薬箱にはびわの葉を忍ばせて
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:清水 亜美(ライティング・ゼミ日曜コース)
医療が進歩したとはいえ、がんは死亡率ランキングにも毎年上位に入る病気であるのは誰もが知っていることかと思う。
完治するものも増えてはいるとは聞くが、末期がんからの生還は普段の生活しているなかではそう多く耳にしない話ではないだろうか。
「私は末期の子宮がんだったの」 いう今にも走ってどこかに飛んで行きそうな元気で勢いのある70歳の女性がいる。
彼女からそう言われなければ末期の子宮がんを患っていたとは予想もできない。
その彼女を救ったのは『びわの葉』 だという。
それは40年以上も前のことで旦那様の仕事の都合でブラジルで生活をしていたときのことだったそうで、地元の人たちはなぜか具合が悪くなるとなぜか「葉っぱ」 を全身にまとって休んでいるだけで元気になっているところを目撃し、彼女も不思議に思っていたそうだ。
実際に彼女が具合が悪くなった際に病院に駆け込んだときにその葉っぱの正体が『びわ葉』であることを知り、後に末期の子宮がんを克服することに繋がったとのことである。
先人の知恵としてびわの葉の効用はなんとなく知っていたが、個人的には巷のウワサ程度だろうと思っていたが、ご縁があり、彼女が講師として活躍している自然食の料理教室に通うことになった。
そこでは日常に取り入れてやすいびわ葉の使い方をいろいろと教えてもらったが、正直、葉っぱで具合が良くなること自体が疑いしかなかった。
ある時、動画サイトで講演家の方の話のなかにも人里離れた山奥の田舎では、集落に診療所や病院がないので、『山は薬局』 といって、先人の残した知恵を活用して野草などを上手く使いながら体調不良を乗り切っていたという。
都心部で生活をしてきた私としては疑い深いことばかりなので、調べてみると、インドや中国では大昔から素晴らしい薬効や癒やしがあると伝わっており、インドのある教典には『びわの木には枝や葉、根、茎すべてに大きな薬効があるので、病気の人は手で触れたり、香りを嘆いだり、舌でなめることによって、すべての病苦を治す』 と書いてあるとのこと。
日本では江戸時代にはびわの葉は「枇杷葉湯」という飲み薬として出され、夏の食あたりや熱中症を予防する飲み薬として庶民に広がり人気になっていったそうだ。
こんなに古い歴史があることを知らなかった自分を恥じたいが、物は試しということで料理教室で聞いたびわ葉の活用方法を試してみた。
幸いにも具合が悪いところはなかったので、頭にびわ葉を敷いて寝ると頭がスッキリするとのことだったので、言われた通りに実行してみたところ、横になったときはびわの葉の硬さによる違和感があるが、次第に頭の形にフィットしてくるので、一度寝てしまえば気になることなく朝まで寝ることができた。
気になる効果はぐっすりと寝ることができ、心なしか頭がクリアな体感を得ることができ、起きたときのびわの葉はカラッカラに乾いていた。
それだけ、何か体に溜まっていたものが排出されたのではないだろうか。
情報社会のなかで頭を駆使することが日々、増えているなかでこのクリアな爽快感は自然のものならではとも思えた。
自然のものなので、薬などによる副作用などの心配をせずに活用できるのが最大のメリットであり、自然からの恵みだと思う。
さらにびわ葉の効果を調べていくと、
・血液浄化作用
・骨粗鬆症予防
・メタボ対策
・咳止め、喘息の改善
・肌トラブル防止
など……
一般的に考えれば病院に行って対処したり、食生活の改善が必要なことばかりがびわ葉の効果として挙げれていた。
先日、家族が風邪で体調を崩した際にびわ葉で咳止めの効果があることを知ったので、勧めてみたところ、薬ではないので、効果は期待していなかったが、自然と治っていくような感じがしてよかったとのこと。
必要に応じて病院受診をして的確な治療を受けた方がいいこともあるが、多少の体調不良や病院が開いていないなどで受診できないときなどは一時的な対処しては効果が高いのではないかとも思った。
さらに調べて、実践してみると、びわ葉が漢方薬の原料になっていること、動画サイトで講演家の方が『山は薬局』って言っていたことにも納得であり、自分に知識がなかっただけだったが、家庭医学ということばがあるように、少し具合が悪いからすぐに病院! ということではなく、先人の知恵や自然からの恩恵を取り入れてみることもありなのかもしれない。
(※命に関わるような状態のときは冷静にしかるべき判断をお願いします)
と当時に、末期の子宮がんを克服した70代の彼女の話は信じがたい話ではあったが、古くからあらゆる面で活用されていたことをしり、そういうこともあるかもしれないと確信に変わった。
なかなかびわの葉が手に入らないという方もいるかと思うが、通販サイトなどで無農薬のびわの葉も販売されているようなので、身近にびわの木がない方はそういったところも活用して試してみるのもいいかもしれない。
調べれば調べるほど、活用方法が無限であり、万能であるびわの葉は優しく体を癒やしたり、治したりするのである意味では気軽に呼べるお助けマン的存在である。
これからの寒い時期にはゆず湯ならぬ「びわの葉湯」も体を芯から温め、湯冷めもしにくいようなので、本格的に寒くなる前にびわの葉を仕入れて、試してみようと思う。
侮れないびわの葉の効能を知ってしまったので、これからの我が家の薬箱にはびわの葉を活用できるように常備したい。
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