行動だけが人生を変える話
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:藤井郁弥(ライティング・ゼミ日曜コース)
「7ヶ月間、無職だったことがある」
医療機器の商社に内定をいただき、半年が経過していた。
上司は、「24時間働けますか」と言わんばかりのモーレツ上司であり自分とはまったくといっていいほど正反対な人であった。
文化系のサークルに所属をしていた自分にとって体育会系のサークルの人と交流がなく戸惑ったのだ。なんせ波長が合わない。
考えや意見などが全くかみ合わず平行線。人格否定に近い言動から、
自己肯定感の低下により、自信を持てなくなっていた。
体調を崩したのには、そう時間はかからなかった。
知人に心療内科を紹介をしてもらい、診断結果を言い渡される。
「軽い鬱の状態になっているかもしれません、様子を見て、もし今の仕事と配置転換ができるのであれば配置転換のお願いをしたほうがいい……」
お医者さんは真剣な目でこちらをみていた。
診断書を渡され、それを会社に提出することになり、その日に社長と次長に呼び出されるのであった。
「こういう診断結果になっているとは思わなかった。そこで私たちは君を自主退職というカタチにしようと思う」
拒否権はなかった。
「そんなことがあるなんて……」
2016年9月、自分は無職になった。
その日から療養と就職活動がはじまった。
退職して、1ヶ月から3ヶ月、新卒の面接に比べるとすぐに最終面接まで足を運ぶことができた。売り手市場であったため、交通費が出るほど新卒の時よりもスムーズに面接まで漕ぎ着けたのである。
しかし、最終面接まではいけるのだがその先はなかった。4ヶ月を超えると会社も違和感を感じるのである。
「この空白のあいだ何をしていたのか」
疑問が湧いてくるのだ。
面接に通らなくなり、書類選考も通らなくなっていた。
「両親にも迷惑をかけてしまう……」悩んでいるうちに気がつくと半年が経過していた。
そうして、世間体を保つために、希望とは全く違う業界の会社の内定をいただき、そこに決めた。
今、その会社にいるのだか自分のスキルを活かすこともなく、他人に迷惑をかけないように過ごしている。
「このままでいいのか……」と妥協している自分がいた。
そんなときに、ツイッター上のタイムラインから流れてきたのは、オンラインサロンの告知であった。
「行動だけが人生を変える……」
コンセプトが魅力的にみえたのだ。よくわからないからこそ、飛び込んでみる価値はあったので勢いだけで参加をした。
そこに業界の垣根はない。働きかたも様々であった。フリーランス、会社員、今まで見たことも聞いたこともないものがあり、価値観が大きく変わったのである。
オンラインサロンを通じて、転職をするサロンメンバーも中にはいた。自分で考え、行動をした結果だったと思う。その姿みて自分もまたサロン内でできる限りのことは尽くした。
コミュニティ管理、イベント運営、会社ではできないことも手をあげたらできる環境であった。
「無職だったときの自分を払拭したい……」その思いが強かった。
しかし、そのオンラインサロンで人生は変わることはなかった。
それでも、好きなもの、やりたい事のヒントは見つかったのである。
「書くこと」であった。
テキストコミュニケーションが主であったため、必然的に自分もサロンメンバーの「言葉」に触れて、文章を書きたいと思うようになっていた。
今年、不思議な縁なのか、
再び似たようなコンセプトがFacebook上に流れてきた。
「人生を変えるライティングゼミ」である。
昨年、人生を変えるきっかけはあったが、大きな変化はなかったのだ。
「今年こそ、変えたい!」そんな思いから、すぐさま申し込みにカーソルを合わせた。
課題を提出するたびに、
ライティングゼミの講師が、的確にアドバイスをしてくれるのである。そういったフィードバックを受けるたびに自分の文章が洗練されていくのがわかる。
知人からも
「文章おもしろいね!」
「どんどん、読みやすくなってるね。」と言われている。
今、ライティングゼミの課題もさることながら同時並行で、履歴書を書いている。
自分のスキルに自信がなかった自分が、人生を変えようと転職活動をしようと行動しているのだ。
まだ結果は出てはないが無職だったときとは違い、自信を持って自己アピールができる。
面接で、「ライティングが自分の強みです!」と
無職だったときの自分が、行動せざる得ない状況だったからこそ今があるんだ思い、
今日も行動し続けている。
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