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メディアグランプリ

テレビがあっても辞められないYouTube.


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:吉田 真子(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
YouTube、ウィキペディアによると2005年にアメリカで設立され現在はGoogle LLCが提供する世界最大の動画共有サービス。
現在このYouTubeは確実に私の日常生活に完全に入り込んでいる。
お風呂に入る、歯を磨く、ご飯を食べる、テレビを見るのと同じで日常的にYouTubeを見ているのだ。
 
私がYouTubeを見始めたのはおそらく2013年頃だと思う。
当時は今のようないろいろな動画はなく主に音楽を聴いたり、そのミュージックビデオを見るためだけに使っていた。海外の音楽に関してはその他のアプリと比べれば群を抜いて多かったためなおさら使う機会が多かった。
海外で流行っている音楽を見つけ動画を見、ミュージックビデオのダンスが面白そうだったらよく真似をして踊っていた。
 
だが時代とともにYouTubeに投稿される動画の内容も次第に変わっていった。
音楽以外にメイクの方法だったり、ネイルの方法だったり他にもダイエット、語学、最近では芸能人の専用チャンネルも登場しだした。
数年前に一時期興味があって見ていた動画はメイクの動画だった。
雑誌でメイクの方法を見るよりも分かりやすくあっという間にのめり込んでいった。
いろんな人のメイク動画を見、気になったアイテムがあったら購入し動画を真似してメイクをする。また世界のいろんなメイクの方法の動画が投稿されていたため見ているだけで楽しかった。
 
そして現在私が何よりも楽しみに見ているのがとある猫の家族の動画だ。
動物が対象の動画は沢山ある。
特に犬と猫。
検索するときりがない程出てくる。
特に犬と猫の面白動画は何度見ても楽しい。
それと対照的に現在私が見ている猫の動画はいたって普通のとある猫の家族の日常を映した動画だ。
特にこれと言ってこの猫の家族が特別すごい技を持っているわけでもなく何の変哲もない普通の猫の家族なのだ。
 
だが私はこの家族に魅了されている。
 
この猫の家族に出会ったのは数か月前のこと。
私が初めて見たときはこの猫家族の母猫が妊娠していて臨月を迎えていた。
野良猫だったにもかかわらずとても人懐っこく
 
「ミャー」
 
と何度も鳴いて投稿者さんの足に体を擦り付けていた。
それがあまりにも可愛く見えた。
 
それ後投稿者さんに保護された母猫は数日後出産した。
動画ではそのシーンもしっかりと投稿されていた。
 
動物の出産シーンなどあまり見たことはなかったが赤ちゃん猫が出てきたのを見て私は感動した。生まれてきた子たちはとても元気がよくしきりに
 
「ミュー、ミュー」
 
と何度も鳴いていた。
 
目もまだ開いていないが一生懸命母猫のミルクを飲んでいる姿を見てまるで自分が母親にでもなったような気分にさえなった。
 
それからだ。私はその家族の動画が投稿されるたびに欠かすことなく見るようになったのは。
 
通知が来てはすぐに動画を開き子猫たちの成長を見る。
完全に私の日課になっていった。
 
実際に私の家には猫も犬も飼っているのでいつでも触れ合うことは出来る。
でもまだよその猫の家族を動画で見ている。
 
なぜこんなにもこの子達の動画を見ているのかあるとき不思議に思った。
 
そして気づいた。
私がこの子達に魅了されている理由はすくすくと元気に成長し大きくなっているのを見てこの子達の成長を応援したくなったからだ。それだけではない。
この猫の家族が保護された家にはほかにも数匹の先住猫がおりその子たちの反応や猫同士のかかわりあい方などを見るのがとても楽しいからだ。
 
一言に猫と言っても人間と同じように猫も十人十色。
いろんな性格の猫がいる。
甘えん坊な子、やんちゃな子、食いしん坊な子、シャイな子。
一匹として全く同じ性格の猫などいないのだ。
 
そしてこの動画にはそのいろいろな性格の猫と成長中の子猫の姿を一気に見ることが出来何一つとして飽きが来ないのだ。
 
まるで人間の大家族の成長記録を見ているような感覚だ。
昔テレビで放送されていた○○家の大家族のような。
そこには1つの大家族がいて、家族にかかわるいろんな人もいて。
その番組を見ているだけで家族の成長を見られるだけでなく、たくさんの人間模様も見ることが出来た。
 
当時私はまだ幼かったためそんなに感動などという感情はなかったが、現在の私が見たら全くもって違う視点から見ることが出来おそらく感動して泣いていただろう。
 
猫の家族と人間の家族は一緒の扱いにしてはいけないかもしれないが私はこの猫の家族の動画がこの大家族の映像と重なって見えてしまう。
だから動画に出てくる猫を応援したくもなり、一匹一匹がとても愛らしくずっと見ていたくなるのだと思う。
 
またこの猫の家族を見ることで心も豊かになった気がする。
仕事でどうしてもストレスがたまりイライラしたときにこの子達の元気に成長していっている姿を見るだけで心が穏やかになるのを感じることが出来る。
心を穏やかにするのは子猫たちだけではない。先住猫たちも同じだ。
子猫と戯れたりしている姿があまりにも和やかで毎回私は癒されている。
 
そういった動画を自分の好きなタイミングで好きな動画だけを見られる。
これはテレビにはないものだ。
好きな番組だけを録画で取り溜めして見たり、DVDなどを借りてみると同じようなことは出来るかもしれないがどちらも時間やお金がかかる。
ましてや一つの猫の家族だけに焦点を当てたテレビ番組などよほどのことがない限り存在もしないだろう。
そして結局YouTubeに流れてしまうのだ。
 
テレビっ子として育った私。
テレビは今でも好きで毎日のように見ている。
だがそのテレビに求めることの出来ない動画を求めて今日もYouTubeを見ている。
 
 
 
 
***

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2020-08-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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