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歩き方が変われば、人生が変わる?

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:赤羽かなえ(ライティング・ゼミ特講)
 
 
「歩き方が変わることでどんな自分になりたいですか?」
 
センセイににこやかに聞かれて、戸惑った。
 
今の質問、おかしくない?
歩き方が変わることでなりたい自分になれるっていうこと??
 
そんなわけないよ、たかが歩き方で。
最初はそんな風に思った。
歩き方が変わるくらいで人生は変わったら、苦労しないよ。
 
でも、過去の私に言ってあげたい。
歩き方が変わるだけで、自分の世界は変わる。
そんな体験をあなたはこれからするんだよ、と。
今の私、歩き方が変わって、自分の人生が確実に変わり始めているのだから。
 
モデルでもないのに歩き方を習うことになるとは思わなかった。『足育ウォーキング』と名付けられた講座は、月に1回、6回で1クールだが、ほとんどがリピート受講をするという人気ぶりなのだそう。隣県まで半年間通った友人が、「自分の周りの人達にもぜひ受けてほしい」と、センセイにかけあって呼んできてくれることになった。
 
整体師をしている友人が絶賛するくらいだからよいに違いない、と興味が沸いた。けれど、実際、実生活で歩くことに困っているか、というとそういうわけでもない。興味はあるけど、すぐに6回も通おうとは思えなかった。
 
なので、まずはワンデイの体験を受けた。
 
「まず、歩き方をチェックしますね」
 
足育のクラスは、一番最初に、自分の歩き方を動画撮影して、どんな歩き方をしているのか、どんなクセがあり、実際に腰や膝が痛いなどの症状が出ていないか、という詳しい確認をしてからスタートする。
 
動画とは残酷なツールだ。まさか自分の歩き方があんなにかっこ悪いとは思いもしなかった。当初の歩き方や姿勢をセンセイの指摘を聞きながら見返すと顔から火が出るほど恥ずかしくなる。足を軽く回すクセ、腿が内側に巻いている。ふくらはぎにがっちり力が入って前のめりでにせかせかと歩いている。誰これ、なんて不細工なおばさんなの……!
 
身体の痛みなどの症状はないが、全く若さが感じられない自分の歩き方に幻滅したのだった。
 
「この歩き方をしているから、前腿とふくらはぎに力が入って、筋肉が発達してしまって太くなるし、逆にお尻の筋肉が使われていないから、お尻の肉は楽をして垂れちゃうの。本当にもったいないの!」
 
センセイの指摘を聞き取りながら絵に描きおこすと私の足になるというくらい的確な指摘だった。
 
上半身は細いのに、下半身はずっしりしている、いわゆる安産体型というやつだ。夫から『これで安産じゃなかったら割に合わないね』とからかわれても反論できず、コンプレックスの塊だったことを思い出した。
 
「でも、足の形は、歩き方を変え、筋肉の使い方が変わると、絶対に変わるから!」
 
とセンセイは胸を張っていう。
 
「私がその証拠なの! 私、高校生の頃、足がどうしようもなく太くてね」
 
参加者は斜に構えて「嘘だー」と言う。センセイのスラリとモデルのような体系、長く伸びた足が太かっただって? いくらなんでもあり得ない。
 
「いや、それがね、高校生の頃の同級生がめっちゃ習いに来てくれるんですよ。私の足があまりにも細くてすらっとしたから、奇跡が起きたってみんなびっくりするの。それにね、私、実はいまだに背骨が曲がったままなんです」
 
笑いながら言うセンセイは、高校生の頃に、バスケ部に在籍していたのだが腰痛にみまわれ、医者に行ったところ、背骨が骨折していた。さらにそこから背骨が曲がった側わん症という状態になっていたのだ、という。もう、部活も続けられない、日常生活にも支障をきたすと言われ絶望的になっていた。なんとか動けるようになりたい一心で、ご両親と何軒も医者を回った。その中の一軒が、
 
「症状は治らないけど、身体の使い方を変えれば動けるようになるよ」
 
とアドバイスをしてくれた。センセイは身体の使い方を習得して、部活に復帰できるくらいになった。その時に自分を助けてくれた理学療法士に憧れ、自分も困った人を助けたい、と理学療法士になった。
 
「でもね、整形外科の患者さんが減らない、ということにすごく疑問を感じたの。医者に来て、治療やリハビリをしたら、その時には体はよくなる。けれど、結局普段の身体の使い方が間違っているから、また同じ症状になって戻ってくる。すごく不毛でどうにかならないのかな、ってたくさん勉強したんです」
 
センセイは、土台の足と歩き方が間違っているから、不調が直らないのではないかという結論に達した。ちゃんと立てるようになる足と歩き方が変われば、身体が変わると確信し、足を育てていく、という思いを込めて、『足育ウォーキング』という名前をつけた。今では、子供からお年寄りまで2万人以上の治療、動作・歩行訓練を行っている。
 
センセイが、ワンデイの体験講座で教えてくれる基本のポイントはたったの3つだ。そのポイントを意識して歩くだけで、みるみる歩き方が変わる。そのクラスを一緒に受けた人は、膝の痛みがあっという間になくなったと喜んでいた。私も、前のめりがなくなり、たったの2時間レッスンを受けただけで見違えるように歩き方が変わった自分をみて、6回の講座を受けよう、そう、決めてしまったのだ。
 
体験したその場にいた人たちは、みんな、6回コースに入った。
 
たったの半年で、どんどん歩き方が変わるとは思わなかった。6回コースすらしぶった私が、さらに次の期のリピートをすることになるなんて思いもよらなかった。
 
最後のレッスンで撮った動画をワンデイの体験の動画と比べてみたら、進化と表現する以外の何物でもない自分がいた。
 
あああ、私、ヒトに進化している! 前のめりでちょっとゴリラ的な歩き方だったビフォーからすらっと背が伸びてヒトが颯爽と歩いている。
 
こころなしか、身長が伸びたようなそんな気分で、目線が上がる。胸を張って大地を蹴って歩く。
 
歩くことが、こんなに軽やかで、気持ちが良いものだなんて思いもしなかった。
 
そして、すごいことに気づいてしまったのだ。すらっと背を伸ばし、胸を張って颯爽と歩くと、ネガティブな感情を持ち続けるのが難しいのだ。
 
軽やかな歩き方を手に入れた私は、気づけば、すっかり、前向きな思考になっていた。
 
もし、歩き方が変わることで自分の人生が変わることができるとするならば。
 
あなたは、どんな風になりたいですか?
 
歩き方を変えて、人生が変わるとしたら……。
 
あなたは一歩を、踏み出しますか?
 
 
 
 
***

この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 

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2021-02-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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