推しを沼らせる前に、自分が沼る⁉
＊この記事は、「絶対麗度ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
記事：笹尾 和代子（絶対麗度ライティング）
何だか物足りない！
身体のラインもちょっとやばい…… かも？
一年間の秘めフォト生活を終えて約5か月、世の中はクリスマスムードが日々高まり、ウキウキな雰囲気が漂っていた。
そんな楽しそうな雰囲気に包まれながら、私は密かに不足感と危機感を感じていた。
原因は明確だった。
秘めフォトのない日々。それが、こんなに退屈で刺激のない日々だったとは……
退屈で刺激がないから、自分への関心もおろそかになっていた。
食欲の秋を終えて、いつの間にか体重は『ピー』㎏増え、身体のラインも変わってきている。
きっとこれは幻覚、そう、まぼろし～！
と、言いたいところだったが、現実はそう甘くない。
そんな時、神からのお告げのように絶対零度のお知らせが降ってきた。
あぁ～、秘めフォトしたい！ だけど、前の秘めフォトのときのアルバムも作りたいしなぁ……
20万かぁ……、やろうかな？ やっぱりアルバム作るだけにしようかな？ すぐには決められない……
と、葛藤を数日間していたが、またまた神のお告げが！
絶対零度の12か月コースならアルバムも作れる特典があって、その特典で前の秘めフォトのアルバムを作ってもいいですよ！
やります！ 絶対零度12か月コース！
こうして、1月から半年ぶりに秘めフォトのある生活が再開した。
半年ぶりの撮影はやはり少し緊張したけれど、出来上がったデータを見るウキウキ感が懐かしい。
ただ、以前と異なるのが、自分の美しさを追求するということ。
私にとっての絶対零度とは？
絶対零度を目指すことで、何を得たいのか？
やはり、これしかないでしょう！
『推しを私に沼らせる』
だって、最高の自分を目指すんだもん、一番大好きな人を振り向かせたいじゃないか！
そのために目指したい自分の状態は？
『自分を信じて、相手の感情に振り回されず、自分の軸を保てている状態』
『程よく引き締まったウエストと、丸くてきれいなお尻』
こうして、日々の生活に無理なく続けられるトレーニングを取り入れながら、緊張感のある日々が戻ってきた。
が、絶対零度の影響はそれだけではなかったのだ。
2月の福岡秘めフォトを控えたある日、私は決意した、いや、やっと決意することができた。
わたし、セラピストになる！
20代の頃から、毎月、アロママッサージを受けて身体のメンテナンスをしてきた。
マッサージを受けながら、自分の手で誰かを癒したり整えたりできる仕事っていいな、私もそんな仕事ができたらいいなと密かに密かに思っていたのだ。
だけど、たぶん自分には無理だよな、今の仕事のほうが安定してるし、今のままでいい。
そんな風に自分を言い聞かせて、安定した生活を選んできていたのだと思う。
自分を信じて、自分が本当にしたいことをして生きる。
絶対零度を始めたからなのか、私は、人生の大きなターニングポイントを迎えた。
自分が本当にしたいことをしていいと思えるようになると、さらに追い風が吹いた。
「湘南Weddingフォト」である。
湘南で本物のウェディングドレスを着ての撮影、聞いた瞬間、やりたいと思った。
結婚前にウェディングドレスを着たら婚期が遅れるなんて迷信があるけれど、着たいものは着たい！
即決で申し込み、湘南で初めてのウェディングドレス体験を終えて、出来上がったデータを見る。
データを見ながら、今までとは違う感覚が湧いてきた。
うわぁぁ、すごく素敵！
自分って、こんなにきれいだったんだ！
この写真、待ち受けにしたい！
はい、人生で初めて自分の姿を携帯電話の待ち受けにしちゃいました。
自分が自分に惚れるような感覚。
秘めフォトでも自分本来の美しさを自覚するけれど、ウェディングドレスを着て幸せそうに微笑む姿はまた違った自分の美しさを感じさせてくれた。
推しを沼らせる前に、自分が自分に沼ったかもしれない。
携帯電話の待ち受けを見ては、自分にうっとりしてしまうほどだ。
さらに、思わぬ効果がもう一つ。
ウェディングドレスは結婚式じゃないと着られないものと思い、自分はいつになったら着られるのかと無意識に感じていた焦りのような感覚が無くなったのだ。
ウェディングドレス、もう着ちゃったし、結婚式するなら白無垢がいいな～。
なんて、お気楽に考えられるようになった。
肩の力が抜けたのか、停滞気味だった推しとの関係性も進みだし、なんだかいい感じである。
だが、油断は禁物！
初心を忘れず、自分も推しももっともっと沼らせてやる！
＊＊＊
この記事は、天狼院書店の「絶対麗度ライティング」にご参加の方が書いたものです。
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