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メディアグランプリ

記事:40代の女性が死ぬまで楽しむために


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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ワタベミカ(ライティング・ゼミ平日コース)
 
「私の1日は、仕事と家以外の往復以外に何もない」
40代で、はっとした。
 
40代ではっとして、決めたことがある。
これからは、真剣に時間を使う。やりたいことが全部できるように真剣に遊び、真剣に仕事をする。
 
きっかけはFacebookでの友人知人の楽しそうな写真を見たことが始まりである。写真からの私の勝手な妄想の世界と、自分の現状を比べてしまったのだ。よくある話である。ベストショットを切り抜いて投稿されているものに、心がかき乱されるなんて馬鹿げた話ではあるのだが、頭で整理されることと心が連動しない。
 
「友人の何に対して心が揺れているの?」
 
「友人のコミュニティに入れてもらえば済む話?」
 
自分自身に問いただしてみたが、そうではない。
心底おもしろいことに時間を費やしたい。
誰かとただ一緒に過ごしたいという寂しさからくる空虚感ではなかった。自分が興味のあることを、誰かとともに共有し、心躍る時間を過ごしたいと思っているのだった。
 
「どんな人と何で繋がりたいのだろう?」
 
とにかく今を変えたい。自分から仕事をとってしまったら、何も残らないなんて寂しすぎる。
 
前からいろいろなコミュニティに参加して、素敵な歳のとり方をしているなと思っていたYさんのことを思い出した。彼女は話題に幅がある。食の話、ビジネスの話、伝統文化の話、いろんな引き出しがあって、それぞれの分野においてそれぞれに参加しているコミュニティがあったりする。その分野分野で友達がいる。なるほど、私も興味のあることでコミュニティに参加すればいいのでは? そうすれば、もっともっと知識も、面白い人とのつながりも、広がっていくに違いない。人間としての幅も広がりそうだ。すぐに糸口を探した。
 
まずは日本画。子供の頃から絵を描くのが好きだったのだけど、日本画は触れたことがない。たまたま近くの美術大学で、公開講座をやっていたので参加してみた。おもしろい。
すごくおもしろい。日本画の顔彩は、今でも自然の鉱物を使って表現されるものが多い。その微粒子の細かさによっても色が変化する。とても興味深い。下絵を写し撮るところから、全く水彩画や油彩の技法とは異なる。麻紙といわれる紙に描くのも、にじみ具合が加減できておもしろい。公開講座で知り合ったおばあちゃんと、早速日本画の話で盛り上がった。
 
「あ、楽しい。」
仕事以外の共通の趣味で出会った知り合い。
 
その次にボイストレーニング。
発声練習から始める。うまくなって、カラオケで熱唱! というところまでいけば、ウケを狙えるレベルまでいけることを目標に、楽しそうだ。
 
そして写真。一眼レフでいい写真を撮る技術を習得する。
誰もが自分のベストショットは、撮られて嬉しくない人はいないだろうし、これもコミュニティが生まれる1つのネタだろう。上手な人がいれば、写真を撮るコツを教えてもらうのもいいだろうし、写真も楽しく、はまれそうだ。
 
料理も始めてみた。
基本からしっかりと、出汁のとり方から、出汁の使い分け、応用の仕方まで学びたいと、佐竹ママにお願いしてみた。すると、快く受けてくださり、定期的にお料理勉強会をすることになった。なんだか私一人が勉強させてもらうにはあまりにももったいないような気がして、周りの知り合いに声をかけてみた。
 
「おはぎ作りを佐竹ママに学ぶ会」
と銘打って、参加を呼びかけてみた。そうすると、あっという間に様々な年齢層の女性が8人名乗りを上げた。すごくうれしかった。あっという間にコミュニティができて、皆で楽しく学び、その上おいしいもんを食べられる会が開けたのだ。
 
「次に黒豆も習いたい!」
 
「栗きんとんもーーー!」
 
「じゃこ山椒も習いたい!」
 
次から次へとおはぎ会の後に開催されて欲しい料理のリクエストがでてくる。
 
「なんだか婦人会の集まりみたいじゃない?」
と私が言うと、
「わぁー、割烹着とか着てやる感じ?」
「ええやん、それ。やろやろ!」
 
と盛り上がって、とうとう会の名前入りのおそろいの割烹着を作ろうかということになった。
 
仕事と家の往復だけで、小さな世界にいた私が、ちょっとしたきっかけから、行動を起こしたことで、こんなにもコミュニティが拡がるなんて、想像もしなかった。
 
要は、自分が塞いでいただけで、自分の直ぐ側には、同じようなことに関心をもった仲間がいたのだと思った。主体的に動くことがこんなにおもしろいなんて、と調子にのって、最近は、ライティング・ゼミを受講しはじめた。発信力を少しでも高めようと考えての受講だ。
 
しかし、今のところ、添削をしてもらってwebにアップされたことがない。いい文章を書いてゼミが終了するまでにはアップされるようにもがこうと思う。ここでも、いいコミュニティができそうである。
 
ボイトレは、年末に、ものまねカラオケ会を計画している。
 
写真は、ライティング・ゼミを受講している受講先で、写真の撮り方講座があることを知り、来年、受講を考えている。同じように上手く撮りたい人達に会うのが楽しみだ。
 
40代からでも始められる。
待っていてはダメだ。自分からやりたいことを制覇するために何をするべきかを考えようと思った。
仕事を効率よく終わらせ、余白の時間を持つために、より真剣に仕事に取り組もう。そして、その余白の時間で、幅広くいろいろなコミュティを通して面白い人達と興味のあることを真剣にやっていこう。
 
仕事でも遊びでも、そこで出会う人達との繋がりが、死ぬまで一生楽しめる道へと繋がっているように思う。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-12-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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