メディアグランプリ

大阪とアジアは名前がちがうだけ。


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記事:加藤将司(ライティング・ゼミ平日コース)

私は2018年5月.6年ぶりにベトナムから日本に帰任した。
人生史上、2回目の帰任だった。新興国と、先進国の日本では、ソフトは兎も角
ハードに関してはまだ圧倒的に差がある。衛生面、公共性など精神面でもベトナムが
学ぶ点はまだ多々ある。ただ僕にはそんなことはどうでもよかった。

現地の「明日は絶対今日よりいい日!」という希望エネルギー、「お金持ちになって、家族と美味しいもの食べて海外行きたい!」などの純粋無垢なピュアエネルギー、平日からおそとの路肩で家族でご飯を食べて、お父さんは氷ビールでぬるい風に打たれながら、微笑んでる風景、スコールが降るとみんなで肩を寄せ合って小さい屋根の下でコーヒーを飲む雨期恒例のイベントなど。。

仕事も全力集中と全力拡散が交互に来て、ランチは長く、おやつタイムも一日二回あるし、毎朝、僕が「おはよ、今日もかわいいねー、あ、ごめん、きっと明日はもっとかわいいね!」と今の日本で喉を鳴らした瞬間懲戒になる挨拶テンプレートを言うと、「なんか昨日のシャツダサい、今日はブサイクだから嫌い」or 「今日の加藤さんの服装いい、私好き!」とドストレートど真ん中の返答が来る心地よさ。子供や両親の誕生日はどんなものより最優先で、それをみんなが誰よりも当たり前に思ってて、気持ちよく送り出す(周囲のフォローはなしだが)

そして赤ちゃんや子供は国の宝! 的な関わりで、赤ちゃんと生活することも何も障害がなく、レストランに行っても、おしめの交換はもちろん、あまりにも可愛がられすぎて、厨房に抱っこされてしばらく戻ってこない笑。日本のベビーカーお断りとか、電車でベビーカーを乗りにくい環境をみたら、人として頭おかしい! と思われる位だろう。

両親は誰より子供を大切に思い、わかりやすく行動して、愛する。
自分たちが自分たちのままでいることが一番子供への教育、だから周りとの比較はしないし、視線も気にしない。そのすがすがしいまで一点を頑張らずに自然にできてるベトナム人のスタンスが、子どももまだ小さい自分にとっては、どんなパレードよりもまぶしく輝く、私にとってのディズニーランドだった。

そんな中、二回目の帰任が決まった。

全力で辞めて、現地に残り起業するつもり満々だったが、嫁の体調不良が要因での帰国なので、そんなことは今はしてる場合じゃないと、すぐ作戦変更。大事なのは、ちょっと寂しい帰任じゃなく、次へのステップになる栄光の帰任にすること。イメージは勝手に香港返還。
ビジネスを立ち上げ、雇用を生み出して新しいチャレンジへ向かうんだから、前向いて、旗上げて、胸張っていこう! と決める。

ただ決めた瞬間から、どよーんとした空気が隙間から同時に入り込む。そこは、やはり日本の満員電車、コミュニケーションがない社会、同町圧力のシャワー。。ベトナム人で日本で働きたい人たちに大声で叫びたい! 「日本人なのに現地ローカライズを本気で考えなきゃいけない社会で仕事って楽しいとおもうかーい?」と。
ただ時を止めることができず、あっと間に帰国。

嫁の実家の近くの難波について目を疑う。。。。

街を人間は半分はスーツケース引いてるアジア系、中華系、タイ系、ベトナム系の観光客。みんな現地以上の笑顔で、街を大声で歩いてて、楽しそう。なんかハイタッチしたくなる。

そして生活してからもアジアを感じる場面が連発。
スーパーで、試食コーナーの前で、おばちゃんにいきなり後ろから「兄ちゃん、これ美味しいで!」といきなり渡されて、「私はワサビ醤油より、しょうが醤油のほうが好きなんやけどな」とか「お兄さん、日本人?」とか止まらない笑。通常であれば、一刻も離れたい
営業かけられる場が、一気にコミュニケーションの場に。最後に「ここそろそろ揚げたて来るかて、終わったらよってや!」と言われて終了。ほかの地方だったら絶対に生まれない会話がここではどんどん誕生。

ビジネスでもとても雑談が多くて、人間力がためされる場面が多い。形より実利、どんなマイナスなことがおくっても、楽しく笑って切り返すのが粋、なので家族との距離も近い。
私が知ってるステレオタイプの日本人とはかけ離れてるスタンスに感動。アジアで勝てるグローバル人材は大阪にいっぱいいますよー! と人事部に叫びたい。

東京が、多くの民族や風習の違う人が暮らす街として、いかにコミュニケーションをしなくて一日過ごせるか? というところで超進化してきたのであれば、大阪は大都市で、いろんな
国の人間がいるにもかかわらず、地方の田舎と同じくらいのコミュニケーション量を維持するという全く別の進化をしていきてる。アジアの観光客がショッピングだけじゃなく
言葉がわからなくても、大阪に惹かれる理由がわかる。

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2018-10-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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