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2ヶ月でひと回りサイズダウンしたら、体型以上にいろんな変化が起きた話


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:鴨川 泰(ひろ)江(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
もともと運動ぎらいで身体を動かす習慣がなく、面倒なことは続かない、パンや麺類などの炭水化物が大好き! だったわたし。40代に入ったころからじわじわと身体が横に広がりはじめ、ついに48歳を目前に控えたある夜、それまで見たことのなかった
 
「体脂肪率33.8%」
 
という数字を、久しぶりに乗った体重計で目の当たりにしたのでした。女性の場合、一般に健康的とされているのは20〜29%。その上限を軽く超えているだけでなく、体重も、ベストだった30代の頃より6kg近く上回っていました。
 
調べてみると体脂肪1kgあたりの体積は、500mlペットボトル約2本強。仮に増えた6kgが全部脂肪だとしたら……
 
ちょっと待って?
 
知らん間に「1ダース以上」のペットボトルを、身体に巻きつけてきたのと一緒ってこと!?
 
どうりで年々、入らへんパンツやスカートが増えるはずや。168cmという高身長でもごまかし切れないほど「身体が大きくなっていた」理由は、ここにありました。
 
予想以上に増えていた体重にも少なからずショックを受けましたが、それよりも、手持ちの服がどんどん着られなくなっていく情けなさのほうが強かったし、このままではいずれ健康も損なってしまうのでは……という恐れもありました。
 
よし、痩せよう! 体重以上に、体脂肪率を減らそう! そしてあのお気に入りの黒いタイトスカートを、もう一度サラリと着こなしてやろうじゃないか!
 
日々の食事が明らかに「糖質過多」である自覚はあったので、キョーフの体重計事件から試しに3日間ほど、白米と小麦粉製品を極力摂らないようにしてみました。すると、ストンといきなり2kgも落ちたのです。
 
後で調べてみると、これは単にむくみが取れただけ、つまり水分が抜けただけだったのですが、ともあれ気を良くしたわたしは、ひとまずこの生活を続けてみることにしました。
 
不思議なことに、毎日欠かせなかったパンや麺類、クッキーやケーキなどの甘いものも、一週間ほど経つとそれほど欲しくなくなってきました。かと言って、ただひたすら「食べたいものを我慢する」ようなストイックな生活を送っていたわけではありません。
 
実は今回、わたしは2つのモットーを掲げていました。そのひとつが
 
【自分を飢えさせない】
 
こと。主食を豆腐にオカラ、蒸し鶏やチーズ、卵などの「タンパク質」に置き換えて、毎食しっかりお腹を満たすようにしていたのです。食べる量自体は、むしろ以前より増えていました。
 
おかげで空腹によるストレスは感じませんでしたが、最初の2kgダウンから1ヶ月経っても体重に変化はなく、体脂肪率も標準値に戻ったものの、28%前後とまだ高めでした。
 
そこで、元プロダンサーで体型管理にも詳しい友人Mちゃんに相談してみると、やはり身体を動かしたほうが良いとのこと。彼女が勧めてくれたのは「スクワット」。ずっと体育が苦手科目で部活も文化系ばかり、大人になっても家から見える距離のスーパーにさえ車で行くようなわたしが、スクワット!? ……って感じでしたよ、正直。
 
ところがMちゃんご推薦のYouTube動画を見てみたら、思っていたより簡単そう。ふむふむ、要するに「スクワット=しゃがむ」って意味なのか。
 
両足を肩幅くらいに開き、猫背にならないよう注意しながら、お尻をぐっと後ろに突き出す。両手を頭の後ろで組み、この反り腰の体勢のまま、太ももが水平になるくらいまでゆっくりとしゃがみ、またゆっくりと元に戻る。ここまでで、1回。やってみました。
 
……5回で限界が。
 
ただ、「すっごいハード!」でもないんですね。なので思い出した時に、ちょこちょこやってみたんです。洗濯機を回しながらとか、レンチン待ちの間に5~10回、それをせいぜい一日に2~3セット程度の「へなちょこスクワット」です。
 
そしたらわずか3日めで、朝、起きた時にヒザ下が細くなっているような気が。さらに3日後、姿見の前でおそるおそるスカートをまくり上げてみたら(笑)いつもヒザ上に乗っかっていた「何か」が小さくなってる! 太ももに隙間が出来てる! うっそー(うっひょー)!
 
早速Mちゃんに報告したら「普段運動しない人ほど、すぐに結果が出るよ」と。
 
単純なわたしはすっかり嬉しくなって、その後もへなちょこスクワットを続けました。もうひとつのモットーである
 
【自分を痛い目には遭わせない】
 
を忠実に守り(笑)少しでもイタイ、キツイと思ったらすぐ止める体たらく。それでもだんだん筋力がついてきて、続けて15回くらいは平気になっていったでしょうか。
 
そうこうしているうちに、気づいたらTVを見ながら、夜寝る前や朝起きてすぐ「何となく身体を動かしたくなってる自分」がいるではありませんか!
 
スクワットに加えてストレッチもするようになったし、もうちょっとココも引き締めたいなーというところが出てくると、効きそうな運動をネットで調べて試してみたり。こんな状況、2ヶ月前には想像すらしていなかったはず……。
 
そう、たった2ヶ月で、わたしの日常はずいぶん変わりました。
 
まず気になるサイズダウンは、主に下半身に絶大な効果がありました。ウエストが-5cm、太もも-3.5cm、ヒップはなんと-8.5cm! おかげでここ数年の間に履けなくなったボトムの数々が、ラクに入るようになりました。もちろんお気に入りの黒いタイトスカートも。
 
ちょっとした距離なら進んで歩くようになり、駅の階段を駆け上がっても、息が乱れません。夕方になっても脚がむくみにくくなったのも、嬉しい変化でした。そして何より
 
【無理しなくても、なりたい自分に近づけるんだ】
 
という発見が、わたしを長年のストレスから解放してくれました。食事も運動もストレッチも、と「いっぺんに・カンペキに」やろうとするから、やる前からうんざりしてたんですね。そんなの無理、出来ない、と。
 
わざわざ自分を、追い詰めなくていいんだ。
一つずつ「今出来ること」を、楽しめる範囲で増やしていけばいいんだよ。
 
そんな風に自分に言えるようになったのが、一番の変化かもしれません。さあ、次は何を試してみようかな。
 
 
 
 
***

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2021-05-30 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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