間違いからの新語誕生!? 名前? 迷言?
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:SHOKO(ライティング・ゼミ11月コース)
日常生活の中で、ふとした瞬間に言ってしまう言い間違い。
そして、我が家はその言い間違いが日常茶飯事の家庭。 特に、母が「間違い界のトップランナー」として君臨していました。 彼女の間違いはいつも絶妙なタイミングでしっかり、家族全員をクスッとさせてくれるです。
母の言い間違いは愛される才能だと思われます。
母の「才能」を象徴するエピソードは数え切れませんが、特に記憶に残っているのが病院での話
例えば、病院に行って検査したら
「ピロピロン菌が見つかったから、薬飲まないといけないんだって」
家族全員、頭の中で「ピロピロン菌…?何それ、ちょっと可愛いじゃん。」と考えつつ、次の瞬間に気づきます。「ああ、ピロリ菌ね!」でもその瞬間で母は次の話題に突入しているなので、ツッコムタイミングは何度も逃してしまいました(大阪育ちなのにツッコミが遅い)
母の言い間違いのすごいところは、そんな言葉ズレが家族内での新しいオリジナル用語になっていくことです。例えば、母が「コンビニ」を指して「コンピニ〜を曲がったところ」と言ったのがきっかけで、我が家ではコンビニのことをふと「コンピニ〜」と呼ぶようになりました。 外でそれを口走るとき、「あっ、違う!コンビニ!」と立ち止まるのは私たち家族の日常の一コマ
修学旅行で発見「オリジナル用語が親戚一同使いこなせていた」
母の言い間違いが家族に浸透しすぎた結果、我が家では日常的に使われる「オリジナル用語」がたくさん生まれていました。
布団の中で友達と大盛り上がりしていた私は、興奮が収まらず、ふとこう漏らしました
「ねこじれちゃったよ〜」
すると
「それって方言?」聞かれ初めて気づく世間とのズレ?
大阪出身の友達に「それって方言じゃないの?」と聞かれても、「いや、そんなはずは…」と自信が持てず、富山の友人にも聞いてみたけど「そんな言葉聞いたこと「ないよ」と首を傾げられました。
昨日、家族に確認したところ、母も父もおばあちゃん以降が、「『ねこじられた』?普通に使うやん。」と平穏に。気づきました。これは、完全なる我が家オリジナル用語だったんですです
さて、「ねこじられた」とは「寝そびれた」という意味です。 我が家では「拗れる」を「じれる」と表現する癖があり、「寝じられた」→「ねこじられた」という進化を進歩この発見以降、「ねこじられた」が近くのは、我が家という非常に限定されたエリアに制限されることを心に刻みました。
言い間違いの遺伝? 私も「後継者」にこの母の言い間違い遺伝子、一応私にも受け継がれているようです。 、編集作業を担当してくれる夫からご指摘
例とこんな感じ:
「ピュア」→「ピュヤ」(どうやらうまく言えていないらしい)
「エリクシール(化粧品名)」→「エリクシール」(動画で自慢げに話してるのに言えてない)
「アスタリフト(化粧品名)」→「アフタリフト」(気を抜くと言ってるらしい)
「クリームチーク」→「クリームチーズ」(自分でも思わずつっこんだわ)
意識すればするほど、口から出てしまうのです。
夫曰く、私の言い間違いの特徴は「1文字だけ思わず変える」というクセ。これがまた聞けば自然なため、今まで誰にも指摘されなかった程度です。このクセを知った瞬間、私は思いました。
間違いが家族を繋ぐ
言い間違いは、見た目だけの「ミス」には見えないかもしれません。 でも、そのミスが場を和ませたり、笑いを生んだりすることで、家族特有の文化が育むのです。 「ねこじれた」や「コンピニ〜」といった言葉は、単なる間違いではなく、家族の絆や温かさのようなもの。
そして、この文化は次の世代にもきっと受け継がれていくでしょう。母から私へ、そして私から子どもたちへと、言い間違いでも愛のある言葉で場を和ませるのが伝わり続ける。
あなたの家族にも、そんな「オリジナル用語」や「迷言」はありませんか? ぜひ振り返ってみてください。その言葉には、きっと一緒に笑って、大切な思い出が詰まっているはずです。知らなくても、今日から耳を澄ませてみてください。 きっと、新しい発見があるはずですよ!
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