やる気が出ない時にやったほうがいいこと 「やる気の出し方」講師からの処方箋
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:タマひろし(ライティング・ゼミ夏期集中コース)
明日が試験なのに、全くやる気が出ない。
やらなければならないと気ばかり焦って、ちっとも気が乗らない。
こんな経験はないだろうか。
私はやる気を出すのが上手ではなかった。
中学校でも、高校でも、定期試験の前にはやる気が出なかった。
当時、ゼロ勉(勉強時間ゼロの意)という言葉を、本当の意味で使っていたのは、私だけだった。
一浪してやっと入った大学でも、宿題や課題でいつも苦しんだ。
やる気が出せないのだ。
自分にご褒美を用意してみてもダメ、俺はできると思ってみてもダメ。
いっそ諦めてみたが、やっぱりダメだった。
たまにやる気になる時があったが、大人になっても、私はやる気を出すのが下手だった。
やる気を出せないことは、私のコンプレックスだった。
しかし、そのおかげで「やる気の出し方」について、人一倍興味を持つことができた。
どうにかして、やる気を引き出せないか、自分をそそのかすことができないかと、知識を蓄え、経験を積み重ねてきた。
その結果、現在、私は「やる気の出し方」研修の講師をするまでになった。
今日は、やらなきゃいけないと焦ったり、やる気が出ない時にやったほうがいいことについて、皆さんにご紹介したいと思う。
今日、お伝えするのは3点だ。
まず、内的動機づけを生かすことだ。
内的動機づけは、内なる欲求。その物事をやりたいという気持ちだ。
この反対が、外的動機づけである。自分ではない外から、「〜しなさい」とか、「〜したらご褒美をあげる」というようにいわゆるアメとムチで、その物事をするように仕向けられるものだ。
内的動機付けと外的動機づけでは、同じ時間でもパフォーマンスが数倍違うと言われているが、この世の中は外的動機づけで支配されており、私たちはしばしば自分に対してもプレッシャーをかけてしまうが、かければかけるほどに私たちのパフォーマンスは下がってしまう。
私たちが「やらなければならない」と思い込んでいる物事は、大抵の場合、「やった方がいいこと」に変換できる。どのような物事も私たちは自身の経験にできるからだ。
期限が迫り、プレッシャーがあると、我々はすぐ物事に取り掛かってしまいがちだ。しかし、取り掛かる前に、「やらなければならないこと」→「やること」→「やったほうがいいこと」の順に変換させた方がいい。
少しでもその目の前のことを、「やったほうがいいこと」や「やろうと思うこと」や「ポジティブなチャレンジ」に変えることができたら、しめたものだ。
その物事へのプレッシャーは非常に小さくなっているはずだ。
次に、努力はベクトルだということをお伝えしたい。
ベクトル、つまりエネルギーと共に方向性を持つということだ。
私たちには誰しも頑張る力を持っている。
物事がうまくいかないと、我々は自分の努力不足あるいは力不足であったと考えやすい。しかし必ずしもそうではない。少なくない場合で、我々は努力の方向がずれており、時間が足りなくなったり、力が足りなくなるのだ。
「今でしょ」で有名な林修先生も、「努力は必ず実る。ただし、努力の方向が正しいということが条件だ」と言っている。
締め切りが迫っている時、やらなくてはいけないことがある時、まずは進むべき方向を確認することだ。必要があれば修正すべきなのだ。
まず設計図を正確に書き、それから物事に取り掛かるべきなのだ。
最後に、やる気スイッチをO Nにする方法をお伝えする。
私たちには、やる気スイッチと言われるものがある。身体中探しても見つからない。
私たちのやる気スイッチは、脳のど真ん中にある「側坐核」という場所にある。
どうしたらこのスイッチが入るかというと、取り組むことである。
何か物事に取り組んでいると、5分程度で側坐核が刺激され、やる気ホルモンのドーパミンが分泌され、集中力や意欲が高まる仕組みになっているのだ。
ネット掲示板の2ちゃんねるを見ていると、「今はやる気が出ないため、やる気出るまで待つ」という書き込みを目にすることがある。私も昔そのスタンスであった。しかし、それではダメなのだ。待っていては一生やる気スイッチは入らない。
とにかく5分間だけとりかかろう。これだけで、私たちは勝手にやる気になる。
「やらなければならないこと」が目の前にある時、すぐに取り掛かってはいけない。
まず、物事が自分にもたらすプラスの効果について考え、心を整えよう。
次に、どのように力を注ぐべきかを確認しよう。
とりあえず、ほんの5分程度取り組んでみよう。
集中力とやる気が湧いてくるのがわかると思う。
覚えておいて欲しい。
目の前の物事に押しつぶされそうな時、この儀式があなたの力を引き出してくれるはずだ。
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
お問い合わせ
■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム
■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。
■天狼院書店「東京天狼院」
〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)
■天狼院書店「福岡天狼院」
〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
■天狼院書店「京都天狼院」
〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00
■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」
〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168
■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」
〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325
■天狼院書店「シアターカフェ天狼院」
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目8-1 WACCA池袋 4F
営業時間:
平日 11:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
電話:03−6812−1984