fbpx
メディアグランプリ

本当に求めているものは?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:吉田 倭子(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「係長なんだからもっと頑張れよ」
この言葉は今も胸に突き刺さっている。
もともと私はあまり要領のいい方ではない。それでも就職してから年数もたち、昇進して肩書がついた。与えられた肩書に自分は見合わないと思いつつも、自分なりに出来ることを必死に頑張っていた時に言われた言葉だった。
 
今思い返すと、この言葉でなんとか自分を変えなければという思いはより強まり、自分には何が足りないのか、どう在るべきかを常に意識するようになった。
 
私にも理想の姿はあった。
上司にも職場のみんなからも人柄も仕事ぶりも認められる出来る女になりたい。職場で評価されている先輩方のようになりたい。そう思っていた。
けれど、思い描く理想の姿を具体的に見てみると自分が出来ないと思っていることが出来るようになったというだけのものだったように思う。
周りに認められたい、理想の自分に近づきたいと思いながら、自分の足りないところばかりを見て追いかけていた。コインを裏返すように、とにかく自分を180度変えることばかり考えていたのだ。
そうして必死になって追う理想の自分の姿は、いつも空に浮かぶ月を見るように遠く離れて見えていた。
 
理想の自分を追い求める一方で、常に現状の自分を否定する自分。そんな自分の在り方に少しずつ疑問を持つようになっていた。
 
そんな日々の中、私に一つの出会いがあった。
「本当の自分を生きる」 という本の出版イベントだった。
著者の榎本さん自身がこの本の内容の一部の解説をし、その内容に基づいて参加者とともに意見交換するといったものだった。
紹介してくれた人からの強い勧めもあったけれど、その題名にも心惹かれて参加した。
 
本には、榎本さんの過去の出来事を中心に8つのエピソードにまとめられ、それぞれのエピソードの中で「本当の自分を生きる」 上で重要なことをキーメッセージとして提示されている。出版イベントは、この一部を紹介してくださるものだったが、この時の楽しさは忘れられない。
 
本に書かれた出来事について、その当時の光景がイメージされるように生き生きと語られ、そして、この中のエッセンスであるキーメッセージの解説をしながら、本当の自分を生きるための可能性や選択肢をどう見つけ、どう選び行動するのかをこんなやり方を試してみるのもいいですよ。と押し付けることなく示してくださった。
終始穏やかに語られる姿からは思いもよらない行動力と変化に富んだ人生の出来事のお話は印象的なものだった。
「夢ばかり見てないで現実をみなさい」 そう言われて育ったし自分もそうだと思ってきた。
けれど、夢を一つひとつ現実にして自分らしく生きてこられた榎本さんは浮世ばなれした風でもなく、真摯に自分自身の心と現実の両方に向き合って来られたように見えた。
 
本当の自分ってなんだろうか。
私らしく生きる人生ってどんなものなのか。
改めて考えさせられた。
仕事が上手くいくために自分を変えようとするのは少なくとも私らしさではない。
では、私は何が本当にしたいの?
 
これまでの私は霧が覆う道を走ってきたようなものだった。
顔を上げても先が見えない不安を抱え、足元だけを頼りに肩に力を入れながら少しずつ進んできた。
僅かな目の前しか見えない世界で、私の仕事は出来が悪いのではないか、他の人はもっとスマートに質の良い仕事をするのではないかとくよくよと思い悩み、自分ではなく他の人のようになりたいと思ってきた。そして、目の前の現実から推測される将来へも不安を持ってきた。
 
本と榎本さんとの出会いは、そんな私の見ている世界を大きく変えた。
目の前を覆っていた濃霧が急に薄れ、先が見通せるようになったようだった。
視野が広がった。
目の前に起こる出来事ばかりに目をむけ、その良し悪しにとらわれるばかりの毎日から、自分の人生全体に目を向けるようになった。
自分を変えなければと思いながら、本当はだれよりもありのままの自分を認めてもらいたいと思っていることに気づいた。
自分の思いを伝えたいという気持ちに気づき、ライティング・ゼミに辿り着いた。
そして、私は理想とする自分の姿も変わった。
現状の自分を否定した姿でなく、私がこれから人生一生を楽しく生き生きと過ごしている姿だ。
その理想の自分は月のように手の届かないものではなく、今の自分と同じ地面で繋がっているように感じられた。
 
以前のままなら、私はきっと、仕事の出来の良し悪しに思い悩みながら定年を迎えただろう。そして定年後は何もすることがなくなり、時間とお金を消費するだけの余生を過ごしていたに違いない。
 
けれど、今の私は、一生をかけて自分の人生を味わい尽くすために本当に自分が在りたい姿を追い求め始めた。
本当の自分、私らしい自分、人生の目的。
 
まだ、見つかってはいないけれど、考えるだけでワクワクする。
 
「本当の自分を生きる 人生の新しい可能性をひらく8つのキーメッセージ」
榎本英剛著
 
 
 
 

*** この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜《6/19までの早期特典あり!》


 

天狼院書店「東京天狼院」 〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F 東京天狼院への行き方詳細はこちら

天狼院書店「福岡天狼院」 〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階

天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN 〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5

【天狼院書店へのお問い合わせ】

【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


2019-06-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事