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メディアグランプリ

オフィスカジュアルに悩んでいた新卒一年目の私へ贈りたい本


*この記事は、「リーディング・ライティング講座」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:三紙 夕記(リーディング・ライティング講座)
 
 
拝啓、オフィスカジュアルに悩んで服を買いまくっていた新卒一年目の私へ。
私はあなたに贈りたい本がある。一冊ではない、二冊ある。
そして、これはセットで読んでほしい。面倒だと思うかもしれないけれど、とにかく言うとおりにしてほしい。
これを読めば、あなたはオフィスカジュアルをばっちり決めながら、クローゼットも整えることができるだろうから。
 
私があなたに贈りたいのは、『服を着るならこんなふうに』と『もう、服は買わない』の二冊だ。
内容が矛盾しているだろうって?
まあ、書名だけを見たらそうだろう。けれどこれらはお互いを補完し合う本だから、何も問題はない。
 
まずは、『服を着るならこんなふうに』について説明しよう。
 
「おしゃれは理論だ。センスも大金も必要ない」
これは『服を着るならこんなふうに』(以下、『服を着るなら』と表記する)第一巻の帯で謳われているものだ。この本は、ファッション理論の基礎を漫画で説明してくれる、ファッションの教科書とも言うべき本なのだ。
 
きっと、あなたは眉根を寄せてこの手紙を読んでいることだろう。
それは本当なのかと。おしゃれにセンスが要らないなんて、そんな夢のようなことがあるのかと。
その気持ちはとてもよく分かる。何せ、私が初めて『服を着るなら』を見つけた時もそう思ったから。
 
だからこそ、疑っているあなたにこの本と私との出会いを伝えたい。
私が『服を着るなら』に出会った場所は、書店ではない。
アニメイトだ。
アニメイト。それは数々のアニメグッズや関連書籍を取り扱う、オタクにとってのショッピングモール。
恐らく世間一般よりは服装に重きを置かない人たちが訪れるであろうその店に、『服を着るなら』は平積みされていたのだ。
アニメイトに平積みされるファッション理論の漫画。書名こそ疑いたくなるものだったけれど、この光景は本屋に並べられるどのファッション誌よりも説得力を持っていたということを、オタクであるあなたなら分かってくれるだろう。
 
なるほどそれが良い本であることは分かった、しかしそれがオフィスカジュアルにどう活かせるのだ、と首をかしげているかもしれない。
大丈夫だ。『服を着るなら』はこれについてもばっちり答えてくれる。
 
『服を着るなら』によれば、コーディネートの基本は「ドレスとカジュアルのバランス」によって成り立っているらしい。詳しくは本書を読んでみれば分かるだろうけれど、つまりはそのバランスを操作することで、どんなシチュエーションにも適したコーディネートが可能なのだ。オフィスカジュアルについても、そのバランスをいじれば容易にクリアできるのである。
 
さて、『服を着るなら』を読んだあなたは、きっとおしゃれをしたくてたまらなくなっているだろう。新しい服を買って、いろいろな装いをしてみたいと思っていることだろう。
 
だから敢えて言おう。一旦、ステイだ。
 
あなたも身に覚えがあるだろう。オフィスカジュアルがよく分からず、入社前にそれらしい服をとりあえず買い込んだことを。そして、その内の半分はろくに着ていないことを。
それは大変よろしくない。買った服を着ないということは、限りあるクローゼットのスペースとお金を無駄にするということだ。加えて、多すぎる選択肢は人の決断力を鈍らせる。コーディネートに悩み、時間も浪費してしまう。
 
そのような無駄遣いを避けるためにも、次は『もう、服は買わない』を読んでほしい。
 
オフィスカジュアルに悩むあなたの不安は、「少ない服を着まわしていると、みっともないと思われてしまう」「勤務時に着るものだから、見栄えがよさそうなものを着ないと」などといった他人からの視線に関するものだと思う。
 
けれど『もう、服は買わない』は、そういった不安を吹き飛ばしてくれる。
「そもそも、私の服など、他人にとってはどうでもいいことだった」、と。
 
『もう、服は買わない』は、3か月間で使用するアイテムを33個に絞る“プロジェクト333”を提唱している本だ。この33個のアイテムには服のみならず小物類、アクセサリーや靴も含まれるから、33枠というのは想像以上に少ない。仕事着もこの枠に含むのだから、オフィスカジュアルに割ける枠も当然限られてくる。
 
この本の著者は、雑誌の広告営業の仕事をしながらそのプロジェクトを敢行した。
人の目に触れることが多い職業だ、筆者も他人からの視線を気にしたけれど、彼女が服を減らしたことには誰も気づかなかったらしい。
つまり『もう、服は買わない』は、他者からの評価を気にするだけ無駄だから好きなものを着よう、と声高に叫んでいるのだ。
 
とはいえ、好きなアイテムばかり身に着けるとなんだか野暮ったい、といったことも起こり得るかもしれない。
そんな時こそ、『服を着るなら』との合わせ技が効いてくる。
 
理論を学んだあなたは、スマートな着こなしを理解していることだろう。
その技術で33個のアイテムを選べばいい。好きなアイテムを活かし、オフィスカジュアルも運用できるような珠玉の33個を選出することができれば……完璧だ。無駄遣いをすることなく、仕事とプライベート両方でおしゃれを楽しめるようになるだろう。
 
手紙にしては長くなってしまったけれど、私はこの二冊をあなたに贈りたい。
オフィスカジュアルの悩みだけではなく、ファッション全般に効くであろう、この本たちを。
 
 
 
 
***
 
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2021-02-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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