゃね?」
 
どんなに小さいことでもいいから好きなことはないのか?と自問自答してみたところ、出てくる出てくる。あるじゃん!!! 好きなもの!!!!
 
温泉が好き。旅行が好き。新しいものを見るのが好き。自然が好き。物事の背景が好き。
ジャンプが好き。ボードゲームが好き。教えるのが好き。チームで何かをするのが好き。
 
今思えば好きなことなんてたくさんあったのに。
消しゴムに定規をセロハンテープでぐるぐる巻にしてやった消しピンだって、
何ページにも渡って書いたが故にやろうと思ったらページをまたげなくて断念したすごろくだって、
積み木で作ったコースを踏破するために何度もチャレンジしたラジコンだって、
なんだって好きでやっていたし、ワクワクが止まらなかったのに。
 
「好き」なんて自分のさじ加減なのに、どうやら私は周りの目を気にしていたようで、
「もっと好きな人いるもんな、にわかだし」とか思って自分の好きを潰してしまっていた。
今までの私は、「あ、面白いかも!?」という感情を無意識のうちに「いや、お金もったいないな」とか「ほんとに必要?」とか「自分にはできないだろう」とかそういった何かしらの理由をつけて押し殺してしまっていたのだ。
 
そして私のリハビリが始まった。
今まで放置し錆びてしまった好きに対するアンテナをきれいに磨き上げ、再度機能させるためのリハビリだ。
リハビリの一環として、私は今自分に一つルールを課している。もったいない禁止令だ。
今までの私は「好き」という感情以上に、「お金」とか「時間」とか「周りの目」を気にしてしまっていた。だからこそ「もったいない」を禁止して、自分の感情に素直に動けるようにしようと思ったのだ。
 
これが驚くほどに楽しい!
意識的にやってみると、今までどれだけ自分が自分自身に制限をかけてしまっていたのかがよくわかる。
実は今こうして文章を書いているのも、リハビリの一環なのだ。好きでやっている。
ライターになろうなんて思ってもいないし、書くのが好きだったわけでもない。
そんな中でも初めた理由は、単純に面白そうだったから。特にそこに深い理由はなくて、感情に従って決めたのだ。
正直「あ、なんかお腹へったな~コンビニでも行くか」くらいの感覚で決めた。
それでも始めて見るとやはり面白く、自分の感覚は嘘ではなかったんだと自信になる。
 
こんな感じでとりあえず始めることやなんとなく始めることに対してのハードルが著しく低くなった。
そのおかげで、ちょっと興味のあった心理学の勉強を始めたり、着心地が良いけど手を出せなかった服を買ってみたり、インスタで見た美味しそうな料理屋さんにいってみたりと今では好きなことや楽しいことが格段に増えた。
あんなに「好き」を探していた自分が嘘のようだ。
 
あなたは「好き」という感情を大切にできているだろうか。
毎日ワクワクして過ごせているだろうか。
もしそうではないのであれば、是非ちょっとずつリハビリしてみてほしい。
必ずあなたのアンテナも少しずつ感度を取り戻していくはずだ。
 
小学生の頃の以上のワクワクを感じられるように。
私のリハビリはまだまだ続く。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2020-11-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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