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緊急事態宣言中だからこそ、相談しよう、そうしよう。


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記事:本目 さよ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「コロナで保健所は忙しいと思って、自分のことなんて相談できなかった」
 
うつっぽくなってしまったという子育て中のママの話を聞いたのはつい昨日のことだ。
 
緊急事態宣言もでて、保健所も医療機関もパンク寸前というニュースが毎日のように流れている。
 
そんな話を聞いたら、育児相談の連絡先とかいてある保健所に電話をすることもためらってしまうかもしれない。でもいま、相談したり子ども家庭支援センターに行ったりすることは、体の具合が悪い時に医者に行くのと同じくらい大切だ。
 
前回の緊急事態宣言のとき、私は本当にまいっていた。先が見えない状況で在宅での育児と仕事の両立。パソコンを開こうとしても、2歳前の息子は、自分のパソコンはないのか? と聞いてくる。オンライン会議のときもすきあらば、パソコンのキーを押してチャットに意味がわからない英数字の並びをおくってしまう。
 
子どもがそばにいながら仕事なんてできない。
 
たしかに、生まれて数ヶ月は机の上に息子を乗せて授乳しながら、息子の先にあるパソコンで仕事ができた。でも動き出してからはいっときも目を離せなくなった。色んなものに触るわ、少し静かになったと思ったらいたずらしてるわ……
 
保育園に通う前に、行っていた子ども家庭支援センターも休館。児童館も休館。唯一行けるのは公園のみ。その公園も大きめの遊具はぐるぐる巻きにされて使えないようになっていた。
 
「そこは遊んでは行けないのよ!!」
 
そう注意されたのは、大きめの遊具のぐるぐる巻のテープが取れたところに、息子が入りそうになっていたときだった。
 
そもそも、密になるから遊具が使えないようになったのではなかったのか?そこには誰もいなくて息子と私だけ。
 
密になりようがない……
 
と思いながらも、悲しくなって、息子を自転車に乗せて家に帰った。
 
それでも私は全然マシな方だ。徐々にわかってきたので、シフト制にして夫とかわりばんこに仕事ができた。子どもと離れる時間ができた。なんとか浮上できた気がした。
 
今回の緊急事態宣言では、保育園の自粛依頼がなかったので、基本は在宅での仕事メインに変更している程度でそこまで仕事ができないなどはない。
 
だけど、保育園に通わせていないママは?
 
想像してみる。
 
夫は働いている。しかも在宅勤務。家は狭いので、オンライン会議の時にはこどもを静かにさせないといけなくて息が詰まる。
 
子どもの室内の遊び場は、予約制で閉まってはいないが、緊急事態宣言だしコロナも心配だし、行くのは不安だ。
 
最低限の買い物しか外に出ない。友人ともなかなか連絡がとれないし、なんとなく気も滅入る。
 
ほんとうだったら、祖母に育児を手伝ってもらう予定だったのがコロナでダメになった。
 
「大人と話したい……」
 
そんなときこそ、子ども家庭支援センターや育児相談だ。予約制にはなっているが子どもの居場所は今回閉まってない。子どものリスクはまだ低いと言われているが、どうしても怖い場合は電話相談でもいい。LINEの相談をしている自治体もある。
 
何か人と話せるオンラインのイベントに参加してもいい。
 
前回の緊急事態宣言の時、どうしたらいいかわからなくって、何をするべきがわからなくて、オンラインのヨガの会を開いたことがある。じっと体を伸ばして、場所は離れているけれども人とつながって、少しでも話せる場所があるだけでちょっとホッとした。自分のためにその会を開いたのかもしれない。
 
最初に、相談することは医者に行くくらい大切だと書いた。
 
医者に行くかどうか?には2タイプの人間がいる。1つはちょっと具合が悪くなると気軽に医者に行くタイプ。もう1つがなかなか行かないタイプ。どちらもコロナが流行りだして、医者に行く機会は減っているはず。
 
相談も同じで気軽にできるタイプの人と、できないタイプの人がいる。やっぱりコロナでさらに相談がしづらくはなっているのかもしれない。
 
でも、医者に行けば具合が悪い原因がわかって、それに対する薬を出してもらうことができる。原因がわからなくても、つらい症状に対する薬や対処法がわかったりする。わからなかったりする場合も、なおらないこともあるが……
 
相談も同じ。原因がわかるかもしれないし、対処法がわかるかもしれない。
 
LINE相談であってもハードルが高いこともよくわかる。私も東京都のLINE相談を登録だけして、相談を送りかけて何度も止めた。自分が虐待をしているとか思われるのは嫌だ。
 
今度わたしも勇気を出して、相談をしてみたいと思う。一緒にしてみませんか?
 
 
 
 
***
 
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2021-01-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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