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「あなたの番です」はなぜ世間をここまで熱狂させたのか


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:植咲えみ(ライティング・ゼミ夏休み集中コース)
 
 
「伏線」
 
 
それは間違いなく私の一番の好物である。
 
 
確かに作中にヒントはあった。あったはずだけれど見逃していた、というくらい本編に自然に溶けこんでいる、それが伏線である。
 
 
「えーっ、そうだったの? もう一回最初から見たいんだけど」
 
 
こうした伏線をうまく回収できた作品を見た後の爽快感がたまらない。
 
 
私は大のミステリー好きである。小説やビジネス書を含め、知識の吸収のために本を読むという行為ももちろん好きではあるが、ミステリー小説のいいところは自分が作品に参加できるところにあると思っている。
 
 
ちなみに分かった時の爽快感も楽しいが、モヤモヤのまま「ああでもない、こうでもない」と言っているときが実は楽しかったりするものだ。
 
 
最近流行っている謎解きリアル脱出ゲーム系もおそらくこのへんのニーズをついたミステリー好きの好奇心をくすぐるいい企画である。今は子供が小さいのでイベントに参加できないが、大きくなったらこれを趣味にしようかなと思っているくらいだ。
 
 
みなさんは日テレ系の日曜日のドラマ「あなたの番です」は見ているだろうか?
 
 
見ていないとしたら個人的には非常にもったいないと言わざるを得ない。
 
 
あまりの反響に一時Twitterのトレンド1位になったほどなのだ。
 
 
このドラマは同じマンションで起きる交換殺人ゲームの話なのだが、よくある密室殺人や連続殺人では決してない。
 
 
マンションに住む日常の中で起きているという点が、他の作品とは一線を画しているのだ。日常にある非日常、これがリアルに背筋をぞっとさせるのである。
 
 
密室殺人の場合はこの中に犯人がいますよという前提だが、マンションには多くの人が出入りするため不特定多数が容疑者に浮上する。マンションの住人だけでも30人以上いるし、外部の人間も関わってくるとすごい人数なのだ。
 
 
人数がいるわりに一人一人の背景がとても詳しく描かれており、本編では描けない裏設定はHuluで見てね、という仕組みになっているのもドラマでは新しい。
もちろん見れなくても十分に楽しめるので安心して欲しい。
 
 
4月から始まったドラマであるから、特別編と反撃編の2クール分あるのだが、期間が長くても決して間延びはしていないのが驚きだ。
 
 
そして不思議なことに出てくる全員が怪しく見えるのだ。
 
 
むしろ怪しくない人は1人もいない。Twitterでは主人公すら疑われているし、死んだはずの人間ですら疑われているのだから、もう疑心暗鬼もいいところである。
 
 
16話を終えても未だに私ははっきりと犯人を特定できていない。
 
 
面白すぎて腹が立つ、そんな経験をしたことがあるだろうか?
 
 
私は、「面白い」を超えるとなぜか不思議と腹が立ってきてしまう。
 
 
次が楽しみと言うよりも嘆きに近い、そんな感情。
 
 
「あぁ、また一週間も焦らされていったい私にどうしろというのか、アーメン」
とその時だけは都合よく天を仰ぎたくなるのである。
 
 
ごくたまに、そういった状態にしてくれる作品と出会えることがある。
 
 
やはり必然的にミステリー系に多い。
伏線が多いほど、これをいったいいつ回収してくれるのだろうかと期待に胸が膨らみ、最後まで分からなければ分からないほど熱く燃え上がってしまう。
 
 
「脳みそが喜んでいる」
とでも言えばいいだろうか。普段使わないような脳みその領域を使うと、まるでヨガで普段伸ばされていない筋肉が心地よくストレッチされるような、いや、開演直後のディズニーランドで待ち時間ゼロで乗っている無双状態のような快感にも近いかもしれない。
 
 
伏線と言えば、下世話な話だが私は職場恋愛をしているカップルを見つけるのがわりと得意だ。
 
 
私が働いていた病院は総合病院だったので、およそ200人くらいのスタッフが働いていた。
その中でも私が所属していたリハビリテーション課は男女がおよそ半々と、わりと社内恋愛しやすい環境なのである。
もちろん課内だけでなく課を越えて、看護師と結婚したり、医者と結婚するようなビッグニュースもあったりするから面白い。
 
 
あえて職場ではよそよそしくしているような様子、シフトを合わせているような気配、
わりとガードが緩みやすいのは朝の通勤時間帯などである。
 
 
関係が深まるにつれてプライベートな服装にはわりと同じような趣向が現れやすい。
 
 
こんなことを組み合わせて考えるとある日、名推理が生まれてきたりする。
 
 
「あなたの番です」のセリフを借りると「ブル!」なのである。
 
 
職場会議で結婚報告があったりすると私は一人でニヤけてしまうのである。
 
 
こんな感じで身近にも伏線を回収できる楽しみが実はあるということはお分かりいただけただろうか。
 
 
ちなみにこれはあまりお勧めはしないが、浮気の調査も実は同じ要領でできる。しかし世の中は知らないほうが幸せなこともあるから深追いは厳禁だ。
 
 
「あなたの番です」の伏線、今年の夏あなたも一緒に回収してみませんか?

 
 
 
 
 

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2019-08-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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