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メディアグランプリ

4か月でー10キロのダイエットに成功して分かったこと


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:日置則子(ライティング・ゼミ特講)
 
 
「え、ちょっとその話もう少し詳しく!」
漢方を飲むだけで3か月で8キロ痩せた。
斜め後ろで聞こえたケイくんパパの話しに、私は思わず食いついた。
2019年1月の終わりのことだった。娘の通う保育園の同級生のケイくん宅では、時折ホームパーティが開かれる。この日も遅めの新年会ということで、数組の家族がケイくん宅に集まっていた。
「いや、ストレスでお酒の量が増えたせいか体重が増えてさ、職場の先輩にきいて、漢方を飲んだんだよ。そしたら笑えるくらい痩せるの。まったくリバウンドなし。8キロ痩せたよ」
言われてみるとたしかに、数カ月前より細くなっているような気がした。
私は食い入るように話を聞いた。なぜなら、私もお腹の肉が気になっていたから。
最後に体重計に乗ったのは、いつだったか。少し前に自己流で糖質ダイエットをしてみたけれど、まるで減る気配がない体重に嫌気がさして乗らなくなった。
その時からの体感として今は1~2キロ増えている気がしていた。たぶん、ギリギリ60キロくらい。
60キロは、ちょっとやばいかな。
娘の卒園式が2か月後に迫っていた。上の子の卒園式の時に買った2年前のセレモニースーツが着られるだろうか。おそらく、着られない。袖を通すのも怖い。
そんな私に、ケイちゃんパパからの情報は、聞き逃せないものだった。
漢方を飲むだけで、痩せる。リバウンドなし。
ほんとに? と疑いたくなるが、じつはケイちゃんパパは薬剤師だ。薬剤師が勧める漢方ダイエットなんて、信ぴょう性高いかも!
「うちの薬局に併設されている漢方の店があるんだけど、そこでカウンセリングして調合してもらうの。だいたい、1日分で500円くらいかな? そんで1カ月に1回くらい調合見直してもらう」
「食事制限や運動は?」
「最初の方に10日くらいちょっとね。でもそれを過ぎたら漢方飲んでただけ。俺はね」
それを聞いた私は、数週間後、さっそくカウンセリングの予約をいれた。
ダイエットの本格開始日は、3月18日になった。
娘の卒園式には間に合わなかったが、小学校の入学式には数キロでも痩せていられるかもしれない。
 
その時の私の食生活は、朝はごはんに納豆、昼は炭水化物多めの外食、夜はお米を抜いておかずだけ。そんなに食べていないのに何で痩せないんだろう? って思っていた。
でもじつは、子供につられて夕飯後に必ず何かおやつを食べていた。日中もカフェオレやジュースを2本くらい。
そしていざ、カウンセリング。久しぶりに体重計に乗って驚愕した。
65キロ! 予想より5キロ多いんですけど!!
それから、私の漢方ダイエットは始まった。
漢方ダイエットには、徳田さんという、20代後半のほんわかとした優しい雰囲気の女性の薬剤師さんが担当についてくれた。彼女自身、漢方ダイエットを経験済みとのことだった。
「まずは10日間、漢方とスープだけです」
こともなげに、徳田さんは言ってのけた。さらに。
「10日後も、朝と夜は漢方とスープです。お昼は自由ですが、低GI食品のこのドリンクを飲んでください。これで血糖値の上昇が抑えられるので脂肪がつきにくくなります」
え、10日経ったら、ご飯はいつも通りでいいんじゃないの?
慌てて尋ねたら徳田さんはにっこり笑い「頑張りましょう!」と言った。
 
結論から言うと、ケイちゃんパパは嘘をついた。いや、彼には嘘ではなかったんだろう。
男女で筋肉量が違う、日中の消費カロリーも違う、生活環境がまるで違う。
私には、「飲むだけ」で効果を得ることは難しいようだった。
地獄の10日間が始まった。
漢方は毎日薬缶で煎じた。500mlの水に調合された漢方を入れ、30分煎じる。くつくつ煮ると、250mlほどの黒い液体ができる。それを朝晩の食事の前に飲む。
食事は、トマト味とほうれん草味のスープ。マグカップに一杯だけ。
お腹が空くなんてもんじゃない。ずっと腹の虫が鳴いている。
空腹をごまかすために漢方の他に低GI食品を飲んだ。菊芋でできている銀色のパウチに入った飲み物だ。これが甘い。脳がしびれるほどうまい。甘いって幸せなことだって実感した。
10日で2キロ減った。
朝は体重計に必ず乗り、漢方を飲み、スープを飲む。
慣れてくると、スープは自分で作るお味噌汁や野菜スープに切り替えた。具が入っているだけで嬉しい! 食べられるってほんとにいい!
そしてなにより嬉しかったのは、毎日減っていく体重計の数字だ。
1カ月を過ぎる頃には、-5キロになっていた。
停滞期に入ると、イライラして、誘惑に負けそうになった。でも徳田さんのおかげでがんばれた。彼女に報告するという義務があるから、停滞期でもやけをおかさず、衝動を抑えることができた。
GWを過ぎたころには59キロと久々の50キロ台に突入し、周りから「痩せた」と言われることが増えた。
7月に入ると、体重は55キロ。開始から-10キロを達成していた。
着られなかったジャケットのボタンが閉まる。ズボンのウエストがゆるい。
顔も緩む。
痩せるための魔法なんてないのだ。地道に腐らず、頑張る。それしか、成功はない。
……いや、ほんとは徳田さんに効果的な食べ合わせとか、ストレッチ方法を聞いたから、それらの実践と漢方の効果ってのもあると思う。
でも巷にあふれる○○ダイエットに安易に飛びつきそうになる方に言いたい。「結局、努力しなきゃだよ」
理想の自分を目指してがんばりましょう。私ももうちょい、頑張る予定です。
 
 
 
 
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2019-11-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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