セクハラ対策に有効な方法~戦略的おばちゃんのすすめシリーズ~
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:本目 さよ(ライティング・ゼミ日曜コース)
「このTシャツをノーブラで着て、写真を撮って送ってください」
この手紙を受け取ったのは10年度前のことだった。
宅配便を受け取って中身をあけたら、薄手のTシャツと非常に達筆な文字で書かれた手紙が入っていた。
あまりに達筆すぎて
「あれ? 読み間違いかな?」
何度も読んだ。
信頼できる人にも読んでもらった。
ちょうど、区議会議員として立候補して当選、少したった頃だったと思う。おそらくまだぎりぎり20代。若かった。
正確な日時は覚えていない。
送り主は、かなりご高齢の方だった。
何重にもショックだった。ご高齢の方からの流れるような達筆な手紙と書いてあることのギャップ。それから性的な目で見られることへの嫌悪。
どうすればいいかわからず、その送り主を紹介してくれた方とも相談して、宅配便ごと送り返した。
議員のハラスメントについては、新聞記事などで読んだことがあるかもしれない。昔取材を受けたときには、とてもじゃないが、実名で公表はできなかった。
ここまでビックリすることではないが、似たようなハラスメントは何度かあった。そのたびに、どう対応していいかわからず、胃が痛くなった。
他の街の同年代の女性議員と話すと
「私は、チークダンスやらされた」
「飲み会のとき、下全部脱いだ男性がいたよ!」
「わたしなんて、手を舐められたよ! 流石に警察に通報したけど」
出てくるわ、出てくるわ。
ネタじゃないか? と思いたくなるほど、ひどい話のオンパレード。
私は新卒で就職したとき、15年前のことだが、友人から話を聞いていた。
幸い私の就職した会社はそんなことがなかったが、大手の会社に就職した友人は、
「飲み会でお尻触られるとか、普通にあるよ」
と言っていた。
だから、別に議員に限ったことではないのだと思う。
それでも、社会を変えたくて、私も仲間の女性議員も立候補をしたのだ。セクハラとか余計ないことを気にやんだり、しんどい思いをしたりする時間を、他のことに使いたい。
何か、良い方法はないのだろうか?
「セクハラを撃退する方法を共有すればいいのかも!」
実際にあったセクハラと、どうやって撃退したかを共有した。
その対応策をお伝えするので、ぜひ一緒に「ガハハ!」と笑いながら、後輩女性のためにも撃退していってほしい。
実際に効果がある対応策としては3つ。
これは、セクハラにあっている本人でも、周りの人でもできるからぜひやってみてほしい。
あらかじめ言っておくが、被害にあっている人は絶対に悪くない。悪くないことは前提の上で、どうやったらその被害を減らせるか?をお伝えしたいと思う。
まず1つめが
「Twitterに書きますよ!」
と笑いながらいうこと。
なぜ笑いながらなのか? 笑いながら言ったら伝わらないでは? と思った方。そうなんです。
もちろん、厳しく言えるならそれはもちろんそれがいい。ただ、残念ながらセクハラにあうということは、相手となんらかの利害関係が発生していて、ピシャっとはねつけづらい関係であることが多いのだ。
場の雰囲気を壊したくないという場合もあるかもしれない。特に本人だったらそうだ。
もし自分が、周りの人だったら、ビシッと伝えて、その後ガハハ! と笑っておくのでもよい。
2つ目は動画や録音をすること。
私が過去に体験したハラスメント、実はまたないかな? と期待している。当時は逃げることしかできなかったが、いまあったら絶対動画に撮っておくのに! と友人にも語っているところ。
3つ目は、信頼できる相談できる人をつくっておくこと。信頼される人になっておくこと。信頼できる同席しているひとがいれば、こんなに頼りになることはないし、LINEやメッセンジャーなどで同席していなくてもリアルタイムで相談できたりもする。
では、信頼される人になるためには?
これも、未来のわたしのために記しておきたいことだが、ハラスメント被害にあった人は、自分を責めていることも多い。
「あのとき、ああしておけば避けられたのではないか?」
「もう少し何かできなかったのか?」
後悔が頭をぐるぐるする。
そのときに、周りの人は絶対に本人を責めないこと。それから
「そろそろ慣れたでしょ?」と言わないこと。
たしかに、私は10年くらいで大分経験も積んで慣れた。多少のことなら対応ができるようになった。だけど、あのときは全然慣れなかった。慣れていない自分でいるのは嫌だったが、慣れてそれが当たり前になるのも嫌だった。
だから今の私が、戦略的おばちゃんとして、
「それセクハラですよ、ガハハ!」
と指摘しまくりたいと思う。同じ思いをする人が少しでも減るように。
***
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