メディアグランプリ

人生の地図は手帳


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記事:かおり(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「手帳研究会をやってみたいんだよね」
そう発言したのは同時期にオンラインサロンに入ったメンバー。それを聞いた私は、アシスタントになる、とすぐに立候補していた。
 
私が入っていたオンラインサロンは、当初3ヵ月で終了予定の期間限定のサロンだった。入会当初から時間管理や手帳について何か企画ができればいいなと思っていたものの、初めの月でそんな提案ができるほどの積極性はなかったし、手帳の使いこなし方について実績もないと思っていた。
そしたらサロン最後の月に同期の子がオンライン手帳イベントを発案した。そこで待ってましたとばかりに、私も便乗したのだ。
 
1ヵ月目には自分の手帳の使いこなし方には実績がないと思って、イベントの提案を尻込みしていたのに、3ヵ月目にはどうして主催者側に周ることができたのか。それはその3カ月間に手帳を使って、楽しく充実した時間を過ごせていると自信を持って思えるようになったからだと思う。
 
もちろん、元々時間管理や手帳の使い方について企画してみたいと思うくらいには「手帳」というツールが好きだった。毎年紙の手帳を購入して自分なりに書き込んでいた。
でも、今思い返すと手帳を書いている自分が好きだったのかなと思う。
しかし、オンラインサロンに入ったことで私は実際に手帳で計画を立てて、実行する。やってみたかったことを実際にやる。日々のタスクだけのために手帳を使うのではなく、未来のなりたい自分に向かって計画を立て、それをいつやるのか書き込み、実際にやってみるということを繰り返していた。
自分の興味に関連するイベント、講座を手帳に書き、それに参加するために時間をやり繰りする。そんなことが、短期間で一気に身についていたようだ。
 
手帳イベントの開催は12月。私も他の主催メンバーも全員が多忙だった。イベント開催以外にも、個人的な活動が12月は多く予定されていた。そんな中手帳イベントを開催できたのは、もちろん手帳のおかげだ。
手帳にいつ、どの活動をやるのか書き込むと自然とイベント運営に使える時間が見えてきた。その見えてきたすき間すき間に、主催メンバーとの連絡を入れていき、ついにイベントも終了した。
 
その日、その月の行動記録をしていく人もいれば、1日のタスクを優先順位をつけてしっかりこなす人、デジタルツールを使って管理する人など、様々な使い方をしていた。
そしてみんな他の人の使い方を知ることができて、有益だったと言う。
みんなより良く時間管理、それ以上に得られることのある手帳の使い方をしていきたいのだと気がついた。
 
ある目的で集まった仲間たちだけど、年齢、境遇、性別はバラバラで、そんな中、共通の悩みと言えるのが時間の使い方、よりよい人生を送るにはどうしたらいいか? そのために手帳をいかに活用するか、だった。
大げさに言うと、手帳は人生の地図なのかもしれないなと思った。
 
人生というとても大きな場所を進んでいくには、地図が必要。
自分の中のゴールを見据えて、そこにたどり着くまでの道筋を予測し上手く対処していくために手帳で計画を立てていく。または、未来についてプランニングはあまりしなくても、これまで自分が進んできた道のりを記録し続け、これまでの出来事、日々の楽しみをかみしめて小さな幸せを感じていたいという想いで手帳に記録していく人もいる。中には地図を持たずにプラプラと楽しみながら歩いている人もいる。
 
そう気づいたら、InstagramやYouTubeで自作の手帳を公開している人の気持ちもよくわかるようになった。少し前までは、手帳はツールであり予定をこなすために使えたらいいよね、と実用第一の考え方だったけれど、人生の地図ならどんな装飾をしようがしまいが楽しみ方は人それぞれだと感じ始めた。
 
そして徐々に、多くの人に、できれば一度は人生の地図を持ってみてほしいと思うようになった。楽しみ方は人それぞれ。
地図なんていらないと思うか、来た道をコツコツ記して得てきたものに幸せを覚えるのか、それとも未開の土地に冒険に出る相棒にするのか。
 
私は冒険家タイプなので、未来のおおよその目標に向けて進むべき道の予想をつけて進むために手帳を活用する。かなり細かい道まで書き込んだり、時にはその日通った道を記録してみてよりよい道を通る方法がないか探したりすることもある。だが、基本は遠くの目的地に向けて仮の道筋を見ながら日々進む。
今年は、その道の中に、もっと多くの人に手帳という地図を薦める道も書き足してみようかなと思う。
一度、手帳を試して欲しい。時間管理よりなにより、自分がどんなことで日々が楽しくなるのか気づけるはずだ。
 
 
 
 
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2021-01-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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