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メディアグランプリ

自由=1番の勉強


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:十川蒼来(ライティング・ゼミGW特講)
 
 
「時間になるまで、自由にしててください」
入学式の待ち時間、先生のこの言葉に苦しめられた。
(いや、自由ってどうすればいいんだよ?!)
ツッコミを入れたくなった。周りには知らない人たちばかり。当たり前だろと、思う人がいるはずだ。正直なところ、私もそう思う方が正解だと思う。
それはそうだが、すごく緊張していたので、もうそれどころではなくなっていた。近くの人に話しかけて自己紹介をするなど、やることはあるにはある。だけど、その時のクラスの雰囲気がそういうものではなかった。みんな緊張しているせいか、おどろくほど静かだった。こんな状況で明るく話せる勇者なんているのだろうか? 小心者の私には、こんな場面で周りの人に気軽に声をかけてみるなんてハ-ドルが高い。高すぎる。
結局、ワイワイ話すことなく、クラスの中にいる同じ中学どうしの人であろう何人かが、ぽつぽつと話しただけだった。
 
『自由』
割とよく使う言葉だが、人によって許容範囲が違うから戸惑う。中学校の時、校則が少し厳しかったから、高校の自由さによけいに心配する。どこまでしてもいいんだろう?
『自由』とは? 説明しろ、って言われても今の私では説明できない。確実で明確な理由が言えない。
本当の、『自由』とは何だろう。
 
ゴールデンウィークが明けた初日に遠足がある。男女ともに優しくて、メンバーと一緒になれてほっとしていた。私の学校は結構、生徒主体で自由な学校だ。それだからかは分からないが、ここで1つ問題が起こった。
なんと、格好が私服なのだ。
皆さんには、
(ああ、それだけのことか)
と思うかもしれない。しかし、私にとって、また一部の女子高生にとっては大きな問題だ。女子は口々に、
「え、なんで私服?嫌なんだけど……」
と口にする。なぜなら、他のクラスメイトに見てもらっても恥ずかしくない服をもっていないからだ。しかも、先生が言うには、女子はスカート以外ならなんでもいいのだそう。すごく悩む。どうしよう。
家に帰って叫んだ。
「なんで私服なんだ!学校のジャージでいいじゃないか!!何のために学校のジャージがあるんだ!!!」
と。
その点男子は良いなぁと思った。Tシャツとズボンをはいておけばいいからだ(おしゃれ意識が高い人、ごめんなさい)。こういう時は男子になりたいと心の底から思う。
学校が、自由なところを売りにしていることは十二分に伝わってきた。しかし、こんなところに校風を入れなくてもいいのではないか。と、素直に思った。
 
「あなたにとっての自由ってなんですか?」
とたずねたら、たくさんの理由が出ると思う。会社からの解放、学校からの解放、上司・先輩からの解放や、お金を使うこと、時を過ごすこと、一人で生活をする、などなど。10人いたら10通りの答えが出てくるはずだ。人それぞれの価値観によって変わってくるから面白いと思った。
 
自由は一番の勉強だ。自分でいろいろ考えてすべて自分で決める。
やりたいこと、行きたい場所、どんなことをしても許される。だが、だからこそ難しい。自分がやった行動に対して責任を取らなければいけない。また、何も考えなければ、ただただ時間が過ぎていってしまう。そもそも、どう使うかがわかってないと、有効に使うことは難しいだろう。
こう思うと、無知なのは罪だ。どんな知識でもいい。知識量が多ければ多いほど自分に利益がある。知っているということは徳で、知らないということは損しているということだ。また、日々の経験も重要だと思う。
そして、考えることがとても必要だ。私は中学校の間、校則のおかげで、考えることが少なくなった。服も決まっているから考えなくていいし、髪型だってポニーテールか、ツインテールのどちらか、靴下は白色でくるぶしより下のものはいけない……。
校則が多くて、初めの時は嫌だったけど、それに乗っ取って機械的な生活を過ごせば、先生に怒られない。だんだん楽になっていた。いつも『よく考えろ』と先生は言うが、考えてみると矛盾している。
だから、『自由』は難しい。だがこれから、自分が腑に落ちる『自由』を見つけていきたい。
 
この遠足では、クラスメイトとの交流を深めたい。まだ、よく話せてない女子がいるし、男子に関してはあいさつ程度で終わっていた気がする。もしかしたら、これがきっかけで仲良くなれる人が増えるかもしれない。声をかけていきたいと思う。
 
ということで、誰に見られても恥ずかしくないような服を買いに行ってくる。
 
 
 
 
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2019-05-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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