雑誌編集部

【Let it go ~♪問題】私が15年間考えていること~ありのままの自分を生きる方法~≪雑誌編集部:こころさんの読書エッセイ≫


こころさんレポート

*この記事は雑誌編集部に参加されているこころさんに書いて頂きました。

はじめまして。天狼院書店編集部のこころです。
Let it go~♪Let it go~♪(あの流行りの曲にのせてご想像ください)

ありのままの自分をきることについてトライ&エラーし続けてきた私の初めての寄稿はこのテーマでいかせていただきます。
「天狼院書店=本屋さん=9歳くらいのときの私のあの疑問」という感じで記憶が繋がったのでこんなテーマで書いてみようと思った次第です。

「自分らしく生きる」というのが私の人生テーマ。ただ、人に対して「ありのままの私るん♪」と押し付けたいというわけではありません。自分自身に対して常に素直にいたいんですよ~、という意味で使っています。
そんな風に生きていけたらいいなと日々思う24歳です。

 

1.本は人類の課題にどう貢献しているのかについて考える
・・・ごめんなさい、表現が大袈裟です。大袈裟なのは幼少のみぎりより、癖です。

私は物ごころついたときから本が好きです。
でも読書量がずばぬけて多いというわけではないと思います。人よりちょっぴり多いくらい?
社会人になった今でも週2回以上は意味もなく本屋さんに立ち寄ってしまう日々・・・
子供のころも、毎日のように学校の図書室に通っていました。
(たぶん、本がたくさん置いてある空間自体が好きなんだと思います。)
そんな9歳のとある日、ふとこう思ったんです。

「世の中にはこんなにたくさん本があって、過去に生きてきた人たちはいろんな知恵を残してくれてる。でも戦争を繰り返したり、人をいじめたり、問題はなくならならない。これだけの本があれば、解決策が1冊くらいはあるはずなのに。何ですぐに解決できないことばかりなんだろう?」と。

文章化すると、なんとも哲学少女風味(笑)でも、当時は純粋にそう感じていました。
今振り返ってみれば、私自身いつも何かしらの課題を抱えていて、もちろん本を読んだからといってすぐ実行して解決できるわけもなく、気になっていただけのことなのかもしれません。

 

2.悩みがあるからこそ本の活かし方を追い求める?!

いろんな環境的要因もあったのだと思います。
自分の気持ちを押しのけ、周りに合わせた行動をとるようになったり、傷つきたくないが故に先回りして気を使いすぎてストレス過多になるという、なんともエゴな癖をつけてしまいました。
進路選択も常に「~したい」ベースではなく、「~した方がきっと将来的にいいだろうから、自分の本心とかよく分からないけどこっちを選ぶよん!」という人でした。

まさに「ありの~ままの~私~♪」とは少しずれた状態で生きているということ。
だから、「私はこれが好き!」というものをつきつめている友人がいると、とても羨ましかったし密かに憧れていました。

そんな私がこれまで「むむっ!これは自分にぴったり!」と響いた本を一部ご紹介します。

・赤毛のアン/L・M・モンゴメリ(出逢った時期:たぶん小学2年生)
あまりにも有名ですので内容は割愛させていただきますが、私にとって人生のバイブル的存在です。理想とする生活や友情、キャリアを築きあげていくかわいい主人公、アン・シャーリーにゾッコンです。

・にょっきにょッキ!/たかはしけいこ(出逢った時期:中学1年生)
2003年に発刊されたエッセイ本で、著者が小学校~高校時代にダンスやアメリカ留学などに挑戦した経験が記されています。「MY WAY」を追い求める著者の姿に励まされた1冊。中学生のとき、隣のクラスの国語の先生がプレゼントしてくれました。

・キャリアも恋も手に入れる、あなたが輝く働き方/小室淑恵(出逢った時期:大学1年生)
㈱ワーク・ライフバランス代表の小室淑恵さんの著書です。「女性でも、働き続けながらこんなにも自分らしい人生を選び取っていけるんだ!」と目が覚めた1冊。とくに女子大生&その彼氏の皆様に読んでいただきたいです。小室さんの著作は他にもたくさんあり、長時間労働による弊害と具体的な解決策を、決して企業の福利厚生的な視点からではなく、経営や国家課題としても分かりやすく説いてくださっていますので200%オススメです。

 

こんな本を読みながら、この人のこの知恵を自分にどう活かせば、今で言う「Let it go~♪」な自分に近付けるのか?を実行する日々でした。
といっても、必ずしも本にあるメソッドをそのまま実行するというわけではなく、読書しつつもその時やるべきことを一生懸命やる、という感じでした。

 

3.9歳から考え始めて早15年・・・結局のところ

Let it go~♪な自分を生ききれない原因、一体それは何なんでしょうか。

仙人とかエライおじさんがいつかやってきて私に教えてくれるんですか?!
大学で講義してくれるんですか?!
この人生への違和感を払拭したい!答えはどこやねん!

と読書しながら15年考え続けてきまして(頭悪っ)、かつ大学時代に起業家・失職した人・ワーキングマザー・アーティスト・政治家・お医者さん・美人OL・大学を休学している人…など様々な人と出会った結果。

私は長年のLet it go~♪問題にここで終止符を打ちたいと思います。

今のところ出ている答え、それは…

「自分本来の気持ちと違うことは、やらないと決める」。以上!!!
(意外とシンプル・・・ずどーん!)

この1点に尽きるかなあと。逆説的な表現ではありますが、雑誌編集や起業するときに定めるクレドと同じです。
Let it go~♪を追い求めようとしたとき、私のように頭が悪く自分の素直な気持ちを感じとる経験の少ない人は、つい「私の本当にやりたいことって何!」「私の個性って何!」「私私私!」という方向でムキムキと考えがち。これが諸悪の根源・・・。
悲しいかな、そもそも多くのバイアスがかかっている状態で「本当にやりたいこと」を選択できるはずもないのは明らかです。
逆説的にやらないことを決めてしまえば、残る選択肢は自分にとって心地よいものになる。残した選択肢の中で更に精度を高めた選択をしていく。この繰り返しで、将来的には素直に「私のときめくものってなんだろう」という方向で考えることができるようになるのかなと思います。練習練習・・・!

ちなみにこの結論に至ったのは、そういうメソッド本を直接的に熟読したからでも、ただただ何もせず考え抜いたからでもありません。
新卒2年目にして転職し、本業とは別にライフワークとしてライターの活動を決意するために、一番うまくいった方法だったのです。

…ということで、ぜひ、みなさまの人生がよりよいものになりますように!

*こころさん、ありがとうございます。次回の雑誌編集部は7月5日(土)、ウェブライティング講座を行いますので、ふるってご参加ください!(スタッフ川代)

天狼院への行き方詳細はこちら


2014-06-23 | Posted in 雑誌編集部

関連記事