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【日比谷おすすめ癒しスポット】260円で幸せ。バナナと猫と木漏れ日コース


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:こみね(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
「日比谷」と聞いて、その風景がピンと来る方は少ないだろう。
 
有楽町や銀座の隣に位置していており「日比谷ミッドタウン」があるオフィス街……。
恐らく「日比谷」に対する大概の人の知識はこの程度ではないだろうか。
私も日比谷で働く前は地名に慣れていても何があるかよくわかっていなかったし、おすすめスポット、ましてや癒しスポットなんぞ何も知らなかった。
 
だがしかし、日比谷で働くこと約2年、おすすめしたい脱力系3スポット(できればコースで巡っていただきたい)があるのでお伝えしよう。
 
3スポット巡っても260円、20分もあれば十分に楽しめるコースだ。
 
① 【食べる】おすすめ絶品260円バナナジュース
② 【触る】黒の強面天使・野良猫ちゃん出現スポット
③ 【歩く】木漏れ日あふれる日比谷公園
 
最初に正直に記しておくと、わざわざこのために休日電車に揺られて日比谷にくるほどではない。
(バナナジュースに関しては個人的には休日含め365日飲みたい。取り寄せたい。全国チェーン展開してどこでも飲めるようにしてくれと叫びたい……。そんなレベルで全力おすすめする。)
 
日比谷界隈で働いている方、何かの用事で日比谷界隈に来る用事がある方が「ついで」の気持ちで寄ってみるとちょっと幸せになれる。イライラや疲れが少し軽くなる。午後も頑張ろうかな……。そんな気持ちになれるコースだ。
 
※あなたが動物嫌いであれば②の「【触る】黒の強面天使・野良猫ちゃん出現スポット」はスキップしていただきたい。
 
まずは、①【食べる】おすすめ絶品260円バナナジュース
 
高級ブランドメーカ―制服で一時期ニュースを賑わせた泰明小学校のすぐ近くの路地を入ると「バナナジュース」の文字が書かれた黄色の旗が見える。
 
一見お店があるようには見えない地下に続く細い急な階段。その先から漂うバナナの甘い匂いを頼りに階段を下りていくと、昭和のおもちゃ屋さんのようなファンシーレトロなインテリアのお店が現れる。バナナジュース専門店の「バナナジュース コリド―ル」だ。
 
小さなカウンターと小さなテーブル&カウンターのみの小さなお店。こんなところにお店があったのか……。と驚きながらもメニューに目を向ける。
 
小松菜やレモン、あんこ等十数種のバナナジュース、牛乳やアーモンドミルク等ベースも選ぶことができ、温度までカスタマイズして注文できる。
 
ビギナーにおすすめしたいのはベーシックな「バナナジュース260円」である。注文を受けてから店員さんがミキサーで作ってくれるバナナジュースにはバナナが2本まるまる使用されているらしい。
 
「お待たせしました。ストローはご自分でさしてくださいね」
 
優しい笑顔の店員さんから蓋までいっぱい入った冷たいバナナジュースを受け取り、太めのストローをしゅっと刺す。
 
一口、口にした瞬間に砂糖不使用とは思えない程甘くてねっとり、濃~厚なバナナとミルクの味が口いっぱいに広がる。
 
おいしい。超おいしい。めちゃくちゃうまい。なんだこれ?!
 
そのおいしさに驚いて一気に飲み干してしまいたくなるけれど、そこはぐっと抑えてこの後の癒しのコースのために半分以上は残しておいていただきたい。
 
②【触る】黒の強面天使・野良猫ちゃん出現スポット
 
コリドールから歩いて2分程度、東宝日比谷ビルの裏手路地に自転車駐車場がある。
 
そこに何やらうごめく黒のふわふわ物体が2つ。誰かが落としたマフラー?
いやいや違う、野良猫だ。
 
真っ黒のでぶっちょオス猫(デブ黒)と白のブチが入った細身のメス猫。二人で寄り添ってカップルかしら? と思っていると目の前を通ったサラリーマンに近づくデブ黒。
 
ゴロゴロ鳴きながら足元にスリスリしちゃって……。強面のくせにずいぶん人に慣れているなぁなんて思っていると私のところにもスリスリ! 初めての人にも触らせてくれて、なんて人懐っこい子……。思わず目じりが下がってしまう。
 
サラリーマンに話を聞いてみると、このあたりの人が餌をくれて半分飼われているような野良猫はいつもここに鎮座しているらしい。
 
忙しなく人が行きかう中でそこだけ時がゆっくり流れるように猫が目を細め、それを見た人が集まってきて自然と会話が始まる……。
 
そういえば、東京の道中で初対面の人と話をするなんてこと、めったにない。ちょっと汚い(笑)猫の温もりと一期一会のおしゃべり。少し心がほっこりした後は残りのバナナジュースを飲むのに最適なスポットへ。
 
最後は③【歩く】木漏れ日あふれる日比谷公園
 
野良猫スポットから帝国ホテルの横を通り2分程度歩いて日比谷公園へ。時たま賑やかなイベントもやっているけれど、癒されたいときは少し奥まで散歩をして、ゆったりベンチで過ごしてほしい。
 
木漏れ日がきれいだな。
 
そんな単純なことに気づいてほっと一息。池を泳ぐカモを見ながらベンチでバナナジュースを飲みなおし、野良猫の温もりを思いだす。
 
木漏れ日の下で読書も良いかもしれない。時間が余っていたら日比谷公園には図書館もあるのだ。
 
いきなり体を動かしたくなったらサラリーマンが昼休みスーツで鉄棒運動をしているので参戦してしまうのもありかもしれない!? (笑)
 
いつもより深い呼吸が出来たなら、すっと立ち上がり日常に戻る。
 
20分程度でも癒されて、ちょっとだけ元気が出るそんな日比谷のおすすめのスポットと過ごし方……。
正直他の町でもポイントを押さえていれば効果は同じだと思う。
 
「おいしいものを食べて、動物や人の温もりを感じ、自然の中に身を置いてみる」
 
きっとこの3要素が集まれば人は癒されて、ちょっとだけ元気になれる……と私は思うのだが、あなたの癒しの要素は何だろうか?
 
 
 
 
*** この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。 http://tenro-in.com/zemi/70172

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2019-04-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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