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2022-01-18
《12代目天狼院秘本》最後の一文を読んだ時、私たちはいつの時代も、どこにいても結局はこの一言によって動かされているのだと思った一冊。
「天狼院秘本」をご存知でしょうか?
天狼院書店発祥、本の中身はさることながらタイトルさえも「秘」したまま拡販するというものです。
店頭に来ても、真っ黒のカバーに覆われていて、何も見えない!
分かるのは手で触れて分かる厚さ、大きさ。以上!
これは書店の経営者としては他には知らせたくない、けれども、一書店人として面白くいい本なので全力で売りまくりたいという店主三浦の2つの相反する想いの交錯を経て、苦肉の策として生み出した販売方法です。
2014年に第1代を発表した時、販売開始してから1週間で実売90冊と信じられないほどに売れたそうです。でもその売れている最中も売りたい、でも知られたくないのジレンマの中にあったと言います。笑
そして2022年1月、第12代目を発表するに至りました。
私がいち早く(スタッフの特権、、!)店主からタイトルを聞いて即購入、
読み始めた時に感じた事は「なんて綺麗な言葉を使う著者なんだろうか。」という事でした。
ただそんな頭の一部に自我があったのは一瞬で、
吸い寄せられるように3部作のうちの1部を読み終えていました。
まだ1部だけ読んだ時にそんな事を店主に伝えると、
「何を言っているんだ、3部目がとにかくすごいんだ。」と。
そしてその3部目を読み終えた後、本当に天井を見上げました。
涙が流れました。
最後の一文を読んだ時、
「私たちはいつの時代も、どこにいても、結局はこの一言によって動かされているのだ」
と思わざるを得ませんでした。
誰かを想うことができるということの尊さ、一方でその脆さと危うさ。
でも全てをそこに捧げようと決めた時の強さ。
時空を超えて、あらゆる文化や宗教を超えて交錯しながら進んでいく
ファンタジーの中で突然突きつけられる現実に、
夢か希望か、あるいは絶望のどちらを想定しておけばいいのだろうか迷いが生まれ、
少しの疲れを感じつつも、冒険心を抑えきれないうちにまた次のページへと手が動く。
でも全てが最後の一文において、その一言において、
これまでの物語は全てこのためのものだったのだと気づいた時、
同時に私たちがこの世に存在する意味は結局はこのためなのだと思ったのです。
本当に皆様に読んで欲しい、ただそれだけです!!!!
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2022-01-18 | Posted in 記事