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書くことは自分との対話~「ライティング・ゼミ」の効用~


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

書くことは自分との対話~「ライティング・ゼミ」の効用~
 
記事:イマムラカナコ(ライティング・ゼミ5月開講通信限定コース)
 
 
何がきっかけで、この書店に辿り着いたかは定かではない。
2年前の夏、外のうだるような暑さとは無縁の病室で、私はその書店の名前を知った。
「天狼院書店」
何だか不思議な名前だった。
よくあるような書店名とは、雰囲気が明らかに違う。
失礼ながら、初めは何か怪しい書籍を販売している、ある一定のマニアの人たちのための書店かと思っていた。
 
インターネットで知ったこの書店には、本だけでなく様々な体験ができるゼミやセミナーがあるらしい。
珍しいな。本を売るだけではないんだ。
従来の書店とは違う雰囲気に、不思議と興味を惹かれるものがあった。
 
それから3か月後、退院し、やっと職場に復帰した私は、ある日所用で福岡に来ていた。
泊りだったこともあり、一人の時間を持て余していたところ、ふと入院中に知った「天狼院書店」のことが頭をよぎった。
確か、福岡の天神にお店があるはずだけど。
晩御飯を食べた後、気になって場所を調べた。
ここから、歩いてもそんなに遠くない。
何かに導かれるように、私は上着を取ってその書店に向かった。
福岡市内にそんなに詳しい訳ではない私は、ちょっと道に迷ったけれど。
私が知っている書店と言えば、路面店で赤々と電気がついていて、でっかい看板が掲げてあるというイメージだった。
一体どこにあるんだろう。
同じ場所を何周かした後、ふと見上げると、そのビルの2階に「天狼院書店」はあった。
やっと見つけることができ階段を上ったが、そこでまた扉の向こうが見えないことに躊躇した。
「ここ、開けてもいいんだよね?」
そう思いながら、思い切って扉を開いた。
そこには、思いがけず温かな雰囲気が漂っていた。
入店早々、何故か、にこやかに店員さんが話しかけてきたのだ。
書店では、こちらが本の所在や予約を頼むために話しかけることはあっても、なかなか向こうから話しかけられることはない。
いきなり話しかけられて、ちょっとしどろもどろになってしまったが、別にデパートの売り子さんのようにやや強めに売りつける感じではない。
こちらの好みや好きなジャンルを尋ねてくれて、それに合った本を紹介しようという熱意が伝わってきて、面白い本屋さんだと思った。
結局、話を聞きながら、4冊本を買って帰った。
ああやって店員さんがナビゲートしてくれると、自分の興味も広がるんだなと感心した。
 
帰宅後、買った本を読みながら、天狼院書店のことをもっと知りたくなった。
確か、本だけでなく、いろんな体験もできるんだったよね。
調べてみると、「ライティング・ゼミ」という講座が気になった。
キャッチフレーズは、「人生を変えるライティング・ゼミ」。
何だか凄そう。本当に人生変わるのかな?
実際にお店に行ったからか、誇大広告するような怪しげな書店には思えなかった。
 
退院はしたものの、今までのような働き方が難しいことを悟った私は退職を決心していた。
それから半年後の3月、私は長くお世話になった職場を去った。
久しぶりに家にいることが多くなった私は、今までできなかったことを体調が許す限りやってみたくなった。
今までとは違う短時間での仕事も始めた。
早く家に帰れるようになると、いろいろな事を考える余裕も出てきた。
少しずつ新しい自分を見つけていくことの楽しさを感じられるようになって来た。
そうして1年が経った頃、再び「ライティング・ゼミ」のことが心に引っかかった。
そんなに気になるようだったら、申し込んでみればいいじゃない。
自分の中で自問自答する。
せっかく時間もできたのだから、トライするべきだと思う自分。
どうせ続かないし大変に違いないと思う、もう一人の自分。
何回もスマホの申し込み画面を開けたり、閉じたり。
さんざん悩んだ末、やらない後悔よりやっての後悔と自分を奮い立たせてボタンを押してしまった。
 
ドキドキしながら受講したライティング・ゼミ。
その内容は、ここではお知らせできないが、「人生を変える」のかと聞かれたら、私は「変えることができる」とお伝えしたい。
書くことは、自分と対話することだ。
その結果、今までの自分を真摯に見つめ直すことになる。
これまで覗くことをおざなりにしていた、自分の考え、想い、ものの見方、今まで経験した感情と改めて向き合うことになった。
じっくり自分と対話すると、思いが浄化され、自分の人生について前向きに軌道修正していくような気持ちに何度も包まれた。
 
ライティング・ゼミには課題がある。毎週2000文字。全16回の提出課題。
初めは無理だと思った。
書くテーマもどうすればよいのか分からないし、そもそも作文だってそんなに長く書いたことすらない。
それでも全16回、必ず提出すること。
それが、私が初回に決めたことだ。
この記事で14回目となり、今のところ決めたことをクリアできている。
毎回、記事を書くときは頭を悩ませ、自分と向き合うことで蓋をしていた感情が溢れ、たまには泣きながら書くこともある。
それでも、私は書くことを中断したくないのだ。
 
諦めずにチャレンジし続けるということ。
自分の芯を見つめ直し、考えや感情を整理すること。
余計な枝葉を取っ払い、シンプルに考えること。
様々なことを面白く思えるようになったこと。
難しいと思っていることが思い込みに過ぎないこと。
やり遂げることの達成感。
それらが、私がライティング・ゼミからテクニックだけでなく学んだものだ。
その先は、きっと「自分の内面を変え、ひいては人生を変える」ことに繋がっていくだろう。
そんな確信めいた期待が、私を書くことへと駆り立てている。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

 

 
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2020-09-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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