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人生における最大の失敗とは失敗しないことである


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:  谷やん(ライティングゼミ日曜コース)
 
 
あなたは今まで歩いてきた人生の中でどんな失敗をしてきましたか?

どんな挫折を味わってきましたか?

多くの人の人生には、1つや2つの失敗した経験はあると思います。
 
ひとは失敗を恐れ、失敗を避けようと思い、その挙句に行動できなくなります。

でも、失敗は本当に人生にとって悪いことでしょうか?
 
58歳のおっさんになって、失敗は特に若い頃にはいやというほどしておくべきだと自信を持って言えますが、
 
その当時の若かった私は失敗を恐れ、失敗して挫折し、絶望していました。
 
最近、読んだ本の中に偶然にこんなフレーズを見つけました。
 
「失敗しないのは最大の失敗である」そのことに気づけ!
 
その言葉が目に飛び込んできた瞬間にハッとしました。
 
人は誰でも失敗を恐れます。
 
それは、大人であっても、子供であっても同じ。
 
多くの人は親から、失敗しないように、しないようにと教育されています。
 
私の家もそうでした。
 
しかし、自分の人生を振り返ってみると、
 
失敗の中からしか、次の成功への鍵は見出せなかったような気がします。
 
私の人生におけるはじめての大失敗は、大学受験の前の受験生時代のことでした。
 
18歳から21歳までの多感な青春時代の頃。
 
高校時代は柔道部で、スポーツに明け暮れ、ほとんど勉強らしい勉強はしてこなかった。
 
でも、自分の将来を考えた時に、どうしても医者になりたかった。
 
学力といえば、とても医学部に届く学力ではなかったのです。
 
それにもかかわらず、無謀にも医学部を目指しました。
 
現役時代、当然不合格でした。
 
一浪時代は予備校にも通わず、ひたすら孤独に自宅で勉強しました。
いわゆる宅浪です。宅浪して誰にも教わらずに挑戦するのは、今考えれば無謀なことだと思うのですが、その当時は誰の力も借りずに自分一人の力で頑張ればなんとかなると思ったのでしょうが、当然、不合格となりました。
 
二浪目は自宅から通える予備校に通い、まじめに勉強しようと思っていたのですが、親友から誘われるままに自宅から離れた京都での下宿生活をしながらの予備校生活でした。何せ一浪時代は宅浪ですから、京都での親の目の届かない生活は自由で気ままな生活でした。この時は家から解放されて気持ちが緩んでしまい、自由な生活を謳歌しすぎたので、不合格。これも当然の結果でした。
 
さすがに、三浪目になると、殆どの高校時代の友人が大学生になり友達がいなくなりました。それで、もう後がないという悲壮な気持ちで毎日真面目に予備校に自宅から通い、ようやく私立の医学部に引っかかりました。
 
私の家は裕福ではなかったので、経済的に私立の医学部にはとても行けない家庭だったので、四浪しても国立の医学部を目指そうと思っていましたが、
 
さすがにこの時ばかりは、親からお金はなんとかするから、頼むから行ってくれと言われ、第一志望ではない大学に入学しました。
 
その当時は、自分の出来の悪さを嘆き、目標を達成できなかった口惜しさと挫折感を味わいました。そして親への申し訳なさを感じていました。
 
そういう、人生の前半での苦い失敗体験が、私の後半の人生に大いに影響を与えていると思います。
 
志望校には入れなかったという挫折が、いい医者になるんだという思いを強くしてくれました。
 
あの失敗が無かったら、今の私は無かったかもしれないと、最近よく思うのです。
 
そして、大きな挫折を味わった2つ目の失敗、これは失敗と言えるかどうかわかりませんが、
大学生時代、付き合っていた彼女からいきなり別れを告げらたこと。
いわゆる大失恋です。

「わたし、好きな人ができの。だから、別れて!」
 
いきなり何の前触れもなく、強烈パンチを食らったように告げられた。
 
しばらく立ち直れなかった。
 
当時の私はめちゃくちゃ純粋で、その上、彼女のことは真剣に結婚したいほど大好きだったので、奈落の底に突き落とされたようでした。
居てもたってもいられなくなり、日常から脱出したくなり、日本に居るのも辛くなりました。
それで、初めての海外に逃亡しました。
 
初めての逃亡先はインドとネパール、独りで40日間見知らぬ海外の地を彷徨いました。
 
当時のインドは、カルカッタの駅前の場末に多くの物乞いの人が居たり、外国人とみるとスリや泥棒にねらわれて大変なところでした。
 
ある田舎の駅では、死体が駅前の道に転がっていました。
 
このように、世界には一日を生きるだけでも大変な国がある。
 
そんな過酷な環境の中で毎日生活している人がいる。
 
一方、それに比べて、日本はどうだ。食べるものにも不自由なく、当たり前に生活できる。
 
そんな恵まれた環境の中で、失恋したぐらいで人生は終わったと思うような自分はなんて小さい人間だろう。
 
こんな小さい人間だから、振られたのはあたりまえだ。
もっと、魅力的で何事にも動じない人間になろうと、その過酷な旅で生まれ変わることができました。
 
社会人になってからも、多くの失敗をしてきましたが、人生の前半の2つの大きな失敗の後は、失敗を以前ほど恐れなくなりました。
 
それでは、失敗を成功に変えるためにはどうすればいいのか?
 
それは、簡単です。
 
次の行動をおこすことなんです。
 
失敗しても、失敗しても新たな行動をおこすこと、
 
アクションをおこすこと、
 
アクションを起こせば、当然また失敗は必ず生まれます。
 
それでも、また行動できるかどうか、
 
それが鍵なんです。
 
そして、そんな行動をし続けると、
 
それが、いつか必ず偶然というチャンスを運んできてくれる。
 
実際、大学入試の時に、1週間前にやった問題と全く同じ問題が出ましたから。
 
それで、合格できました。
 
ラッキー!
 
人生とはそんなものかもしれません。
 
だから、諦めないで成功するまで行動し続けること。
 
失敗は成功への単なる過程なのです。
 
今なら言える。
 
人生において最大の失敗とは失敗しないこと。
 
だから、あなたも失敗に出逢ったら、心の底から言いましょう。
 
「失敗は最大のチャンス!」と。
 
 
 
 
***
 
 
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2019-08-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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