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メディアグランプリ

「素材」に一手間加えて、初めて「作品」になる。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【2月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:高宮 翼(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
最近、文章を書いていてもなんか、乗ってこない。
写真も、イマイチ、「撮れた!」というほどのものが
撮れない。
 
文章は1ヶ月ほど、写真は2週間位、
満足行く出来のもの、もしくは講評などが
あまりよろしくない日々が続いている。
 
写真は、写真のゼミを取って、
周りの皆さんの影響を受けてか、
10年落ちの中古一眼レフを買った。
 
 
ただし、文章も写真も、
「機材」が良いからと言って、
「良いもの」ができる保障はない。
 
 
 
「天ぷら」という食べ物がある。
こちらは、通なヒトに言わせれば、
「揚げ上がった瞬間」から劣化が始まるそうだ。
 
テレビで観た、ある有名店の主人は、
天ぷらが揚がって、箸を持って、今か今か、と、
揚がりたてを待っているお客から、
出来上がりを出すのだそうだ。
 
 
これは、文章、写真と大きく違い、
出来上がった瞬間から「劣化が始まる」ものである。
 
一方、共通点を発見した。
「瞬間」を切り取ること、これには変わりはない。
ということである。
それと、双方ともに、「入念な準備」無くしては、
「良いもの」ができない、という点でも共通している。
 
 
 
さて、
写真について、悩んでいたときに、
講師の先生からフォローがついた。
 
「自信を持って芯を大切にしてください」
 
正直、痛いところを突かれた感は否めなかった。
 
 
そして、文章も
「もう一捻りほしかったですね」
 
これも、なんとなく、「やったー! 良いものができた」と
いって、提出したものではなかった。
 
この講評も、なんというか、
「その通りだよなぁ……」と、納得してしまう自分がいた。
 
 
うーむ、自分の納得いくものってなんだろう……
本当に苦しんだ。
 
 
ヒントは、「天ぷら」にあるような気がしてきた。
 
どこかのチェーン店でも良いし、
食通が通うようなところでもいい。
 
どちらでも、「油の管理」を怠ると、
美味しくないものが出来上がる。
 
 
 
そう、今の私は、天ぷらで言うところの、
油を交換していない、エキス出尽くし油の状態
なのではないか……と。
 
 
そう思うと、まずは「油を交換してみるの」が
一番いいのではないかと、考えた。
 
 
はて、文章と写真において油の交換とはなんだろう?
 
 
それは、おそらく、表現したい「熱」的なものではないか。
と、思った。
 
 
「この文章なり写真なりを、どうしても皆さんに見て頂きたい!」
 
 
その意欲というか情熱というか、が、
以前に比べて、明らかに落ちているのは否めない事実としてあった。
 
 
写真の先生は、フォローの際、繰り返し何度もこう仰っていた。
 
「この写真は、高宮さんが本当に伝えたいものですか?」
と。
 
 
写真については、自分が伝えやすいもの、
花材、華道作品を活けて、撮影してみることにした。
 
朝5時くらいから、なにも食べずに、
活けては、撮り、また、活けては、撮りを
気づいたら4時間近くやっていた。
 
それでやっと、
「伝えたい」
「私の表現したいものはこれだ」
というものが出来上がった。
 
同期のゼミ生からの教室前の事前講評も、
そんなに悪いものはなかった。
 
そして当日になって、先生からも
「結構悩まれていましたが、高宮さんらしい一枚だと思います」
というありがたいコメントを頂いた。
 
 
ただし、事後講評でこういうご提案も頂いた。
 
「写真のソフトを「画像処理」ではなく、
『表現』として使ってみてください」
 
これも痛いところをつかれた気がした。
 
その時は、写真を「データ」として
「画像処理ソフト」に展開することに
ひどく「違和感」を覚えていたからである。
そのため、「この写真は一切、ソフトを使わず出しました」と、
ゼミの際に意図せず言ってしまった。
 
 
 
でも、よく考えてみれば、天ぷらも
素材をそのまま揚げて、そのまま出していることなんて、
まずないのである。
 
揚げる前に包丁を入れ、揚げて、また包丁を入れて、
お客に出すことのほうが、そのまま揚げてそのまま出すことよりも
圧倒的に多いのである。
 
 
 
そう、素材は、あくまで「素材」であり、
「作品・表現」とは大きな断絶があるのである。
 
そして、写真については、
撮った「素材」が良いのはもちろんのこと、
よい「表現」のためには、
多少なりとも、さらに手を加える必要が
あることも間々ある。
 
 
当然のことながら、文章・写真において共通して、
「素材」がイマイチであれば、
どんな加工をしても、
良いもの、作品は出来上がらない。
 
 
 
天ぷらにおいても、
「素材」が良いものであることはもちろん、
「ひと手間、手を加える」ことで、
作品になる。
 
 
 
そう、「素材の良し悪し」は当然のことながら、あって、
それを「自分の意志でどう表現するか」が、
言いかえれば「芯」が、しっかりしていなければ、
良いもの・作品はできるはずがない、
 
そう気がついた。
 
 
そう気がつくと、
どの対象物においても、
良い、
「素材」「加工」という
経路を経て、
よい作品につながっているのだな、
とさえ思えるようになった。
 
 
 
少し肩の荷がおりたような気がするとともに、
「ああ、大変なところに来てしまった」感は、
否めないのであった。
 
 

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2019-01-18 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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