「凪のお暇」は身体の声
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:なりたいもん(ライティング・ゼミ平日コース)
「なりたいもんさん、『凪のお暇』見ている?」
最近、お客様から一番聞かれるのが、このテレビドラマのタイトル。
『凪のお暇』とは、2019年7月からテレビで放送されているドラマで、原作は女性漫画です。
私は、タイトルが気になり、第一話を見て、「これは私の中にいる1人だ」と思いました。
主人公の凪役の女優も好きなので、毎週見ています。
このドラマが始まった時から、冒頭の質問をするお客様が多いことに気づきました。
そこで、すべてのお客様に「凪のお暇」見ていますか?」と聞いてみました。
すると大半の方が「見ている」と答え、見てない方も「面白そう、見たい」とおっしゃいます。興味がなさそうな方との違いは何か、気になってきました。
なぜ、こんなに、なりたいもんのお客様は『凪のお暇』を見ているのか?
お客様との会話から、このドラマのどんなところに惹かれているのかを考えてみました。
お客様が「すごくわかる」というのは、主人公の「場の空気を読み過ぎる性格」です。
「自分にも似たような性格がある」とか、「自分も同じように振る舞うかもしれない」ということです。
続いて、「私もやっている」というのは、主人公がやっている節約や生活です。カイワレ大根の栽培をしていたり、冷蔵庫にあるもので料理をしたり、片付いている部屋、くせ毛を一生懸命伸ばしたりするところです。
そして、「なんか、いいよね」というのは、同僚や彼氏の言動に傷つけられて、過呼吸になって倒れてしまった主人公が、それまでいいと思っていたもの、仕事や彼氏、使っていた物や部屋も捨てて、新生活をしているところです。
ドラマは続いているので、「これからどうなるのか楽しみ」というのは、主人公が「お暇生活」の中で、どんなことをしていくのかというところです。更なる節約生活は、「惨め」というよりも「楽しみ発見」だったり、新しい仕事、恋、友人をどう作っていくのか、わくわくしています。
お客様から話を伺って、なんとなく共通点が見えてきました。
それは、40代、50代の女性で、会社員の方が多いということ。
そして、このお客様たちが、施術前カウンセリングや施術中に話題にされることにも共通点がありました。
それは、食べ物の話題が多く、食べることが好きでおいしい料理の店も知っている。
きれい好きで、特に見える所はきちんとしておきたい。
旅行、趣味、学びなどの話題が多く、新しいことも好きだけど、伝統的なことや自然なことに興味を持っている。
見た目の注目度や派手さよりも、根本的な美しさや積み重ねられた技や試行錯誤に魅力を感じる。
働くことも好きで、責任感が強く、誠実、実直。
主任、課長、リーダーなどの中間管理職の方が多く、上司からも部下からも頼られる。
そして、ドラマの主人公「凪」と同じように、空気を読んで気配りや仕事・家事ができて、職場や家庭、プライベートで人間関係に疲れてしまうことがある。
施術中は一対一で、そのお客様に集中していて、こんな風に共通点を探そうと思ったことがなかったので、これらの共通点は、私にとっての発見でした。
このお客様の最初の施術目的はそれぞれですが、首や肩のコリ、腰痛、身体のゆがみ、むくみ、冷えなどの改善でした。
そして、その後の通われる目的は、辛いところが楽になって、仕事・家事・育児・介護などの日常生活を過ごせること。
この「日常生活を過ごす」ことが意外と難しいのが、「空気を読む」お客様。
このお客様は、自分以外の気持ちを優先したり、先回りしたりすることには長けているのですが、自分のことは我慢したり、後回しにして、自分の存在を薄めてしまいます。
そして、自分の心身が辛いのに、それには気づかないようにして無理をしてしまうところがあります。
だから、「ここが辛い」と実感のあるところだけではなく、他にも辛いところがあっても、分からなくなっていることが多いのです。
私は施術で、「どうして辛くなっているのか」、「どうしたら楽になるのか」を伝えています。
そもそも身体は、正常な状態が「楽」で「生活しやすい」と知っています。身体が知っている楽にする方法を「身体の声」として聴いて施術しています。
自分が「どうなりたいのか」、「どうしたらいいのか」は、自分が一番わかっているはずです。身体の声は、この「自分が一番わかっている」ことです。
身体の声を伝えることは、「本当はどうなりたいのか」という自分のあり方や思いに気づいてもらい、自分の心身を大切にしてもらえるようにすることです。
「凪のお暇」を見ている人、共感している人、面白いなと思っている人は、自分の身体の声に耳を傾けて下さい。
「空気を読み過ぎていないかな」、「人の目を気にしすぎていないかな」、「我慢しすぎていないかな」、「無理していないかな」、「ため息が多くないかな」……など、自分の心身の状態を気に掛けて下さい。
そうすると、もっと楽に、もっと笑顔で頑張れます。自分の足で一歩を踏み出せます。
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