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夢にまで見たライティングゼミが、夢に出てきた

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:市川春香(ライティング・ゼミ)
 
 
ABCユニットの夢を見た。
 
天狼院書店がおこなっている「ライティング・ゼミ」の2日間集中コースを受けた翌日の夜のことだった。
2日間、朝から夕方までずっと「ABCユニット」というワードを耳にし、翌日も「あ、これはABCユニットだ」「あ、これもそうだ」とABCユニット探しをしていたその日の夜、久々に見た夢がこれだった。ちなみにABCユニットとは、ライティングゼミでご伝授いただける読まれる文章を書くための手法のことだ。
 
その夢には、講師の川代さん、アシスタントの平野さん、そして一緒に講座を受けた受講生のみなさんが登場していた。
あまりハッキリとは覚えていないのだけど、平野さんが「みなさん!画期的なアプリができました!!」と名古屋天狼院に入ってきたところから始まった。
突然の大声に驚く店内、ザワつく受講生、何を言い出すんだと言う表情の川代さん。
 
「で、どんなアプリなの?」
と川代さんが平野さんに問いかける。
「なんと、世の中にあるABCユニットをスマホ上で全て可視化できて、しかもアプリ内に記録しておけるんです!!!便利でしょ〜〜〜」
そう言った平野さんは自慢げにスマホの画面を受講生の方へ向け、手に持った書籍の1ページをカメラに写すと、ABCユニットが図としてスクリーンに浮かび上がった。
「おぉぉ〜〜!」とどよめく受講生たちを尻目に、誇らしげな平野さんの表情がそこにはあった。
 
……というところで目が覚めた。
 
夢にまで見たライティングゼミが、本当に夢に出てきてしまった。
私は筆を取らずにはいられなかった。
 
天狼院書店の存在を知ったのは3年ほど前。
1年半の海外生活を終えて帰国した私は、どこに向かえばいいのか分からなくなっていた。
まいにち文字通り「忙殺」されて、自分の着地点を見失っていた。
そんな私を見かねて先輩が外へ連れ出してくれた。
それが京都天狼院だった。
先輩の知り合いがそこでアルバイトをしているらしく、話を聞きに行った。
 
正直何を話したかはあまり覚えていないし、その日が私の人生のターニングポイントに!なんてことはなかったけれど、あのとき天狼院書店の存在を知ったことは、後にライティングゼミに参加するきっかけとなったことは確かだ。
 
カクテルパーティ効果というものをご存知だろうか?
「人は、耳や目から入る情報のすべてを同じように扱っているわけではなく、自分に関係のある(興味のある)情報だけを選び出している」というものだ。
例えば、たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも自分に必要な事柄だけを選択して聞き取ったり、街を歩いていると自分が欲しいと思っているものばかりが目に入ったりすることがある。
 
京都天狼院を訪れたあと、Facebookを見ている時に流れてくる天狼院書店のページと、何よりも知人たちの「掲載されました!」の投稿がやけに目についた。
ちょっとだけ読んでみようかな……と思って開いたリンクの先には、本当にあの理系オタク男子の知り合いが書いたのか?と驚くぐらい面白い記事があった。
 
参加したい、でも参加しようにも名古屋に天狼院はないし……
と見送ること2年半(割と長め)。
 
名古屋に天狼院書店がやってきてくれた。
私の少ない脳内メモリでは講義と講義の間が開くと忘れてしまうし、飽き性のため人よりモチベーションが下がるのが早い。だからこの「2日間の集中講座」というのも私のやってみたい欲を後押しした。
そうして、夢にまで見たライティングゼミについに参加することができた。
 
文章を書くことは好きだった。
メールよりも手紙派だし、ちっとも更新されないブログも一度書き出すととまらない。
でも、いつも私の文章は散らかってしまう。
書いていると色んな思いや書きたいことが溢れてきて、いつの間にかどこか違うところに行ってしまうのだ。
これでは身内が読むのならまだしも、見知らぬ誰かに読ませる文章なんかじゃない。
どうにも私の文章は着地点を見失ってしまう。
 
実を言うと講義中、ABCユニットは腹落ちしていなかった。
講義内でおこなわれたグループワークでも人の意見を聞くばかり。スラスラと意見を言える他の受講生さんのことが、羨ましくて仕方がなかった。
なんで他人の意図していたところがわかるのかが、私にはわからなかった。
 
そんな中、初日の課題で思いもよらぬ結果をいただけたことには驚いた。
でももっと腹落ちさせたかったので、講座後もそこらじゅうABCユニットを探し回った。
そうしたら夢にまで出てきてしまったというわけだ(笑)
 
ライティングゼミのおかげで私が手に入れかけている「ABCユニット」という力強い武器は、私の書きたいことを着地点までちゃんと運んでくれる存在になってくれると思う。
これがABCユニットだよ!なんてヒントをくれる便利なアプリは存在しないけど、とにかく今はその確信が現実になるように書いて、書いて、書きまくってみよう。
 
そうやってABCユニットを自分のものにしていく過程も楽しもう。
読んでくれた人の人生を変えられるような、素敵な文章が描けるようになると信じて。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2020-10-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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