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“週一断食ダイエット”が長続きする4つの理由


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:かなたあきこ(ライティング・ゼミ7月開講通信限定コース)
 
 
自慢ではないが、ダイエット歴が人生の半分を超えるほどになっている。
一食置き換え、ダンベル体操、各種サプリメント、リンパマッサージ、炭水化物抜き、高脂肪食ダイエット。ありとあらゆるダイエットに挑戦しては、小さな成功と大きな失敗を繰り返し、現在に至っている。そして今まさに私が取り組んでいるのが、ダイエット界では有名な『月曜断食』なのだ。
 
このダイエット方法は、毎週月曜は何も食べずに水のみで過ごす完全断食デーとし、残りの平日は発酵食品を中心とした糖質制限メニューを3食食べる“良食日”、週末の2日間は好きなものを何でも食べていい“美食日”とする、というもの。食べる量もかなり少なく制限されるので、正直言ってラクなダイエットではない。
最初は「いやいや、これを我慢できるならとっくに他のダイエットに成功して、やせてるはずでしょ……」と皮肉を言いたくなったが、意外や意外、実践してみるとこれまでにはない“挫折回避ポイント”が散りばめられた、画期的なダイエット法だったのだ。
 
挫折しないポイントその1は、「一週間という短いサイクルで進んでいくため、メリハリが付きやすい」。
糖質制限は今やダイエットの代名詞みたいなものであって、朝昼晩炭水化物を摂らないで、甘いものも我慢し、お酒はウイスキーなどの蒸留酒を少し。たしかに糖質制限は長い目で見れば確実に体重を落とすことができるダイエット法だけど、いつまで経ってもゴールが見えず、その割に結果が出るのが遅いというデメリットがある。前の日にほとんど糖質を摂っていないにもかからわず、翌朝体重が1gも減っていない時など、いつになったら、山盛りパスタや炊き立てのご飯が食べられるようになるんだ! 私は一生このままなのか! と自棄になってしまい、結局ドカ食い……というケースが非常に多いと思われる(実際に私も、何度もこれを繰り返してきた)。
そんな時、『月曜断食』のメソッドは強い。平日どんなに苦しくとも、数日我慢して週末になれば、3食すべて炭水化物を摂ってもOKなのだ。楽しみと息抜きが毎週必ず“ちょっと先”に設定されているため、まぁいっか我慢しよう、と不思議と思えてしまうのである。私など、早くも水曜あたりから「週末は何食べよう……」と妄想を始め、限られた6食に全力を注ぎこむためのメニュー構成を怠らない。卵かけごはんも、スパイシーなカレーも、量さえ守ればなんとラーメンだっていけてしまうのだ! ご褒美が待っている、すぐ先にゴールが見えるという安心感によって、挫折せずに長く続けていけるという良さがある。
 
挫折しないポイントその2。「ダイエット用に特別なメニューを用意する必要がない」。
これは、家族のためにご飯を作らなくてはならない主婦ダイエッターには、特に朗報であろう。極端な食事制限を必要とするダイエットでは、家族が食べる料理を用意するほかに、自分用のメニューを別途こしらえなくてはならない。――これがめんどくさくて、挫折するという方も多いのではないだろうか?
たとえば私が一時チャレンジした『高脂肪食ダイエット』なるものは、それはもう大変だった。糖の代わりに牛脂や生クリームなど、高脂肪食品を大量に摂取して代謝を高めるという方法で、完全に家族に出すご飯とはかけ離れたものを食べなくてはならなかったのだ。野菜もNGということで、夫や子供が美味しそうに煮物やサラダ(しかも私が作った!)を食べるかたわら、脂ギトギトのメニューを胃に押し込まなくてはならない。冷蔵庫には牛脂ブロックや高脂肪バターのストックがたまり、家族に迷惑がられるというトホホなおまけつきだ。
『月曜断食』は、糖質さえカットすれば基本的に何を食べてもOK。要するに、昼・夜は白米を食べずに毎食おかずだけ食べるという方法で、十分にダイエットメニューになるのである。夜は野菜中心という縛りこそあるものの、一品はおひたしなどの野菜メニューを作る習慣があるのなら、全然苦にはならないレベルだろう。
 
挫折しないポイントその3。「飲み会などの行事に柔軟に対応できる」。
『月曜断食』は月曜を起点として日曜で終わるサイクルが推奨されてはいるが、絶対ではない。月曜に飲み会や会食が入った場合は、火曜を断食日として1日短いサイクルに変更してもよいとされているのだ。他にも、水曜に飲み会が入ったら木曜の夕食を抜く、といったプチ断食を挟むことで調整も可。
ダイエット中だからといって、いつも飲み会や友達とのランチを断り続けるのは現実的ではない。ダイエットを長続きさせるためには、日常生活といかに折り合いを付けられるかなので、予定に合わせて柔軟に対応できる『月曜断食』はとても気が楽である。食べ過ぎたと思ったら、一食抜く。このシンプルな方法が、リバウンドしないコツでもあるのだ。
 
挫折しないポイントその4。「単純に、身体が心地よい」。
最後のポイントは、ずばり断食状態が自分にとって心地よいからである。一日中何も食べないと聞くと、絶対ムリ! と思う人が大半だと思うし、実際私も最初の1、2回はとてもキツかった。でも慣れてくると、週末の暴飲暴食で疲れた内臓をきっちり休ませることができる感覚が、だんだん病みつきになってくるのである。からっぽの胃に水を流し込み続けることで、ちょっとした胃洗浄をしているような感覚にもなる。
遅くまで起きていてもツラいだけなので、月曜の夜は自然と早寝になる。たっぷりと睡眠をとり、翌朝空腹を覚えて起きた時の爽快感といったら……! これから朝ごはんが食べられる! 食べ物を口に入れられる! と思うと、大げさでなく、頭上に金色のベールがかかったような多幸感に包まれるのだ。こんな幸せが週に一度の頻度でやってくる。そう想像するだけでも、ちょっとやってみる気になりません?
 
さて、ここまでメリットだけを取り上げてきた『月曜断食』だが、目下私が悩んでいるのは、断食日がライティング・ゼミの課題締め切りと毎週かぶってしまうことである。すきっ腹を抱えて食べ物の原稿を書くのは、正直拷問に近い。よって、食べ物が出てこない内容にまとめるしかなく、書く内容が制限されてしまうのだ。だったら“美食日”の週末にスイーツでも食べながら書いてしまえばいいのだが……締め切りギリギリにならないと書けない性分と戦う日々である。
 
ゼミ受講終了まであと二カ月。私が食べ物にまつわる記事を書いていたら、ダイエットに挫折したのか、はたまた無事に目標体重に達して断食生活を終了したのか、どちらかだと思ってください。ああ神様どうか、後者でありますように……!
 
 
 
 
***
 
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2020-09-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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