メディアグランプリ

誰かへのエールを、心を込めて綴れるように


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

 
 
記事:垣尾成利(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
昨年5月にライティングゼミの門を叩いた。
週一回、4ヶ月16週に渡り、2000字の課題を提出し、課題が合格基準を満たすと天狼院のサイトに書いた作文が掲載される。
 
私の最低限の目標は課題を全部提出することだった。
初めて書いた作文は合格しサイトに掲載された。
 
もう、とにかく嬉しかった。
フィードバック担当の講師から「面白かった」と言っていただけたことで俄然やる気が出た。
 
2回目の課題は不合格だった。
不合格の場合も、詳しくアドバイスをしていただける。
なるほど、もっとこうした方が良いのだな。
丁寧に説明して頂き、またもややる気が出た。
 
その後も合格したり不合格だったり、時には何回も続けて不合格になることもあった。
 
それでも、モチベーションは途切れることなく、あっという間に16回の課題を全部提出して合格9回、不合格7回でライティングゼミは終了した。
 
そして12月、改めてライティングゼミを受講し、もう一度16回の課題に挑み、この投稿が二度目の16回目の課題投稿だ。
受講の成果は大いにあって、今回は15回目までで13回の合格を果たすことができた。
 
一回目の受講時より今回の方が合格率はグンと上がっている。
 
これは、ライティングスキルを学び実践した成果でもあるが、それ以上にもうひとつ大きな要因がある。
 
それは約束したからだ。
 
「毎回本気で書く、それだけは誰にも負けない気持ちで挑もう」
 
これは自分との約束だ。
 
自分との約束、これが成果となって表れていると実感している。
 
私は、これまでを振り返ってみると、自分との約束を途中で投げ出してしまったことがいくつもあった。
 
寝坊して怒られてバツ悪くなりそのまま行かなくなったアルバイト、途中で投げ出してしまった通信講座、些細なことですれ違ったままの人間関係、思い出せばいくらでも出てくる。
 
どれも、簡単に手放すつもりの無かったことばかりだが、結果的には何か理由をつけては最後まで向き合うことなく手放してしまい、残ったのは後悔だけだった。
 
あんな辞め方しなければよかった、最後まで頑張ればよかった、関係を取り戻せるように真っ直ぐに向き合えばよかった、そう思ったところで今更どうしようもないよなぁと後悔することばかりだった。
 
ライティングゼミを受講しようと思ったきっかけは、自分自身ともっと向き合いたいと思ったからだった。
 
過去の自分、今の自分がどんなことを思い、悩み、苦しみ、迷い、喜び、悲しんでいるのかをもっともっと知るために、書くことが一番だと思ったからだ。
 
あの時、本当はどう思っていたのだろうか。
自分の気持ちに気付かずに通り過ぎてしまって後悔したことが山ほどあった。
そんな後悔だらけの過去の自分と言葉を交わすために選んだ方法、それが書くことだった。
 
あの時どう思っていたのか、何を伝えたかったのか、書いてみて初めて気付く自分の気持ちに驚いたり、一緒になって悲しんだりしながら、課題を提出する度に晴れやかな気持ちになっていく自分を感じることができた。
 
最初は2000文字という字数に不安を感じていたが、書いてみると簡単にはいかないものの規定の文字数をクリアするだけのことを書けるようになっていった。
そして、徐々にその過程を楽しめるようになっていった。
 
書き上げた時の喜びと達成感は、小学校の時に遠足で山登りに行ったときに見た、頂上からの景色のようだった。
車やロープウェイで簡単に辿り着いた頂上ではなく、自分の足で歩いて辿り着いた頂上からの景色は、心震えるくらいの絶景だった。
 
自分の足でここまで来たんだ! その達成感、充実感は今でもよく覚えている。
 
ライティングもそうだった。
初めて書いた2000文字の文章。 決して楽に届くものではなかったけれど、苦労して苦労して完成した時の喜びは格別だった。
 
書くってこんなに楽しいものなのか。文字にしてみたら、こんなにも自分の気持ちが整理し理解できるものなのか。書く時間は、気付かずに通り過ぎてしまった過去の自分の気持ちと向き合う時間になった。
 
ただ当時を思い出していっただけではなく、あの頃の自分にエールを贈る自分がいることに気付いた。
 
ああそうか、これが書きたかったのか。
ある時、書いた文章を通じて、自分が何を書きたいのかが少し見えてきた気がした。
私は、書くことを通じて、誰かにエールを贈りたい、と思っていることに気付いた。
自分自身だったり、誰かにだったり、読んでくれた人が元気になるように、前向きな気持ちになるように、励ましや声援を贈るような文章を書きたい。
そのことに気付くことができた。
 
ライティングゼミを受講し始めた時にはわからなかったけれど、自分と約束したことは、誰かにエールを贈る言葉を綴れるようになるための練習だったのだと思えるようになってきた。
 
あの時の私自身へ。
 
あの時の君へ。
 
今、苦しんでいるあなたへ。
 
今、誰かの支えが必要な誰かへ。
 
きっとうまくいくから、怖がらずに一歩踏み出してみよう。
頑張れ、とそっと背中を押すように、誰かの気持ちに寄り添うような言葉を綴っていけるようになりたい。
 
そのためにも、改めて自分自身と約束しよう。
 
ゆびきりげんまん。
 
これからも、誰かのために、心を込めてエールを贈り続けていこう。
 
 
 
 
****
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。




人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325


■天狼院書店「シアターカフェ天狼院」

〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目8-1 WACCA池袋 4F
営業時間:
平日 11:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
電話:03−6812−1984


2021-04-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事