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なぜ悩みとはデッサンなのか


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:千葉とうしろう(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
「なんで私ってうまくいかないんだろう」
「モヤモヤしていて何が自分にとっていいのか分からない」
「ずっと同じことで悩んで随分時間がたってしまった」
 
悩んではいるものの、その悩みがなかなか解決しない。朝起きるとまた同じ悩みで頭がいっぱい。そんな悩みひとつ解決できない自分が嫌になる。そんな経験、あなたにもあると思います。
 
悩みは誰でも持っているものですが、悩みを次々に解決してステージをクリアするように生きる人もいれば、おんなじ悩みをずっと抱えてなかなか次のステージに進めない人もいます。
 
悩みを解決する初めの一歩は、悩みを浮かび上がらせることです。何で悩んでいるのか。自分はどうしたいのか。解決のためには何が必要なのか。悩みの輪郭をあぶり出すことができれば、悩み解決への最難関クリアです。一番難しいのは、自分の悩みをはっきりさせることなのです。
 
自分の悩みをはっきりさせる事ができる人と、できない人との違いはなでしょうか? どうして自分の悩みを自覚できる人と、できない人がいるのでしょうか。
 
それはアウトプットしているかどうかによる違いです。アウトプットというのは、元々はコンピューター用語です。データを画面に表示したり、プリントなどで取り出したりすることです。
 
ですが最近、アウトプットという言葉は、もっと広い意味で使われています。人間の表現活動全般に、アウトプットという言葉が使われます。雑談のように人に話したり、もっと深く相談したり、あるいはプレゼンしたり。備忘録やメモ程度にササっと書いたり、日記のようにノートにびっしりと書いたり、あるいはブログで書いたりSNSで投稿したり。目に見えない自分の胸の内を、外部に何らかの形で吐き出す事がアウトプットと言われています。
 
悩みとはデッサンのようなものなんです。デッサンというのは美術の授業で習った、素描や下絵と呼ばれるものです。鉛筆や木炭を使って、テーブル上の果物や物、椅子に座っている人、彫刻などを紙の上に書いていくアレです。白色の紙の上に黒色の鉛筆や木炭を使って、いかに立体や明暗を表現するかがポイントになります。
 
デッサンを始めようとすると、はじめは何も描かれていない真っ白な紙を目の前にすることから始まります。そこには何も書かれていません。これから絵を描こうとしている自分も、頭の中はモヤモヤしっぱなしです。
 
どんな風に描こうか。どこから描こうか。どのくらいの仕上がりを目指そうか。どの角度で描こうか。難しいところから始めようか、簡単なところから始めようか。自分の力量を優先するか、仕上げたい目標を優先するか。
 
そして描いていくにつれて、形が成されていくのです。輪郭が表れて、明暗が表れて。何もなくモヤモヤの塊だった場所に、はっきりとした描写対象が浮かび上がってくるのです。紙の上にアウトプットする事で、自分が描こうとするものがくっきりと見えてくるのです。
悩みもデッサンと同じです。アウトプットする事で悩みの形が浮き出てきます。いつまでも自分の中で止めている限りは、なかなか形を成していきません。何で悩んでいるのか、本当に悩んでいるのか、自分はどうしたいのか、それすらも分からず一向に前に進まないのです。
 
もしあなたが悩みを解決したいのであれば、アウトプットする事です。人に伝えよう、文字に起こそうとする事が大事です。悩みを外に出すには、構成なり文章なり順番なりの形が必要になるので、その形作る過程が重要なのです。
 
まずは誰かに話しましょう。気軽な雑談でもいいし、もう少し踏み込んで、腰を据えた相談でもいいし。もしくはセミナー形式の勉強会でもいいでしょう。同じような悩みを持っている人はたくさんいます。
 
話すのが苦手なのであれば、書くという手もあります。備忘録やメモ程度から始めてもいいでしょう。気軽に始められるものからスタートするのが一番です。スタートはお手軽でも、効果は絶大です。
 
それからもっと足を突っ込んで、日記というのもあります。定期的に書く事を続けていけば、デッサンの明暗がより深くなるなるように、あなたの悩みも明暗がはっきりするでしょう。
 
日記でも、インターネットで公開すればブログになります。もしかしたら、あなたが書いたブログにコメントをしてくれる人がいるかもしれません。あなたが書いたデッサンは、それはそれで素晴らしいものだと思いますが、人からの評価が加わればより良い方向に向かいます。自分では気づかない事が、他人には見えているものです。
 
ブログでは、あなたは他人のコメントから何がしかの気づきや学びを得られるでしょう。他人からの視点は、あなた一人でモヤモヤしていただけでは決して気づかない視点であることが多いです。
 
 
このように、悩みはアウトプットする事ではっきりしていきます。自分一人で抱え込まず、外に向かって表現してみましょう。話すことでも書くことでも、どちらでもオッケーです。描く事で明暗や形がはっきりしてくるデッサンのようなものだと考えてください。

 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-09-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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