あなたの人生のクオリティを上げる方法
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:かりん(ライティング・ゼミ日曜コース)
「お母さん……死んだらどうなるのかと考えていたら、怖くて眠れなくなった……」
小学校低学年の頃の話なのに、昨日のことのように思い出せる。何がきっかけだったかまでは思い出せないが、なぜか死について考えてしまい、怖くて眠れなくなった私はベッドから起き上がり、母のもとへ行った。洗い物をしていた母はわざわざ手を止め、私に正面から向き合ってくれて、こう言った。
「死んでからのことを考えるのではなく、どう生きるかを考えてごらん」
どう生きるかを考える……言われた通りに考えてみたら、眠りにつくことができた。
それ以降も何度か「死んだらどうなるのだろう」と死後の世界について考えてしまうことがあった。
生きている誰もが決して答えられない問いだと思う。考えたところで答えが出るわけではないのに、どうしても考え出してしまう時があった。
しかし、その度に母のこの言葉を思い出し、どう生きるかを考えるようにしていた。
パッチアダムス
と言う映画に出会った頃、私の趣味の一つは映画鑑賞だった。事実に基づいた作品には特に興味があったし、主人公のパッチアダムスを演じるロビンウィリアムスが大好きな俳優さんだったこともあり、すごく楽しみに映画館に向かった。
病床の人々を笑いとユーモアで笑顔にする
医学生パッチアダムスとの関わりにより、暗い表情で入院している人々が次々と笑顔になっていく。さまざまな研究結果により、笑いがもたらす健康効果がたくさん実証されているように、パッチアダムスが関わった患者は薬の量が減るくらいの回復をしていたそうだ。
しかし、破天荒な行動で患者との関わりばかりしていたパッチアダムスは、医学部長に目をつけられ、ついに医大から退学処分を言い渡される。医者になることを諦めきれないパッチアダムスは友人のアドバイスに従い、裁判を行うことにする。その裁判の場での裁判官は医者だ。その医者達から医学生の身分で治療行為を行なったのか否かを問われ、パッチアダムスはそれを認める。
「医者ではない君が治療行為を行い、患者が死亡したらどうするつもりなのだ?」
医者の長老のような方にそう言われ、パッチアダムスが応えた発言が忘れられない。
「なぜ死を恐れるのです。誇りを持って人生を生きてきた結果と思えばいい。泣いたり笑ったりした結果です。死は人間の敵ではありません。病気が相手なら負けることもある。死を遠ざけるのではなく患者の人生の質を高めることが医者の務めではないでしょうか」
パッチアダムスと関わることにより患者達が思い出したことは「今を精一杯生きる」と言うことだったのだ。病気になり、死に直面し、ただただ「死」と言うゴールへ向かう道への歩みを遅らせる毎日を送るのではなく、どんな状況でも「今この時を精一杯生きる」と言うことだったのだ。
病気にならなくても、誰もが死に向かって生きている。しかし、そのクオリティの違いについて考える人は少ないのではないだろうか。
1日1日が貴重だと言うことは、きっと誰しも頭のどこかではわかっていることだろう。しかし、その1日1日のクオリティを上げることに目を向けられている人は一体どれくらいいるのだろうか。
先日、興味深い話を聞いた。セミナーに参加した参加者の中で
「セミナーの内容に満足」
「役に立つセミナーだった」
と回答した人の中で追跡調査をしたところ、実際にセミナーで学んだ内容を実践した人は、全体の20%だったそうだ。なんと80%もの人は、セミナーの内容に満足しても、何も行動しないという結果だという。この結果は、セミナーの内容に関係無く、同じような数字だったそうだ。
せっかく学んだのに、せっかく知識を得たのに、しかも役立つと思ったにも関わらず、「行動を起こす」人がこんなにも少ないというのは、驚きでもあり、自分自身の今までの行動を見つめ直すいい機会にもなった。
行動する人と行動しない人
どこが異なるのだろう?
行動しない人は、結果を恐れ、準備不足だから、知識不足だからなど様々な理由をつけて行動を始めない。
もちろん、行動を起こす人も、結果を追求するが、その途中の過程、結果にたどり着くまでのプロセスの段階を楽しみながら行動するので、目標達成をしたら、また次の結果を求めて、すぐに次の行動を始めることができるし、目標を達成できなくても、原因と対処策を考え、どうすれば目標達成できるかと言うプロセスを楽しみながら改善していける。
人は成功から学べることより失敗から学べることの方が圧倒的に多い
と言われている。当たり前のことだが、行動しなければ、成功はもちろん失敗も出来ない。すなわち、行動することで、たくさんの学びを得ることができ、図らずとも確実に成長するのだ。
些細なことでもいい。まず何か行動してみよう!そうすることで、自分の人生のクオリティが上がっていくことを必ず実感できるはずだ。
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