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メディアグランプリ

人生で大切なことは全て高校野球が教えてくれた


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:にへい(ライティング・ゼミ 平日コース)

「カキーン!」

「外野にボールが飛んだ! センターが落下点に入り、捕球体制に入っている!
センターの萩谷選手がそのままボールを掴み試合終了ー!」

「〇〇高校! 初の甲子園出場が、たった今、決まりましたー!」

「もう、あれから8年も経つんだな……。人生って早いね笑」

12月ももう終わろうとしている。世はまさに忘年会シーズン。会社の忘年会や友達との忘年会が居酒屋で開かれている。僕も先日、都内の居酒屋で高校の時の野球部の友達と集まって飲んだ。数年に一回、集まるかどうか。久しぶりに集まった。そして昔話に花が咲く。

「最初は一回戦負けの本当に弱いチームだったよな」とキャッチャーをやっていた友達がつぶやいた。懐かしい思い出が蘇る。確かに最初は弱いチームだった。ちょうど僕たちが1年生の時に新しい監督が赴任してきた。その監督は県内でも有名な名将として知れ渡っていた。

「最初は監督が言っていること凄い難しかったよね笑」
僕らの代の野球部は口をそろえて言う。監督の野球が高度すぎでついていけなかったのだ。だからこそ、赴任してきた1年目では結果を残すことができず、県大会予選の一回戦で負けてしまった。

そこから何とか、ぼくらの代は、監督の野球に付いて行こうとして必死に食らいついていた。「あの緊張感の中で毎日必死に野球に食らいついた経験は今でも生きているよね」僕らの代のキャプテンが今でもよく言う言葉だ。確かに必死だった。なんせ、少しエラーするだけで半年くらい、試合で使ってもらえなくなるのだ。練習中に集中していないのがバレると外に出されてしまうのだ。極限の緊張感、高い基準の中でプレーをすることの大切さを身にしみて学んだ3年間だった。

僕らの代のキャプテンは、ある会社で社長をやっている。その会社のTOPとして高い基準を維持し続けていないと、会社を成長させることはできないのだろう。彼が一番、高い基準の中で頑張り続けることの大切さを社会人になって身にしみて理解しているのかもしれない。

「俺らの代は人が少なかったよね」ピッチャーをやっていた友達がつぶやいた。確かに人は少なかった。他の学年は20人以上いるのに、僕らの代は10人程度だった。だからこそ、各々が協力して、自分の強みを活かしたのかもしれない。ちょうど僕たちの代は、個々の強みを生かしていた。僕であれば、足が早かったのを活かしてレギュラーになったし、ショートのやつは守備とバントが非常にうまかった。ピッチャーはサウスポーでコントロールが良く、変化球が豊富だった。強みを活かしながらチームプレーを行っていた。

それは社会人になっても一緒だ。会社は一人では成り立たない。経理ができる人、営業ができる人、カスタマーサポートができる人。様々なポジションがあり、各々が自分の得意技を発揮している。「自分の強みにフォーカスするって社会人になってからも大切だよね」そんな話題で飲み会は盛り上がっていた。

「まさか甲子園に出れるとは思わなかったよね!」飲み会で集まると僕らの代のメンバーが口をそろえて言う。ただただ、毎日、監督が求めるレベルの野球を実現するために各々が必死に頑張っていた。そして努力もした。そして監督がよく話していたのは「努力は裏切る」という言葉だった。

僕たちの監督は、昔のスポ根のような100本ノックやスパルタな練習はやらない人だった。「努力は裏切る」常にその言葉を選手たちに投げかけていた。「努力は裏切る」とはつまり、何も考えずに練習だけを行っていても意味がないということだ。わかりやすく、大げさな表現をすると、野球選手になりたいのに、サッカーの練習をしていても意味がないということだ。自分の課題を把握し、その課題を埋めるために考えて練習をしないと「努力は裏切る」ということだった。

考えながら努力をすること。監督が求める高い基準で野球をすること。これらを積み重ねていくうちに僕たちの代は、一回戦負けから、自分たちが3年生になることには甲子園に出場できるチームにまでなっていた。まわりも驚いていたかもしれないけど、一番驚いていたのは僕たちだった。あんな弱小チームだった僕たちがまさか、甲子園に出れるなんて……。

久々に集まってみんなで飲むと、いつも、この話題になる。僕らの代のメンバーは今、各々の業界で活躍している。和菓子職人になっている人もいるし、高校の先生になって、甲子園出場を目指している人もいる。会社の経営者になっている人もいる。

ただ、みんな口をそろえて言うのが「高校野球の3年間が人生の色んな所で活きている」ということだ。まさに僕たちは人生で大切なことは全て高校野球から学んだかもしれない。

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2018-12-27 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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