メディアグランプリ

小説を書いたら幸せになれる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:橋永 雅夫(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 

「小説を書いたら幸せになれる」
と言うと
「そんなことがあるわけがない」
と言われそうですね。
でも実は小説を書くことは、幸せにつながるのです。
もちろん、ベストセラー作家になって大金を稼いで、リッチな生活を送るという超レアな成功を収めれば、幸せになれる可能性大ですが、そういう才能と幸運に恵まれる人は一握りでしょう。 また、ベストセラー作家が幸せかというと、そうとも言い切れません。
文章を締め切りまでに書くために文字通り、身を削って書いたりしないといけないとか、 作家は死ぬまで引退はできない、とかでそれで本当に幸せかと言われると疑問ですね。 
と、ここまではベストセラー作家になれない人のやっかみかもしれません。
 

でも「小説を書いたら幸せになれる」は、「ベストセラー作家にならなくても」幸せになれるということです。 
良い小説を書くために必要な訓練として挙げられるのは、次の2つです。
1. たくさん本を読むこと
2. たくさんの文章を書くこと
他にも必要な訓練はあるでしょうが、代表的なものとしてこの2つを取り上げて、どうして幸せになれるかを考えてみましょう。
まず、一つ目の「たくさん本を読むこと」は、さまざまな知識と他人がした経験を知ることで模擬の人生経験が増すことにつながります。 恋愛ものを読めば、こんな恋をしてみたい、と思い、歴史ものを読めば、昔の偉人たちの苦労と素晴らしさを知ることができます。 また、推理小説を読めば、犯人探しにドキドキし、いろいろ考えて頭を使うでしょう。
本をたくさん読むことは、 このように人生に彩りを与えてくれます。 
仕事をしている人の場合は、本を読んで得た知識が商談の時に役に立つことがあります。 たとえば、得意先との打ち合わせの際、二条城の近くを通った時に
「二条城は江戸幕府を開いた徳川家康が将軍宣下を受けるために建てたそうです。また、二条城は第15代将軍の徳川慶喜が天皇に大政奉還をした時にも利用されたので、江戸時代の初めと終わりを見ているお城ということになりますね」
と言うと、
「よくご存じですね。さすがは京都検定を持たれているだけのことはありますね」
と笑いながら言われたりして、話が弾みます。
ビジネスでは、人と人との信頼関係のウエートが大きいので、本を読んで得た知識が読んだ人のレベルを向上させ、商談もうまくいく可能性が高まります。
また、経営についての本を読めば、自分のビジネスに成功をもたらすヒントを得るかもしれません。 これらのことも幸せにつながることは間違いありません。
 

小説の訓練の二つ目は「たくさんの文章を書く」です。
自分の普段の行動範囲だけではなかなかたくさんの文章を書けません。 文章をたくさん書くためには、たくさんの人と知り合い、たくさんの人を観察することが重要な要素となります。
なぜか、それは小説では登場人物のキャラクターを立たせることが大事だからです。 キャラクターを立たせるためには、キャラクターを作りこむ必要があります。 こういう性格の人はこういう場面でこういうことを考えるのか、とか、こんな面白い人が世の中にはいるのだとか、たくさんの人と知り合い、その人を観察していると、いろいろな気づきがあります。
また、不特定多数の人に読んでもらう文章を書くとなると、うろ覚えの知識では書けません。 
分からないことや忘れたことが出てくると、その都度、いろいろ調べますし、新聞やテレビを見ていても、ちょうど探している題材が見つかったりしたときは、メモしたり、テレビの番組を録画したりするようになります。 
そして生半可な知識が、身についた教養となっていきます。 
このことで人の幅が広がり、新しいビジネスへの取り組みが成功するかもしれません。
また、人生の中で避けようがなく、訪れる不幸があります。 仕事や学業での失敗や他人からの攻撃、無視、など辛い経験についても、これを小説で使えるかも、と考えることができれば、今回は辛いが、良い経験ができたと耐えることができます。 そして、そうやって不運とうまく付き合うことができたら、それを近くで見ている人からは、
「あの人は、あんな不運に見舞われても見事に対応している。素晴らしい人格の人だ」
と尊敬されることがあるかもしれません。 また、辛い時に、親身になって味方をしてくれる人とは、終生の友達になれるかもしれません。
小説の参考にするという理由で、見知らぬ人に声をかけて、話をすることもいいかもしれません。 でも、いきなり見ず知らずの人に声をかけるのは危険なこともあるのでT.P.Oは考えた方が良いですね。 
安心して声を掛けられそうなのは、推しのコンサートの会場やその帰りの電車に乗っているコンサートに来ていた人達です。 私もそういう機会に何回か初対面の人と話をしましたが、みんな素敵な人でしたし、その方の人生について知識を得ることができました。
 

このように小説を書くことによって、人生が豊かになると同時に、不幸になることを避けられることがお分かりになったのではないでしょうか。
 

さあ、皆さん、小説を書いて幸せになりませんか。

 
 
 
 

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2024-09-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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