メディアグランプリ

天狼院フォト部に入部した僕は、青春感じてます。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:吉田健介(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
ある日のこと。
僕は『物撮り』講座に参加した。天狼院書店で開催された写真の授業だ。
 
「どうしようかな……」
 
カメラについては、持っている程度。たまに遠くに出かけたら撮る、くらいのものだった。ただ、興味がないわけではなく、そのうち得意な人にでも教わろう、という、よく分からない感じだった。そして、迷っているなら行ってみよう、ということで参加した。
 
それが12月末のこと。その日から、僕は天狼院フォト部に入部することになった。
高校以来の部活。なんだかワクワクした。
facebookで、フォト部の招待が来た。わくわくした。
 
フォト部のページには部員達の「自主練」と題した写真がアップされている。
 
「先輩すげー」
 
みんな先輩だ。入部したての僕には、何がすごいとか、どれがどうとか、そういったことは分からない。ただ、先輩のものは何だか眩しくうつる。先輩っていうのはすごいのだ。
少年に戻った気分。なんだか久しぶりの感覚だった。
「青春なのかな……」
なんてことを考えたりもする。
 
勝手なイメージで、青春といえばカルピス、な気がする。
カルピスのように甘酸っぱいわけではないが、この青春具合は、なんだかカルピスっぽい。
 
天狼院書店の店員さんはみんなやさしい。僕が行く京都店は、店長さんがカメラ担当をしてるので、いつでもカメラに関する相談に乗ってくれる。ちなみに、先日の講義では、持っているレンズを交換までして撮影させてくれた。やさしい。
 
フォト部に入部して約2ヶ月経つ。それなりに分からないことも増えてきた。だから、カメラの相談に乗ってくれることは何よりありがたい。天狼院書店の店員さんは、いつでもやさしく、いつでも笑顔で接してくれる。
 
「レンズ沼」という言葉を知った。この言葉は、カメラについて学んで行くと、ひたすらに共感するフレーズ。色々と撮ったり、調べたりして行くと分かってくる壁、というか沼。
レンズは、様々な種類があり、自分が何を撮りたいかでも変わってくる。お値段もなかなかのものだ。色々と沼にはまるように厄介なのだ。でもそれが楽しい。沼心地は悪くない。そして、レンズについても店員さんは相談に乗ってくる。何だか楽しい。
 
どこかカルピスっぽい青春気分。一人で勝手にそう感じている。
 
6月に産まれてくる赤ん坊を撮る、という名目の元、新しいカメラの購入許可をもらった。奥さんとはお互いに財布は別々。だが、勝手にやりくりすのは良くない。その辺は順序を守らねばならない。楽しく部活をやって行くためにも大切なことだ。
 
一緒に電気屋にも行く。
「これを買おうと思ってるんだよね。」
「中尾先生にも相談したらこれで充分って言ってたんだよね」
 
12月に開催された『物撮り』講座で、講師の中尾歓都己先生にカメラの相談をした。そのことも報告する。情報の風通しを怠ってはいけない。
 
決して安い買い物ではない。カメラにせよ、レンズによ。他にも、三脚や、ストロボなど、あれが欲しい、これが必要、というものがドンドン出てきている。
慌ててはいけない。ゆっくりと、勉強しながら少しづつ、たまにコッソリ買い揃えて行こうではないか。
 
そんなこんなで、僕は部活感を味わっている。まさに10代以来。
そういえば、あの頃はミスチルをよく聞いていた。当時のことを思い出すとミスチルの音楽が流れてくる。今の子らは、大人になったらback numberになってくるのかな。
美人なマネージャーがいた。1つ上の先輩で、恥ずかしくて、目を合わせることも、話かけることもできなかった。今は天狼院書店のやさしい店員さんがいる。はっきり言って、照れてる場合ではない。ガンガン目を合わせて行く。少しでも上達しようとこちらは必死だ。37歳ともなると変わってくる。
たくさんの素敵な写真をアップする先輩方。東京の方では、フォト部で集まって撮影会をしているみたいだ。少し羨ましい。京都に住む僕は、目下勉強中の新入部員。カバンにカメラを入れたままにし、気になったものは立ち止まってカメラにおさめるようにしている。
 
青春だよこれは。
37歳の、完全なるおっさんが、キラキラと青春を楽しんでいる。
 
そんな僕は現在、中学校で教師をしている。青春真っ只中のボーイズand ガールズ に囲まれて、日々を過ごしている。気さくなキャラのやつ。無口なやつ。いつもアンテナみたいな寝グセを付けているやつ。お茶かコーヒーをこぼして、ふにゃふにゃになった教科書で授業を受けているやつ。毎週のように前髪をカットしているやつ。好きな男子と同じ班になっているやつ。
彼らにとっては当たり前の日常。
僕から見たら彼らの日々はまさに青春。僕自身は甘酸っぱくないが、見ているだけで共感することはたくさんある。
そんな僕は年末からフォト部の新入部員をしている。僕は僕の青春を楽しむとしよう。
 
ちなみに青春といえばカルピス、という勝手なイメージだが、どちらかと言えば、カルピスよりもコーヒーのイメージが今は強い。しかもオリジナルブレンドのコーヒー。
 
天狼院書店では、毎回ワンオーダーをする。イタリアンローストもあるが、いつもオリジナルブレンドコーヒーを注文し、それを飲みながら講義を受けている。
 
だから、僕の青春は天狼院書店のオリジナルブレンドコーヒーの味だ。ブレンドされた苦味をうまく楽しみながら今日もカメラを手に取る。
 
 
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2019-02-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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