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メディアグランプリ

辛さは成長のスターティングポイント。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事 池田哲平 (ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「笑って! 辛い顔しない、笑って」
格闘技ジムの猿田インストラクターが声を張り上げる。
 
息があがってしまい、腕もあがらなくなっていた。
30秒ひたすらサンドバックにパンチを打ち込む。
この短い時間でひたすら打ち込むことをラッシュという。
ラッシュだけならなんとかこなせるが、ここに来るまで色々段階を得ている。
ジャブのワンツー、ジャブのワンツースリーとキックのコンビネーション、そしてエルボーとひたすら技を足しながら1分間打ちまくる。これを5分程度やった後にスクワットと腹筋30秒、そして最後にこのラッシュだ。
猿田インストラクターの声が聞こえる
「早く、早く、打って」
当然、体力のない僕は後半になると全て動作が遅くなる。
腕も足もあがらなくなる。
当然、足も止まる。
そうするとすかさず猿田インストラクターは
「足を止めない」
「足止められた攻撃された終わりだよ」
追い込まれて、追い込まれて、顔が辛くなった時に言われるのだ。
力を絞ってニコっとした瞬間に猿田インストラクターの声が聞こえる。
「そう!」
 
基本僕は追い込まれることは好きではない。ただ、追い込まれてそれを越えた時の快感がなんともいえないのだ。パンチをするときに肩の高さまで腕をあげる。腕をあげることはPCを向き合って仕事をしている以上、そんなにない。しかもパンチを繰り出す。自分の腕なのに重くなって運動から40分もたつとだんだん上がらなくなってくるのだ。
自分の身体なのに言うことを聞かないのは精神的にも辛い。
 
最初のトレーニングではそんな感じだった。2回目、3回目と回数を重ねると息は切れるのだが一通りメニューをこなせるようになるのだ。あんなに辛かったのに、楽々とはいかないがクラスが終わったあとに他の参加者と話せるようになったのだ。僕は昔から辛いことは避けるタイプだ。特に運動系は嫌いである。喘息持ちなので呼吸器系が弱いので走る、歩く、階段、ボクシングなどは避けてきた。当然、走らない、歩かないのでスタミナがなくなってきたのだ。徐々にだが運動をするようになってスタミナがついた。階段を使ったり歩いたりできるようになる。体重が減り身軽になった気がする。そうなると続くもので、また新しい運動をするようになる。プラスのサイクルが稼働し始めるのだ。
 
僕は不器用なので何を始めるにも億劫になってしまい避けがちだ。なんでも一番最初が辛い。辛くても継続しているとだんだん辛さが軽減され成長が始まる。成長すると昔できなかったことが楽にできるようになる。そうなるとと今度は楽しくなる。自分が息切れもなくサンドバックをパンチできるようになると嬉しくもなる。そう辛いのは成長しはじめているのだ。
 
世の中の全ての取り組みが最初は上手くいかない。このライティング講座もそうだった。
鼻毛問題、ABCユニット、リーダビリティ全てが足りなかった。2000字書くのに数時間かかり、一番時間かかった時には8時間かかったこともあった。では8時間かけたら合格になるかと言えばそうでもなかったりするのだ。
 
最初はなんでも辛い。でもその辛さを克服するにはその辛さに自ら飛び込んでいく方が良いのだ。辛さを避けて書かない。書かないと上手くならない、指摘を受けない。指摘を受けないから上手くなるポイントもわからない。そう言った悪循環のサイクルに入ってしまうのだ。だから辛くても自らその辛さを味わうように書くようにした。
毎日時間を決めて基本に従い書くようにした。「辛い」と思う時間が短くなってきた。
8時間もかけずに書けるようになってきたのだ。必ず合格とはいかないが短時間に仕上がるようになった。時間が予測できるのは嬉しい。そして書き出しが辛いのに毎日時間を決めて練習していると辛くなくなってきた。自分の気持ちの変化にも驚きもしたが、それが学術的に本当かどうか気になったので調べてみた。するとカリフォルニア大学サンディエゴ校のバーバラ・オークリー教授の「学習は短い時間を決めて実行した方が良い」と論文を見つけた。短時間で実行することのお墨付きをもらった。だから、最近はスマートフォンのタイマーを40分に設定し、一気に書き上げるようにしている。ただし、集中が必要なので準備もきちんとしているのだ。何かにとりかかるとき深呼吸をする。しかも頭をすっきりさせるために吸う息を吐く息と同じくらいにし目を覚まさせるのだ。通常の深呼吸は吐く息を長くしてリラックスさせるのだが、書く場合は逆。戦闘モードの方が良いので交感神経を優位にするために意識的に吸う時間を多めに取る深呼吸を行うのだ。
 
深呼吸と時間を決めて集中的にやると意外な効果も生まれた。集中しているので処理能力があがるのだ。そして深呼吸もするので気分転換にもなる。
 
運動も書くこともリズムだとすると短時間で追い込むことは何かを覚醒させるようだ。
 
今日も、ジムに行ってサンドバックにパンチを打ち込んだあとには頭がすっきりしていた。
「よっし、書くぞ!」みたいなモードになっていた。
 
辛いことは慣れてしまえば楽しくなる。楽しくなってこなせるともっと自分を追い込める。
追い込むと、また自分の能力が覚醒するのだ。
明日からはタイマーを35分に設定して書いてみようかな。
それとも30分に設定してみようかな。
いずれにせよ、辛いは自分の成長のスターティングポイントなのだ。
 
 
 
 
***
 
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-05-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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