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パフォーマンスを発揮するための5つの「RE」


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:田口ひとみ(ライティング・ゼミ12月コース)
 
 
突然ですが、あなたはマグロ派ですか? それともカレイ派ですか?
自分は断然、カレイ派です。
 
好きな寿司ネタを聞いているわけではありませんし、鮪と鰈のどちらの漢字が書けるのか? という質問でもありません。あちこち泳いでいなければ生きられない回遊魚のような活発さがまるで皆無な自分は、海底の砂の下でじっと暮らす、極めて怠惰な性質を持っている、つまりカレイ派というわけです。
 
ちなみに、カレイもヒラメもそっくりですが、性格は真逆なのだそう。よく、目玉が左右のどちらかについているかで見分ける等と言われていますが、そうでない種もいて、おまけに、小さい頃は普通の魚のように左右に目がついているんだそうです。びっくり。
 
さて、そんなカレイ派の自分でも、もちろん、働かざるもの食うべからずで、社会の中で働きながら生きています。そして、どうせ働くのであれば楽しく仕事がしたい、と常々思っています。では、仕事が楽しくなるためには、どうすればいいでしょう? それを探りつつ働き続け、ようやく、楽しいということは自分のパフォーマンスを存分に発揮できる必要があるのでは? と思い至りました。けれども、イマイチうまくいかない日々の方が多かった気がします。
 
現代を生きる人たちは、本当に忙しい。日々の生活を送るだけで疲弊してしまう人もたくさんいます。そんな中でもパフォーマンスを発揮したい、しなければならないと思う人たちは、自分と同じようにあれこれ新しい知識を学んだり、情報を集めたりして、必死でインプットに勤しんでいるかもしれません。 ただし、うまく自分をコントロールできないと、インプットしても身につかない状態が続きます。良いインプットができなければ、もちろんアウトプットもできません。アウトプットできない、ということはつまり、パフォーマンスを発揮できないということになるのです。
 
というわけで、今日は、カレイ派の自分があれやこれや試しながら、ようやく最近なんとなくわかってきた、パフォーマンスを発揮するために必要な5つの「RE」についてご紹介したいと思います。
 
まず、最初の「RE」は、リフレッシュ(Refresh)。ブラウザを再読み込みするときにも使うように、「一新する」「更新する」という意味がありますね。「気分を変える」という意味でも使われます。気持ちを切替えることももちろん重要ですが、環境を変えることもとても大事だと思います。
 
自分にとって、ベストは旅行。時間もお金もかかる旅行が難しい場合は、電車で移動して知らない場所を通過したりドライブで通ったことのない道に入ってみたり。自宅ではなくカフェで仕事するというのも気分転換になります。
 
次の「RE」は、リラックス(Relax)。「くつろぐ」「緊張をほぐす」「緩める」「(余計な)力を抜く」という意味ですが、力が抜ける瞬間、緩む瞬間って、実は人によって違います。自分がリラックスできる場所は、必ずしも他の人がリラックスできるとは限りません。人のリラックス方法はあてにならない、ということです。
 
自分の場合は、温泉に浸かる、SNSでよその家の猫ちゃんの写真を見る、晩酌しながらドラマを見る、ひだまりで猫ちゃんを撫でるなど。猫ちゃん多めです。
 
続いての「RE」は、リリース(Release)です。音楽業界でも使われますが、「解放する」「自由にする」という意味の方。少し前から流行っている「筋膜リリース」という言葉が表すとおり、体をほぐすというのがおすすめです。
アクティブレストと言って、軽く体を動かす方が疲労回復法もあるくらい、疲れを次の日に持ち越さないためにも、体をほぐすことは必要なことだと思います。もちろん、体だけでなく、心をほぐすというのも大事です。
 
カレイ派な自分は、ヨガが好きですが、疲れ切っている場合は無理せずに、凝り固まった肩の下にボールを入れて寝転がる、なんてお手軽な方法でほぐします。泣ける映画や本で感情を揺さぶるのも良い手かもしれません。
 
4つ目は、リチャージ(Recharge)。「充電する」「繰り返し補給する」という意味ですが、あまりなじみがない言葉かもしれません。すべての人にとって体は資本です。だから、水分補給や食事での栄養補給は大前提なのですが、心の栄養も大切ですよね。心の栄養を補給するには、自分の好きなことをすることがいちばん。ここでのポイントは、パフォーマンスを発揮したい分野とはまったく異なる分野のものが、助けになったりするという点です。
 
引きこもるのが大好きな自分ですが、ときどき美術館に行きたくなります。散歩してスマホで写真を撮るとか、美味しいものを食べてワインを飲む等も好きです。
 
最後の「RE」は、レスト(Rest)です。これだけ「リ」からはじまりませんが、言わずもがな「休む」「休憩」「休息」という意味です。ただし、ここでいうレストとは、リリースで出てきた「アクティブレスト」ではなく、パッシブ(消極的)なレストのこと。つまり、何もしない日ということなのです。
 
レストの日は何もしない、というわけで、リリースもリチャージもリフレッシュもしません。そして、リラックスはしようと思ってできるものではないので、やろうとしないことです。
カレイ派の本領発揮、寝室に引きこもってマンガを読むだけの日や、動画を見ながら長風呂して食事も作らず適当に済まし、猫ちゃんとゴロゴロする日なんて最高すぎます!
 
というわけで、パフォーマンスを発揮するための5つの「RE」、いかがでしたでしょうか?
実はこれ、後ろに行くにつれて重要度が高いというのが私の持論です。日本人は特に働き盛りの人ほど、充分な休息や自分のための時間って贅沢だ、と考える人が多い気がします。けれども、いいパフォーマンスを出すために、自分のためだけの時間を確保することって、とっても大事。なんだかんだ言い訳しながら、自分の時間を確保すらできなければ、インプットもアウトプットも疎かになってしまいます。パフォーマンスを発揮するどころではありません。かつての私は、この5つの「RE」をことごとく疎かにしていました。
 
自分のための時間=贅沢という考えを捨てて、素晴らしいパフォーマンスを発揮するために、自分にとっての5つの「RE」、考えてみていただけたら嬉しいです。
 
 
 
 
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2022-12-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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