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ダイエットは貯金と一緒!?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事: 清水佳哉(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「しみP、やってみたらいいじゃん!」
 
ことの始まりは友人のひと言だった。
 
ちなみに、しみPとは私の愛称である。
「やってみたら良い」というのは、ダイエット。
 
「ダイエットチャレンジ」というキャンペーンがあるから、それに応募してやってみたら良いというおすすめであった。
 
確かに、身に覚えがある。
以前その友人に「さすがにそろそろ痩せないとね」と言ったことがある。
 
相手はそれを覚えていてくれたようだが、ダイエットチャレンジの成果発表は2月17日。そして、電話を受けたのは1月2日。
 
「ちょっと待って。いや、いや、時間ないじゃん!」
そう、もう残りわずか1ヶ月半しかない状況での話である。
 
「そうだよ。でもさ、どうせダイエットするんだったら、やってみたらいいじゃん!」
 
明るく爽やか! この友人の好きなところである。
 
「あのね、しみPがダイエットするとするじゃん。そしたらさ、特典があるの!」
 
話の概要はこうだった。
・ある企業が間もなくプロテインとサプリの発売を開始する。
・現在は正式発売前だが、発売と同時に、一気にプロモーションをかけたいので、その企業は体験事例が欲しい。
・なので、通常の食事をプロテインに替える代替ダイエットを、実際にやってくれる人が欲しい。
・大きく成果を出してくれた人は表彰し、商品が渡される予定。
・発売前なので、今回は特別に、プロテインが無償で支給される。(ただし、成果の発表が前提)
 
プロテインの無償支給に興味はあるけれど、いまだかつて私は、ダイエットのダの字もしたことがない。
なおかつ、実は先行で、すでにそのダイエットチャレンジを実践している友だちが他にもいて、その人はもう、8kgくらいの減量を進行中らしい。
 
「え!? あとからはじめて、そこに追いつくの!? 追いつけるの!?」
 
ますます、気持ちが遠のいてゆく……。
 
「自信ないよ」
 
「無理しなくてもいいよ! やってみたら? と思っただけだから。じゃぁね」
 
友だちとの電話を終えて、しばし考えた。
 
「いやいや、8kgって凄いな。」
「ずいぶん身体の大きい人で、いわゆるぽっちゃりタイプの人らしいけれど、それにしても……」
 
そのダイエットチャレンジキャンペーンには乗らなかったものの、その後、結局私はダイエットに挑戦することになる。
 
3月4日。
それが私のダイエット記念日。
 
まさかまさかである。
 
その時は面識すらなかった、ダイエットチャレンジ実践者、電話の友人のお友だちと実際に会い、その方の奨めを受けて、ダイエットを始めることにしたのだ。
 
曰く、「出来ますよ!」
 
「ほんまかいな!?」である。
 
やり方は、その先輩ダイエッターを真似て、いつもの食事をプロテインに替えるだけ。
運動もしたほうが良いが、そちらは犬の散歩だけと決めた。
 
しかし、はじめてみると意外だったが、みるみる数字が落ちていく。
そう、体重計の数字だ。
 
「え? こんなに簡単に落ちるものなの!?」
 
一番驚いたのは自分自身だった。
 
「使用前、使用後があると面白い」というので、使用前の証拠写真を残しておいたが、毎週鏡に写った自分自身と見くらべると、違いは歴然である!
 
1週間に1kg近いペースで体重が減っていった。
記録用にインストールしたダイエット支援アプリの体重推移グラフは、完全に右肩下がりを示し、ワクワクが止まらなくなった。
 
ダイエット開始前の体重は68kg。
キリが良いので、ダイエットの目標を「8kgの減量」と設定してみた。
 
開始から、そこにめがけてグラフの目盛りが一直線に向かっていくようだった。
 
「これはイケる!」
 
5月10日、59.9kg! 8.1kg減量に成功!
実際に目標を達成した。
 
かかった期間は、2ヶ月と少し。68日間であった。
 
目標達成後には、顔のむくみもなくなり、着る服もゆるくなってきて、さすがに周りもそれに気づき、聞かれるようになった。
 
「どうしたの?」と。
 
実践したダイエットのやり方を聞かれる。
 
その度に、「ダイエットは簡単です!」と答えた。
 
ダイエットという行為では、「消費カロリーと摂取カロリーとの差」に着目する。たくさん運動して痩せるか、食べる量を減らして痩せるか。あるいはその両者のバランスを崩して、とにかく「消費カロリーは増やし、摂取カロリーは抑える」のが肝なのである。
 
成人男性の標準的な摂取カロリーが、1日あたりおよそ2,000kcalとすると、3食前提で、その1食あたりは700kcal前後に抑える必要がある。
 
対してプロテインのカロリーは1食あたり120kcal程しかない。他に何かをつまんでも、倍ほどにしかならない。
 
通常の食事をプロテインに替えると、「半分以下の摂取カロリー」で済むのだ。
 
そうやって、1日3食のうちの2食を替える。
 
すると、
 
「2食でも1食分以下のカロリー + 普通の1食分」になるので、
 
それはイコール「1日2食分以下相当」、「毎日1食抜き以下の摂取カロリーにおさまる」ということになる。
 
これを毎日繰り返すことによって、運動なんてしなくても、体重は落ちていった。
 
要するに、ダイエットのやり方は至って簡単で、言い換えると、
 
「使う熱量>食べる熱量」にさえすれば良いのだ。
 
おや!?
これって実は、「貯金と一緒」なのではないだろうか!?
 
「使うお金>貯めるお金」
 
「おー! なるほど! だから貯まらないのか!!」
「方程式がダイエットと、まるで同じじゃないか!!」
「だから、減る一方だったのか!?」
 
ダメだ、ダメだ! ダメだ!
貯金は「逆」にしないといけない!
 
記号の向きを変えて、
 
「使うお金<貯めるお金」にしなきゃ!
 
そうすれば、貯金なんて簡単に貯まるはずだ。
まるで、ダイエットのように。
 
そう、すごく簡単に……。
 
 
 
 
***  
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2019-07-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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