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個性って何

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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:三毛 三昧(ライティングゼミ 名古屋)
 
 
「なんてことを言うんだ!」
地下鉄の改札を出てすぐ、いきなり見知らぬ人に怒鳴られた。
ここに来るまで一言も喋っていないので、自分で無いことははっきりしている。
それなら、何がどうなっているか知りたくなるのは、普通だろう。
「何を言われたんですか? 内容は?」
身に覚えが無いので、いきさつを聞きまくる。
興味本位ならぬ、興味全部で勢いよく聞いたせいか、
「……、何だ、違うのか」
気をそがれたように、去って行った。
 
もしかして、
「違う!」
と、怒鳴ったり、言い訳したりしなければならなかったのだろうか?
 
申し訳ないが、そんな普通の反応は出来ない。
 
それは、かつて私がいじめられっ子だったからだ。
 
昔はよく一部の男子から叩かれたり、石を投げられたりした。
どう対処していたか、今となっては思い出せない。
ただ、当時学校には、いじめっ子からいじめられっ子を守ってくれる子が一人いた。
確か、まーくんと言ったか。
もちろんいじめられっ子は、私の他にも何人かおり、皆その子がかばってくれた。
 
誰かに泣かされると
「ちゃんと、言っておいたからな」
そう言って、もう誰かをいじめないよう話をしてくれていたらしい。
それでも、いじめっ子には、そんなことは関係なく、暫くすると、また、いじめ出す。
いじめは無くならないが、かばってくれる人がいると思えるだけでも、まだ頑張れた。
 
まーくんが教えてくれた言葉に、
 
「自分がやられて嫌なことは、他人にするな」
 
だった。
これは、私が何かの拍子に誰かを泣かせてしまったときに言われた言葉だ。
何故泣かせてしまったのかもう覚えていないが、この言葉だけは、今でも鮮明に覚えている。
ちなみに、当時私は小1で、まーくんは同年か一つ上くらいだったと思う。
 
「そんなこと言う小学生いるか〜!?」
と、言う人もいるだろう。
 
いたのだ。親にも先生にも、周りの誰も言わない様な言葉をいう小学生が、確かに存在したのだ。
 
それ以来、他の誰よりも、まーくんの言葉を信じるようになった。
 
だが、一年後彼は学校を去ることになる。
 
「転校することになった。もう何も出来なくなったから、自分で何とかしろ」
優しい別れの言葉だった。
確かに、いつまでも彼に甘えることは出来ない。
 
その日以来、私は、いじめられた分、相手に同じだけ返すようにした。
ただ、これだと同じ事の繰り返しで、埒があかない。
 
何とか、相手が手出しできない方法は、ないものか。
 
色々考え試したが、あまり効果は無かった。
周りには、相談していない。
なぜなら、的確かつ効果的な方法を示す人がいないからだ。
 
よく周りに相談しろと言うが、何とかなったことがあるのだろうか?
 
基本いじめは、他人の目の無いところで行われる。
そして、親も先生も一人の人間である以上、自分の人生や生活がある。
生徒一人のために、24時間365日見張ることは出来ない。僅かの隙があれば、そこでいじめは起こるのだから。
 
だったら、自分で何とかするしかないだろう!
 
後日、友人にその話をしたら、
「そんな事考える小学生は、まずいない」
と、言われた。
 
スマン、ここにいた。
 
たとえ小学生でも、自分で考えて人生歩いて行こうとすれば、他の人が気づかない「何か」に気付くことがある。余分な知識がない分、本質に近いものが見つかる事がある。
大人の常識から外れているから、物知らず扱いされるだろうけどね。
それでも、出した答えは、個性の元となる。
そして、自分で考えて行動すれば、個性的と言われる人間が出来上がる。
個性とは何か、と問われれば、私は、こう答えるだろう。
 
なぜなら、自分自身で出した答えとは、他の誰の物でも無い唯一無二の物だからだ。
 
いじめられた経験のある人は、自分で考え答えを出すという経験を繰り返してきたと思う。
加えて苦しさを表に出せず、中でため込んで生きてきたのだと思う。
それは、苦しいだけだし、苦しいのをそのままにする必要は無い。
 
表に出してしまえ! 人に迷惑にならないようにね。
 
ただ、苦しいのをそのまま表現すると、自分も周りも苦しいだけだと思う。
 
だが、その内にある本質を見つけたとき、それを表現すれば、声ならない「何か」を伝えられるのでは無いのだろうか。
それは、他の誰も持たない強みになると思う。
 
つまり、他の誰より個性的に生きられると言うことになるのではないか?
 
いじめられっ子は、個性が強い。
そう言っても過言では無い。
 
個性をどう生かすか。
それは、あなた次第ではいのだろうか。
せっかくいい物があるなら、使わなきゃもったいないぞ。
 
 
 
 
***
 
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2020-10-31 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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