fbpx
メディアグランプリ

人生の辛さはゲームで癒され、人生がゲームになった


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【4月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:池田哲平 (ライティング・ゼミ平日コース)
 
「哲平さん、ゲームとかやらないんですか?」
ゲーム好きのエンジニアに聞かれた。
「昔は、好きだったのだけれどね」
「このゲーム、めちゃくちゃ面白いんですよ」
ゲームのことを熱く語る若手エンジニアの話を黙って聞いていた。
「ねっ、面白そうでしょ」
「確かに面白そうだよねえ」
適当に返事をして、自分がなぜゲームをしなくなったか考えてみた。
 
ゲームは大好きだった
寝食を忘れ没頭した。
一番最初にはまったのはゲームセンターでのブロック崩し。
スナックで使われた中古の機会を家に無料でひきとった。
そして、ファミコンのスーパーマリオ。
高校3年になると「ポートピア殺人事件」というロールプレイングゲームにはまった。
攻略本を買い。高いレベルに行くことが楽しかった。
部活の先輩よりも早くポートピア殺人事件を解決したときの快感は鮮明に覚えている。
先輩の借りていた合宿所で朝6時。2日にわたる徹夜で達成した。
そして、達成感に酔いしれていた。
ファミコンのゲームの解決策がみつけるのは楽しかった。
しかし、人生というゲームの攻略は上手くいかなかった。
 
高校二年の時、父親がリストラにあい、家に一日中いるようになった。
母親の酒量が増え、アル中になり、病院に通院もしくは入退院が始まった。
家事をやってくれていた祖母が心労から田舎に帰ると言いだし、高三の春に家族は普通ではなくなった。
高三の秋には家を出て年上の彼女の家に寝泊まりするようになった。
お金がないのでバイトを始めた。
 
もちろん受験は失敗。
浪人が決定した。
ゲームのように素直に勉強して国立大学に進学し、一流企業に就職するという人生の攻略に失敗した。
 
お金がなかった。
勉強するにもお金が必要だった。
それを工面するために、短時間で稼げるバイトを探した。
 
水商売のサパークラブでボーイ。
6時間で10800円。当時時給650円の3倍の時給1800円。
賄いがついたので食費もかからなかった。
 
そして、ラジオアイソトープ研究所の宿直助手。
現場にいてデータを記録して、ガイガーカウンターで自分の汚染をチェック。
朝起きてもう一回チェック。あとは夜寝るだけで1万円ももらえた。
 
そんな掛け持ちの生活と受験勉強をつづけた。
 
結局、受験に3回失敗し、大学に行くのをあきらめた。
 
人生というゲームの攻略に失敗しかけていた。
 
いつのまにか、TVゲームをする時間はなくなっていた。
 
しかし、受験をあきらめ勉強しなくなると、どっぷりゲームにはまってしまった。
 
ゲームは努力すれば努力するだけ、進んでいく。
一つのインプットに必ず正しい答えが返ってくる。
AをやったらBが必ず返ってきた。
 
人生の攻略に失敗し、何もかもうまくいかない一方で、アウトプットの回答がインプットのあとにすぐわかるゲームにはまった。
 
人生や生き方そう簡単に上手くいかなかった。
努力したところで、必ず自分の望んだ答えが返ってくるわけではなかった。
 
勉強しなくなった分、バイトをする夜いがいは、家にだらだらいるようになった。
またゲームにはまっていった。
ゲームは頑張れば結果がでる。
攻略本通りに攻略すると答えや結果がでるのだ。
そうなるとゲームは気持ちよさを与えてくれる。
 
実社会で上手くいっていないことをゲームだったら上手くできる。
ゲームで達成感を得ていることができて、気づいた。
 
「人生が上手くいっていないから、それをゲームで癒している」
 
何らかの成果をだすことが好きなのだと。
やっぱり何かしたいのが自分だと気づいた。
ゲームなんかしてちゃだめだ。
自分の人生で結果をだすために動きだした。
 
攻略本を読むように、外国語の攻略を頑張った。
イギリスの会社に入社し、徐々にスキルはついていった。
意見をいうときには、This is just my humble opinion. と自分をへりくだって発言をしたり、
つまらなくても、It sounds interesting.と相手の意見をやんわりと否定する方法などを使ったりするようになっていった。
 
イギリス人に可愛がられ、結局海外で働くメンバーに選ばれた。
ゲームはほとんどやらなくなった。
ロンドン行のチケットを得て、香港赴任、シンガポール赴任になった。
 
自分の人生がゲームになっていった。
 
外国人の付き合い方
交渉の仕方
外国人とのけんかの仕方
現地の日本人との付き合い方
人生攻略の方法をたくさん学ぶようになった。
学べば解決策が見つけられるようになった。
本を読むようになった。セミナーに行くようになった。
色々なことをトライするようになった。
 
ゲームのように人生はインプットの結果はすぐに反映されない。
しかし、ゲームのように一生懸命頑張れば、結果はタイムラグででることを発見した。
その結果は数年もしくは10年後に返ってくることも発見した。
 
努力してもすぐには報われないかもしれない。
でも、その頑張りが時間とともにかえってくるのだ。
 
今日も、人生というゲームの攻略のために、いろいろな方法を試している。
 
 
 
 
*** この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。 http://tenro-in.com/zemi/70172

天狼院書店「東京天狼院」 〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F 東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」 〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN 〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5

【天狼院書店へのお問い合わせ】

【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


2019-04-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事