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やりがいのない目標を習慣化しよう!〜小さな習慣を読んで〜(ネタバレあり)


*この記事は、「リーディング・ライティング講座」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:渡邊眞也(リーディング・ライティング講座)
 
 
大きな目標を立てるのが怖い。
 
今年こそは情報処理の資格を取るぞ!
時間の無駄をなくして、本を毎月10冊読んでやる!
15kg痩せてやる!
 
だいたい年初に立てた目標は3月頃に、
「これは無理だ。やっぱり俺ダメなんじゃん」
と思う。
 
元々低い自己肯定感がダダ下がる。
 
出来なかったのは立てた目標だけなのに、「何をやっても出来ない自分」と思ってしまう。
だから、目標は出来ることが分かっている目標しか立てたくない。
これもジレンマになる。
 
出来ない自分が出来るレベルの目標なんて意味ないじゃん!
 
そう思ってきた。
 
半年前、紹介された本があった。
それが「小さな習慣」だった。
子犬(だよね?)が本を読んでいる、可愛い表紙の本だ。
 
この本を読んだとき、目標設定について、180度見方が変わった。
パラダイムシフトだ。
 
ちょっとした意識だけ向ければ簡単にできてしまう程度の目標にして、毎日繰り返せばいい。
 
筆者が取り組んだのは、たった一回の腕立て伏せ、だった。
それが数ヶ月繰り返しているうちに、1日30分の筋トレにまで発展したという。
 
たった一回?
それじゃあ限界まで追い込んで筋肉を壊してからの超回復なんて見込めないじゃん!
と思ってしまう。
 
それが1日30分の筋トレまで、発展して結果、健康になったという。
じゃあ、最初から30分やったらいいのでは?
とトレーニングが当たり前になっている人なら思うだろう。
 
でも、ここに潜在意識のワナがある。
 
人は、変化を恐れる。
潜在意識は、今日まで生きてこられたのだから何も変化しないほうが安心じゃん、と教えてくれる。
教えてくれるだけじゃない。
変化しようと思った途端に、ありとあらゆる手でストップをかけようとする。
 
恒常性とか、ホメオスタシスとか、呼び方は何でもいい。
とにかく現状を変えたくないのが潜在意識なのだ。
 
今日ちょっとお腹痛くて。
雨降っているからジムに行きたくないなぁ。
急にやらなきゃいけないこと思い出しちゃったよ。
などなど、変化しないで済ませるもっともな理由を見つけまくる。
 
そこで今回の「小さな習慣」だ。
腕立て伏せ一回なら「変化」とも認識しない。
毎日やっているうちに、習慣となる。
習慣となってしまえば、それが「現状」なので、今度は潜在意識が続けることを後押ししてくれる。
筆者は、夜ベッドに入ってから腕立て伏せをしていないことを思い出して、ベッドでうつ伏せになり腕立て伏せをしたという。
歯磨きと同じレベルで「やらないと気持ち悪い」という状態になる。
 
一回でもやっているうちに、「やれている自分」を自覚する。
これが自己肯定感を上げるのに役に立つ。
目標を確実に実行できている自分、自分との約束を守れている自分の認識があるからだ。
自分との約束を守れること、それは自分を信じるということ。
まさしく自信がつく。
 
自身がつくと、
他のこともやれるんじゃね?
と調子に乗ってくる。
 
半年前に初めて読んだ時に、
「まずは、確実にやれることだけを目標にしてやろう」
と決めたのは、やはり腕立て伏せ。
 
筆者よりも運動経験がある自分は40回、ジムに行かない日にやろう、と決めた。
コロナでジムが時短営業になったため、行ける回数が減り、少しコロナ太りしたからだ。
 
40回以上やる日もあるけれど、40回しかやらない日がほとんどだった。
最初はただ回数をこなすだけだったけれど、少しずつ負荷をかけるために、ゆっくりやってみたり、片足を床から浮かせてみたり、するようになった。
 
今日はちょっと腹筋に意識を持っていこう。今日は脇を絞ってみて、とやってみた。
何よりやっぱりジムに行きたいよなぁ、と時間を工夫してジムに行く回数も増えた。
 
お酒を飲みすぎて、腕立て伏せをやる前に寝落ちしてしまった時も、夜中にトイレに起きた時に、40回やった。夜が明けるまでがギリギリセーフ、という、ゆるいマイルールにしてとにかく続けた。
 
今になって、ようやくじわりじわりと体重が落ち始めた。
 
毎月5kg落として、3ヶ月後に15kg減だ!
 
なんて目標設定にしてしまったら、自力なら潜在意識の激しい抵抗にあって、すぐに失敗しただろう。
人の力を借りて実現したとしても、4ヶ月目は?
トレーナーに叱咤激励されて続けているうちに自分の習慣に出来る人は少ないだろう。
「あ〜、やっと開放された! とりあえずビールと唐揚げ、締めのラーメンは欠かせない!」
と自分なら、即リバウンドだ。
 
続けられているなぁ、と思い始めた頃、次に設定した、「小さな習慣」は読書だった。
元々本は人一倍読んでいた。
しかし、それ以上に本を買ってしまっていた。
部屋に放置された積ん読本は、おそらく50冊を超えるだろう。
精神衛生上、数えなくなるほどだった。
 
読み出すと一気なんだけどなぁ、とモチベーションだよりの読書だった。
自己肯定感が低いのに、「やればできる子」だと自分を甘やかしていた。
 
だから、毎日12分だけ読書しよう!
と決めた。
 
ビジネス書とか、自己啓発系の、意識が高くないと読まない本が対象だ。
それらが積まれているのを見ると、いつも「出来ない自分」を突きつけられる。
 
12分だけ向き合う、これならストップウォッチで計って、あっという間に過ぎ去る時間だ。
何週間続けられたら、同じジャンルの本を読むときは13分と1分間ずつ増やすようにした。
 
ここで驚きの事実。
今までの自己啓発系の本には、習慣にするために必要な期間は21日、と書いてあることが多かった。
でも、「小さな習慣」では、平均で66日、とある。
21日やったから、更に高い目標を!と欲張ってしまうと、潜在意識が邪魔をしだす。
 
だから、読書時間は、一回あたり12分に決めた。
12分読んだら、別の本を12分読んでみよう。
その後で最初の本がもうちょっと読みたかったら、もう12分だけ読むことにした。
同じジャンルの本を数週間12分読んだら、次は13分、また次は14分、と1分ずつ増やしていった。
 
読み慣れたジャンルの本は20分。
小説など読むのを止められないものは気にしない。
 
そう、小さな習慣は1つの小さな成功に留まらない。
小さな目標を達成出来る自分を認識すると、自己肯定感が高まる。
「出来る自分」に出会える。
 
そうなれば少しずつ小さな習慣を次々と増やしていきたくてたまらなくなる。
小さな変化を継続することが習慣になるのだ。
その時に、潜在意識は強力にバックアップしてくれる。
 
 
 
 
***
 
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2021-03-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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