メディアグランプリ

ヴィーガンライフを実践してみたら(6日目)


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:ペペ中村(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
以前からの興味と、いろいろ思うことあったりで、新年から食生活をヴィーガンスタイルにしています。
 
なにやら世界では1月は「vegan + January」で、ヴィガニュアリィという「1月だけチャレンジしてみませんか?」というムーブメントもあるようで、ちょうど良き! といそいそ乗っかってみました。
 
精進出汁パックを弱火でクツクツ煮出し、ゆっくりと色濃くなっていく出汁をぼーっと眺めながら、さて、今日はどんな料理に使おうか、などと思いを巡らせる時間もまだまだ楽しめています。
 
グダグダやり始めると、味気のない食生活に突入し、即座に元の生活に戻りたくなるような気がして、出来るだけ美味しい毎日を送りたいな、と日々工夫しながら過ごしています。
 
まだ6日しか経ってませんが、色々勉強になるなあ、と思ったことを少々お届けさせてください。
 
1.やっぱりUMAMI
 
さいきん「旨み」って、“KARAOKE”や“SUSHI”のように日本発の概念として、海外でも“UMAMI”として通用しつつあるようです。
それだけ私たちにとって必要不可欠な味の構成要素ですよね。先日、それを痛烈に感じた出来事がありました。
 
以前から目をつけていた、とあるベジタリアンフレンドリーなカフェで、食べたかったヴィーガンハンバーガーをお持ち帰りしました。
 
カリカリのバンズに、マッシュルームとトリュフのソースがトロリとかかった分厚いパテ(大豆ミート)。こんがりと焼かれたオニオンソテーもはさんである、見目麗しいハンバーガーです。
 
ウッフフ、と一口がぶり。もちろん美味い。
不味いわけがない。
 
がしかし、そこではっきり感じました。
私はこれまで、肉や魚そのものを欲して食べていたんじゃない。肉や魚の持つイノシン酸を欲していたんだな……、ということです。
このハンバーガー含め、私がこれまで食べたことのある大豆ミートのパテは、昔のミートボールのような、ソースがなかったらなんだかよくわからない味、といったものばかりです。
 
こんなことを言ってしまうと、以前の大豆ミートを知っている方からは「これでも美味しくなったんだよ」という意見が出るかもしれません。わたしの戯言は新参者の意見として温かく聞いていただけると嬉しいです。
 
とにかくですね、最初の一口、頬張った瞬間に駆け抜ける旨さの速度がちょっとノロい。肉のハンバーガーが100kmだとしたら、大豆ミートのハンバーガーはおよそ55kmくらい。
法定速度までもうちょっと出せるよ! がんばれ! といった具合です。伝わるかな?
こう、もっとこいよ! って感じなんですよね。
このあたり、ソースやトッピングで速度を上げる工夫が必要なんだなあ、と納得しました。
 
2.調味料の罠
 
次に、調味料も原料を調べた方が良い、と感じた出来事がありました。
みなさんは白砂糖にも動物が使用されているのをご存知でしたか?砂糖はもちろん植物から作られるのですが、なかでも白砂糖は、その精製過程で多くの場合、牛骨を使用しているのだそうです。
 
先日“LUSH”というコスメショップに立ち寄った際、店内のPOPにて、〈以前販売していたスクラブの返品受け付けます〉とありました。なんでもスクラブ剤として使用していた砂糖が、前述のように精製されたものだったということです
 
砂糖の精製段階で牛骨が使われる、ということをその時初めて店員さんに教えていただき、驚きました。勉強になったとともに、本当に1ヶ月ヴィーガンとしてやっていけるかしら? と少し不安にもなりました。市販のお惣菜などは、一見動物性の食材しか使用してないように見えても、表示に砂糖と書かれてあるだけで一発アウトの可能性があるというわけです。ひょ〜〜。
 
3.買い物難民
 
と、いうわけで出先で何か食品を購入しようとすると、かなりの探す時間を要します。
成城石井に行けばなんとかなるのでは?と考えたのですが、甘かったです。やはりすでに加工された弁当や惣菜は、一見植物性食材しか使用されていないように見えても、砂糖や出汁はやはり使われており、成分表示を見る限り完全ヴィーガン対応のものはありませんでした。
 
とにかく昼食を探すことに疲れて、その日は玄米おにぎりを二つ購入するに留まりました。
そのおにぎりさえも、具の海苔の佃煮に出汁が使用されていたかもしれませんし、今思えば完全植物性ではなかったかも、と思います。とにかく市販の調味料はなにが使用されているかわかりにくいですものね。
 
まだまだ小さな気づきで言えばたくさんあるのですが、今回はこのくらいで。今回書いた事柄は一見困ったことに見えるようなことばかりですが、その都度感心して面白がっているので、今は学んでいる状態として楽しんで生活しています。
 
このまま完全ヴィーガンに移行する生活はまだ想像出来ません。ですが6日目にして色々学びが多く、ひと月後に自分がどんな心境になっているのか、今から楽しみです。
 
 
 
 
***

この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325


■天狼院書店「シアターカフェ天狼院」

〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目8-1 WACCA池袋 4F
営業時間:
平日 11:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
電話:03−6812−1984


2021-01-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事