ライティング・ゼミは、現代のトキワ荘になれるのか?
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:赤羽かなえ(ライティング・ゼミNEO)
23:59なんて永遠に来なければいいのに……。
時計とにらめっこしながら、今日も私は秒針を恨む。
週に1回やって来る、ライティング・ゼミの締め切りの時間だ。
2020年8月にライティング・ゼミを始めた時、正直、私は怪しいなと思っていた。人生が変わるなんてうたわれているけど、文章講座で人生が変わったら苦労しないじゃん。
広島に住んでいる私は、天狼院書店の存在も知らなかったし、そもそも文章講座なんて私には必要はない、そう思っていた。私は昔から文章を書くのが好きだったし、SNSで私の文章を読んでくれる人達にも面白い、共感すると褒めてもらっていたので、今更誰かから習う必要はない、と思っていたから。
ただ、小説を書きたいと思っていたのに、文章を書くための時間を確保できない自分の弱さが嫌で悶々としていた。そんな折に、友人がライティング・ゼミの課題で出したという文章を読んで一気に興味がわいた。
なんて、読みやすい文章なんだろう……! と思ったし、2000字の文章を毎週出すってすごい。私も受講したら、書く習慣が身につくかもしれない。
そう思って気軽に始めた。もちろん、4か月間の講座で終わりのつもりでいた。それなのに、もうすぐ3年目を迎えようとしていて、いわゆる『天狼院沼』にこんなにどっぷりとハマっている、それだけで十分人生が変わってしまった。
最初のうちは、締め切り時間が迫って来るのに全く2000字に到達できなくて呆然とした。2000字って400字詰め原稿用紙5枚だから、なかなかのボリュームだ。提出した文章は、講評の先生に見てもらい、文章の必要なポイントが網羅できていたら合格、webに掲載してもらえるという仕組みになっている。締め切り時間と戦いながら渾身の力を込めて書いたつもりでも、講評で合格しない。賽の河原でコツコツ積み上げて来た石をあっさり壊されたかのような報われない気持ちで、しばらくの間落ち込む。落ち込むけど、次の締め切りは待ってくれない。
でも、今思えば、最初からうまく行かなくて良かったのだと思う。掲載されている人の文章をたくさん読んだし、講義も繰り返し聞いた。そして、自分の文章は、何が足りないのか、というのが少しずつわかってきた。そのおかげか少しずつ掲載されるようになり、上級コースのライターズ倶楽部に進む権利も得た。
ライターズ倶楽部は5000字の課題が毎週出る、それに付け加えて、連載を狙った企画書を提出して審査してもらうことができる。その両方にチャレンジするという新しい壁にぶつかった。
毎週出す原稿の掲載率は上がらないし、企画は通っても、サンプル記事の原稿が読みづらいと一蹴される。落ち込むと、ワードを立ち上げても全く書けない時もあった。5000字という文字数が心の重荷になって、どうにか原稿を埋めなければならない、と無理やりに詰め込んでいるのがバレてしまう。またもや、出口のない迷路をさまよい、最後まで読みやすい文章ってなんだろうというのを模索し続ける。
それでも、最初のライティング・ゼミよりも、少しずつだけど書けるという手ごたえが出てきて掲載率も徐々に上がった。何よりもすごいのは、ライターズ倶楽部で5000字を意識して書き続けたら、通常のライティング・ゼミの2000字の課題は何の抵抗もなく取り組めるようになったことだ。気づけば、日常のちょっとしたことを2000字に膨らませて読み手が飽きないように書く、ということができるようになっていた。
逆に、日常の何気ない風景を文章に書くという観点から物事を見ることができるようになったので、目の前の人が言っていることの意味や今起きている場面の状況を五感で味わいながら切り取るというクセがついた。それだけで人の何倍も楽しんでいる自信がある。仮につらいことがあったとしても、「これは絶対にネタにしちゃうもんね」と思えば、心がだいぶ軽くなる。それも、天狼院で書き続けているおかげだ。
日々の視点と捉え方が変わったという点で、人生の見え方がまるっきり変わった。本当に、人生が変わる文章教室なんだなあと実感している。
私がこの丸2年間途切れずに講座を受けてきて唯一自慢できるのは、締め切りに提出しなかったのがまだ4回しかない、ということ。そして、できるようになったことは数限りない。締め切りにあわせて計画を立てられるようになったこと、自分の感情を文章に落とし込むことで冷静に向き合えるようになったこと、人にプレゼンするための文章がすんなりと書けるようになったこと、人に自分の文章を読んでくれと頼める度胸がついたこと……など、文章を書く仕事ではない人にでもライティング・ゼミは、日常生活に役立つものが得られると思う。
何よりも、私がこの2年間、ほぼ毎週23:59の締め切りを乗り越えることができたのは、沢山のライティング仲間に出会ったおかげだ。締め切り時刻に向けてみんなが原稿を提出しているのがお知らせで入って来るともうひと頑張りするための元気が出てくる。
天狼院のライティング・ゼミは、現代のトキワ荘みたいなものだと思っている。みんなが頑張っているところが見えて、みんなの文章に刺激を受ける。そうやってみんなで上手くなって、知っている誰かが活躍する日が来て、「天狼院のライティング・ゼミは現代のトキワ荘だ」なんて話題になったら嬉しいなあ。
もちろん、私が数年後に有名になったら、インタビューで言うことは決めている。
「天狼院のライティング・ゼミと現代版トキワ荘のようなゼミ仲間のおかげで人生が変わっちゃいました」と。
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