「ひとえ」のひとへ
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:三好香菜美(ライティング・ゼミ夏期集中コース)
いきなりですが、みなさんの目は二重ですか?
私の目は一重です。しかも、ただの一重ではなく、まぶたが結構重めな一重です。
女性のみなさんなら分かると思うのですが、雑誌やSNSでメイクの方法がよく紹介してあるのを見かけませんか? 「夏のカラーメイク!」「デートにぴったり、ピンクメイク!」など、季節にからめたり、シチュエーションにからめたり、様々なメイク方法が紹介されています。特に、SNSが日常にある今だと、見ない日はないくらいよく見るものです。アイメイクにフォーカスしているものもかなり多いですよね。しかし私の場合、あのご丁寧に説明されるメイク方法は、びっくりするくらい参考にならないのです。
「アイシャドウパレットの、このカラーを二重幅に塗り、アイラインを目の際に引きます」
「いやいや! 二重幅ないわ!! なんで世の中の人間すべてが二重の前提やねん!! 目の際? まぶたに隠れて見えんわ!!」と、メイクの記事を見るたびに、心の中のフットボールアワー後藤がツッコミをかまします。もちろん分かりますよ。一重の人のメイクパターンと二重の人のメイクパターン、両方を載せるとなると、時間もページも食っちゃって大変ですもんね。それだったら、人口の多い(主観ですが……)二重の人向けコンテンツを載せた方がいいというのは分かります。それでも、「二重幅」という言い方、それが気になって仕方ないのです。一重メイクのコンテンツもたまに見かけますが、一重メイクなのにモデルが一重じゃない! なんてこともあるし、一重だとしてもまぶたが薄い! それは私からするとほぼ二重! なんてこともたくさんあります。
「だったら、アイプチすりゃいいじゃん? 努力が足りないんじゃない?」
これもよく言われます。しかし、違うのです。それで解決できないのです。まぶたの薄い一重の人は、アイプチで二重を作ることが可能です。しかし、私みたいなまぶた重め系一重の人は、アイプチではどうにもなりません。決して努力していないわけでありません。一番見た目を気にするお年頃である中学生や高校生の頃に、色々な種類のアイプチやアイテープを買って試しました。が、しかし、うまくいったものはありませんでした。重たいまぶたはどんな文明の利器にも勝てないのです。
そこで私は思いました。そもそも「二重=かわいい」この方程式がおかしいのではないかと。どこを見てもお目目くりくり二重のモデルさん。二重の作り方を紹介するコンテンツ。これを当たり前に感じているのがおかしいのじゃないか、そう思いました。
一重でつらいことは確かにあります。私は明るい性格なので、基本的にその場では流しますが、家に帰ると気にしてしまうようなことは冗談でたくさん言われます。ふとした瞬間真顔になってしまうと「え、見えてる? 笑」「寝てる? 笑」「怒ってる? 笑」などなど、とにかく目についていじられ、「いや、目あいとるわ! 笑」と軽く流しますが、家に帰って一人でまじまじと鏡を見ると多少なりとも気になってしまいます。昔なんて、プリクラを撮っても、目が大きく補正されないどころか、顔が顔としてすら認識されないことも多々ありました。まったくひどい話です。
しかし、一重の私はいじられることもたくさんありますが、それと同時に、他の人よりも多く言われる回数が多いんじゃないかなと思う言葉もあります。それは、「笑顔が素敵だね」という言葉です。私は笑うと、重たい上まぶたと下まぶたがひっついて、絵に描いたようなスマイルになります。「似顔絵描きやすい人ナンバー1」と言われるくらいに、ザ・スマイルらしいです。学校で、クラスの文集を作るときによくある「笑顔が素敵な人ランキング」では、何年も連続で私の名前が1位を独占しました。
思春期には、ひねくれた感情のせいでその言葉を素直に喜べない時もありましたが、今となっては私の最大の武器です。本当に誇りに思います。「笑顔が素敵な人」認定されたくて、ニコニコしてしまう程です。でも、常にニコニコしていると、不思議とテンションも上がりますし、周りにも恵まれるような気がします。笑顔は長生きの秘訣とも言いますよね。
「一重」の人へ。
笑顔が一番のメイクです! 雑誌やSNSのあのメイク方法は必要ではありません。メイクが好きな人は、涙袋をぷっくりさせる「涙袋メイク」、下まぶたにこれさえ施しておけば無敵です! 上まぶたにはカラーもラメもいりません。一重まぶたは、あなただけの特別なまぶたです! ザ・スマイルでニコニコ笑っていてください。
あなたの一重は素敵です。
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