お灸は僕の救世主
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記事:後藤 修(ライティング・ゼミ特講)
人はお灸に対してどんなイメージを持つだろうか?
どの人も、お灸は‘年寄臭い’とか‘格好悪い’とかあまりいいイメージが持たれていないのではないだろうと思う。
僕は17年間、お灸を使っている。僕にとってお灸は救世主だ。
お灸のおかげでこの17年間、僕は命をつなぎ止めてきたと思っている。
使い始めたきっかけは17年前の12月初めのことだった。
その日は、いつものように目が覚め、ベッドから起き上がろうとした。
しかし、体が全く動かない!
「どうして、体が動かないのだ?これじゃ、出社できない……」
どんなに力を入れても、起き上がれなかった。30分ほど続けたら起き上がることができて、ようやく部屋を出られた。しかし、出社できる状態でなく休みを取った。
2日後出社できたものの、体が重くとても辛かった。やっと、週末の休みになりすぐに、親が通う整体院へ行き治療を受けた。
だが、翌日から再び体が重たくなり辛くなってしまった。
僕はこの時、これから生きていけるのだろうか?と強く不安を感じた。
僕はで母親に相談すると、偶然にも母親がお灸を使って体を治療していたことが分かり、母親がお灸を使ったらどうかと勧めてくれ使い始めることになったのである。
それ以来、外泊をする時を除いて、ほぼ毎日お灸を体に当てて治療を続けている。
現在、僕は人よりも疲れやすく体が硬直しやすいが、無事に日常生活を送れている。
昔の僕がこの状況を見たら、‘奇跡だ! ’というのではないだろうかと思う。
辛抱強く治療を続けてきた賜物だと思う。
そして、僕はお灸が僕の身を救ってくれたと強く思っている。
このようにして、僕は健康を取り戻してきた。
そこで、この他にお灸の効能を2つ挙げたい。
① お灸は心を癒す
この17年間のうち、職場の人間関係や仕事で悩み続けた時期があった。その時は、出社して同僚と会うこと、話し合うことも嫌で仕事をすることも苦痛だった。そして、体が重く毎日辛かった。
しかし、仕事が終わって自宅へ戻った後、お灸で治療をすると、その日の嫌な思いやストレスが消えていったのだ。このように一日の中で自分の心を癒す時間を持てたことで、何とか毎日働き続けられたのだ。
② お灸は副作用が少ない
大抵の人が病気をした時は飲み薬を使って治療を続ける。しかし、使い続けたことで
体の部位に副作用が現れ、その症状で悩まされ続けられる人が時々お見えになる。
一方、僕がお灸を使って治療を続けてきた17年間、この副作用と感じる症状はほとんどない。その証拠に、僕は毎年人間ドックを受診しているが、お灸による副作用とみられる症状は確認していないのである。
一方、お灸の欠点は次の3点を挙げたい。
① お灸の材料はもぐさである。もぐさを燃やすと相当な煙がでてくる。この煙が部屋の中に充満して壁に嫌なにおいがついてしまう。だから、部屋の掃除をまめにしなければいけない。
② お灸を使うにはお金がかかる。使う量や使い方によってお金のかかり方が違うため
予算を考えながら使っていく必要がある。
③ 人によっては、倦怠感が出たり、アレルギーの症状がでてくることがある。
以上の欠点は存在するので、取り扱う場合は注意が必要だ。
しかし、僕はこの欠点を差し引いても、使う価値は十分にあると確信している。
さて、僕が使うお灸は棒灸と呼ばれる種類のものだ。
それはもぐさを専用の容器に入れて点火し、味噌が張り付けられた網を通して患部に当てて使用するものだ。他には体の患部に直接のせるお灸、台座型の小さいお灸といくつかの種類がある。
様々な種類があるため、具体的な症状や治療に充てられる時間を考慮しながら選択していけばよいと思う。
僕は、今生きられている理由のひとつとして、‘お灸を使って治療をしてきたから’
と断言できる。お灸が僕に生きる希望を与えてくれたのだ。
そのように生活を続けて頑張ってきた結果、現在は素敵な職場の人々と一緒に
自分に適した仕事をして、とても充実した日々を送っている。
お灸は僕の心を救って、今日まで生かし続けてくれた。
さらに、僕はサラリーマンとして働きながら、ある芸能事務所に所属して
朗読家、ナレーションとアナウンサーを目指している。
今のように、こんな思ってもみない楽しい生き方ができているのはお灸があったからだと思う。
最近の世の中を見ると、コロナウイルスの蔓延や経済の不透明さで先行きが見えない状況で、これがしばらく続くだろうと考えられる。その結果、たくさんの人が精神を蝕んだり、あるいはストレスを溜めて、心を不安定にして生きていかなければいけないのではないかと思う。このような中、少しでも、身が健康で過ごしていくことが大事になってくる。反面、そのように過ごしていければ生きることに必ず希望を持つことができる。
僕はお灸が身体的にも精神的にもとても効果があることを経験した。
毎日の疲れがなかなか取れずに悩んでいる方や
ストレスを感じてなかなか気分が晴れない方、そして希望を持てない方に特にお灸を
お勧めしたい。
‘お灸を使ってみたら本当に疲れが取れたよ! ’とか‘お灸のおかげで、体の痛いところが取れたよ! ’と試した人が口々に話して笑顔になっていることを僕は強く信じている。
***
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