「やってみると分かることがたくさんある」
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:鹿内智治(ライティングゼミ・日曜コース)
「ついに着いちゃった、シンガポール!」
先日、シンガポールに家族で旅行に行ってきた。
実は「大丈夫か?ちゃんとできるか?」と不安なことがあったのだ。
それは旅行の手配を全て自分でしたのである。
これまで行った、沖縄やグアムではすべて旅行代理店にお願いした。
窓口に行ってやりたいことを伝えれば、1時間もしないうちに、飛行機とホテルとアクティビティの予定が完了する。待っていればいいので、とっても楽ちんだった。
そのことを同僚に話したら、
「え?それ、そうとう手数料取られているよ。自分でやればいいじゃん!」
「え、海外のホテルって予約できるの?」
「Booking.comでできたよ」
え、それたまにCMやってるやつじゃん。
本当に安いのか?と思って調べたら確かに安かった。
ちょっと手間がかかっても安い方がいい。
ちゃんと予約できるのかと心配だったが、実際に何も問題なく帰ってきている人がいる。
大丈夫なのかも!
言われたとおりやってみたら、たしかにホテルの予約は簡単にできた。
ホテルの次は飛行機ということで、航空各社の比較サイトを見ながら、安めのプランを選んだ。安めのプランだと、日程の変更などに手数料を取られるのね。自分でやってみると勉強になる。
アクティビティは、いろんな人に「今度、シンガポール行くんですよ」という話をしまくったら、5回以上シンガポールに行っている熟練者から、家族で楽しめる場所を教えた。加えて割引サイトを見つけて安く申し込むことができた。
やってみると時間はかかるものの、予約は簡単にできたのだ。
ただ、本当に予約できてるの?と心配になった。
それは、飛行機の予約も、アクティビティの予約も、ネット予約が終わったら、メールでQRコードが送られてきただけだったからだ。おまけに、ホテルの予約は、スマホのアプリに、ホテル名と日程が書いてあるだけ。海外だよ?大丈夫?
不安に思いながらもやれることはやった。あとは行って楽しむだけである。
出発当日。羽田空港から約8時間後。
何も問題なく、シンガポールのチャンギ空港に着いた。
スーツケースが邪魔なので、預けるためにホテルへ向かった。
ホテルのフロントで、念のため予約ができているかを聞いてみた。
すると、出来ているとフロントのお姉さんが教えてくれた。
「すげーちゃんとできる!」と内心めちゃくちゃ喜んだ。
アクティビティでも、受付カウンターにQRコードを見せたら、なんの問題もなく、通ることできた。
ヤバい。いまさらだが、ここまで普通にネットって使えるんだ!
そんな手ごたえを感じる旅になったのである。
やっぱり何事も自分でやってみるものである。
最後に、英語力にも不安があった。
電車に乗ろうとしたときに、急にトイレに行きたくなったので、駅のなかでトイレを探したけれども、トレイが見つからなかった。ホームに駅員さんがいなかったため、改札の窓口まで行って、駅員さんにトイレの場所を聞いてみた。
すると、改札を出て、1階上がったところにある、っぽいことを言われたのだ。
いやいや、この改札を出たら余計なお金がかかるから出たくない。
でも、トイレに行きたいので、特別に改札を開けてもらえないか?
そう英語で伝えたかったが、全く英文が思い浮かばない。
どうしよう。
そこで、咄嗟に出たのが、「I go to Orchard(目的地) station」という文だった。
とにかく自分の今の目的を伝えたのだ。
こっちの思いを分かってくれと思っていると、意図を組んでくれて、改札を開けてくれたのだ。咄嗟の英語でも伝わるものである。
他にも、おみやげを買おうと思ったとき、合計すると総額100ドルに近かった。
でもそのとき、現金は50ドルしかなかったので、現金だけでは会計の全額は満たせない。
「現金で50ドル払って、残りをクレジットカードで払うことはできるか?」
そう英語で聞きたかった。でも、そんな文は思い浮かばない。
そこで咄嗟に出たのが、「I have only $50 cash. And card, OK?」だった。
そうしたら、見事に意図を組んでくれて、現金分を引いた額をクレジット決済してお土産を買えたのだ。やっぱり、気持ちって大事なと実感したのである。
正直言って中学英語すらも話せてなくて、恥ずかしい。
でも、その場の雰囲気で、なんとか伝わるものだということを実感した旅でもあった。
加えて、代理店を使わずとも(代理店を使うと楽で早いメリットはあるが)ネットとアプリを駆使して、自分の力で、ホテル、飛行機、アクティビティを予約していくことも十分できることが分かった旅でもあったのだ。
この経験から「まずやってみる」ことの大切さを改めて思ったのだ。
情報を知ることも大切。加えて、自分の手を動かしたり、実際に動いてみたりすると分かることもあるということである。
頭でっかちになって、不安に押しつぶされて、やらずに思わるよりも、自分で見つけた情報をもとに自分なりに行動してみると新しい発見があるということを旅行から学んだのである。あ~次はどこの国へ行こうか。楽しみで仕方ない。
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