WindowsからMacに移行して半年雑感《天狼院の流儀》
マッキントッシュ（Macintosh）と聞けば、コジャレたデザイナーやアーチストの愛用品だと、勝手に思っておりました。
仕事をする上では、やはりWindowsでないと対応できないだろうと思っておりました。
スティーブ・ジョブズなにするものぞと。
ところが、WindowsからMacに移行して半年、仕事は劇的に効率化されました。超絶早くなったと言っていい。
Macと言っても、特に僕の場合は、MacBook Airの11インチを使っています。これは実に美しいツールなんですが、美しいばかりではなく、パフォーマンスをいいという、言ってしまえば、「女子アナ」的な機種なのでございます。
何がそんなにいいのか。
良い点は様々挙げられますが、特に次の３点は、仕事の効率化に大きく寄与しているものです。
１．起動・終了が無茶苦茶早い。
２．マルチタッチジェスチャーが信じられないくらいに便利。
３．iCloudの完全実用化で紙のメモや手帳を持たずに済むようになった。
マルチタッチジェスチャーについては、Appleの公式ページに詳しいので、そちらをご覧頂ければとおもいます。
長嶋監督流に例えれば、「ひゅん、ひゅん」と自在に画面が切り替わるのです。アイコンを探して、カーソルを合わせて、クリックして、なんて面倒なことは一切なしで、「ひゅん、ひゅん」です。なぜそんなことができればといえば、指の本数まで、パッドが認識するので、多様なことが本当に「ひゅん」とできてしまいます。
と、いうと、あ、ジェスチャーを全部覚えるのは難しそうだな、と思う方もおられるかも知れませんが、最初にちょっとだけ覚えてしまえば、本当に「ひゅん、ひゅん」なんで、覚えないほうが損ですし、そもそも本当に感覚的に操作できるので、すぐに覚えられます。
また、iCloudの完全実用化についてですが、これは主に、最新のOS、「OS Ⅹマウンテンライオン」から本気で使えるようになりました。iPhoneとの同期が超絶便利です。
MacのOSの方が、アプリなどでお馴染みのiPhoneのiOSのかたちに合わせる方向に進化したので、iPhoneを使っている人がパソコンをMacにすると本気で驚くような同期性を体験することになります。
たとえば、iPhone５の「メモ」で書いたことは、ほとんど時を経ず、MacBook Air上の「メモ」に同期されます。
それまでは、コクヨの「Cami APP（カミアップ）」やキングジムの「SHOT NOTE（ショットノート）」というデジタル対応のメモ帳に書いて、それをクラウドサービスの「Evernote（エバーノート）」にアップして、場合によっては「KYBER（キーバー）」という手書きの文字をデジタル文字に起こしてもらえるサービス（有料）で、デジタル化してもらっていました。そうすることによって、ようやく検索も可能になるのですが、しかし、これは非常に面倒です。手書きでやって、スマートフォンで撮影（カシャと撮影音がなるから実際は家でしかやりにくい）して、データをアップして（自動にする設定もあるにはあります）と。また、メモ帳が一冊終わってしまった場合、そこに結構重要なことが書いてあったら、その終わったメモ帳までカバンの中に携帯する必要もあったのでとても面倒でした。しかも、全部デジタル化しない限りは検索もめんどうくさい。
けれども、Macの環境になったら、iPhone５のメモ帳に打ち込むだけでパソコン（MacBook air）やiPadの同じメモ帳アプリに同期されるので、超絶便利です。あとで検索する際も、検索機能があるので、昔のメモも簡単に呼び出せます。しかも、書いたものをたとえば、ブログや文書で使いたい場合も、コピペで引用できます。
また、メモ帳だけでなく、同様に、カレンダーとリマインダーも同期されるので、僕はついに手帳とお別れすることにしました。
iPhone５とMacBook Air、それをつなぐiCloudという組み合わせは、僕がフルスロットルで仕事をする上で、欠かせない組み合わせになっています。もはや、Windowsには戻れません。
また、WordやExcelなどOffice系のソフトは、Windowsだけでなく、Mac版も出ているので、その点でも問題ありません。
仕事上、否応なく、Office系のソフトを使わなければならないときもありますが、僕は使わなくてもいい場合は、Appleが出しているiWork系のソフトを使っています。
このソフトはAppleらしく、感覚的に使えて、しかもオシャレなドキュメントが簡単に作成できるので、仕事をするモチベーションも上がるのです。
