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語学を学ぶ前に大事な3つの心構え

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:岡田ゆかこ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
子供に英語を習わせたい、もしくは自分が習いたいと思ったことはありますか?
 
公共の場所、テレビ、WEB等色んな場所で英会話のCMを見る機会がありますよね。
お子さんがいるご家庭は、2020年から小学校で授業が必修となり習わせることを検討する親御さんもいらっしゃるでしょう。
 
私自身は英語と中国語を習ったことがあります。
 
英語は、私が小学5年生の時に当時テレビで放映していた「早見優のアメリカンキッズ」という教育番組を見ていました。父親が仕事上アメリカ人と話す機会があり、父が英語で話す姿を見て、他の国の人と話せるなんて英語は魔法みたい! と興味を持っていました。偶然母親から近所の教会で英語教室をやっている事を聞き毎週英語を習っていました。
その後、転校で英会話教室はやめてしまいましたが、ずっと英語が好きなのは変わりませんでした。高校からまた英会話教室を再開し、社会人となり仕事が忙しくなるまでは通っていました。大学時代は海外(カナダ)に初めて短期留学をし、英語を学ぶことを楽しんできました。
 
中国語は、特に興味がありませんでしたが、結婚と同時に夫の仕事の都合で中国に転勤となり習得することとなりました。住んだ3年間の間に大学の語学研修に1年、残りの2年は中国語教室に通っていました。30歳を過ぎてからの語学習得だったので覚えられるか心配だったのですが、なんとかなりました。中国は簡体字という日本語の漢字を省略したような漢字を使います。日本人にとって漢字は馴染みがあるので覚えやすい言語でした。
 
どちらの言語も勉強する上で言葉を覚える以外にも必要なのだと感じたことがあります。
今回は、語学を学ぶ前に大事な3つの心構えをお伝えしたいと思います。
 
まず1つめは、自分の意見が主張できることです。挨拶や旅行に行くときに困らない程度の会話であればさほど必要ではありません。しかし、同じ相手と何度も話をする機会があるなら自分の意見を相手に伝えることが必要になると思います。アメリカ人、中国人どちらの国の人と話をしても、「これについてあなたはどう思っているのか」という質問をよく受けました。
 
私が学生の頃は自分の意見があまりなかったので、質問されても「わからない……」と答えていました。それに対して先生が「なぜ自分の意見がないのか」と首をかしげていた覚えがあります。
 
自分が相手に伝えたい中身がなければ、日本語ですら表現できない。
日本語で表現できなければ、他言語で表現することはできないのです。
それ以来、自分が物事についてどのように感じているのか、考えているのかを意識するようになりました。
 
2つめは、間違える勇気を持つことです。私はこの勇気を持つまでに時間がかかりました。間違えそうな時は口をつぐんでいましたから。もし相手に話をして通じなくて笑われたり、聞き返されたりしたらどうしよう、間違えることが恥ずかしいという気持ちが大きかったのだと思います。
 
それと比べて私と対照的だったのは、中国語の語学研修で一緒だったドイツ人女性でした。彼女は元々お話することが好きなようで、間違えながらも中国語で一生懸命に話をしていました。そして、語学研修が修了する頃には私が羨ましいと思うほど上達していました。
彼女の上達ぶりを見てわかったことは、間違いを恐れないチャレンジ精神が大事だということです。
 
それから私も、彼女を見習って間違えても良いから話すことにしました。上手く話せなくても良いから間違えたことで先生に正しい言い回しを教えてもらうことができ、語学力が伸ばせました。
 
3つめは、自分と違う価値観を柔軟に受け入れ、臨機応変に対応することです。
日本では、自分の思ったことを相手にそのまま言わないことが多いと思います。本音と建前が違うことがありますよね。反対に他の国ではストレートに伝える事が多いです。
 
結婚3年目の中国在住時にまだ子供がいなかったのですが、「結婚してしばらく経つのに、なぜ子供ができないの?病院に行った方が良いよ」と日本人以外の複数の方に言われました。私自身も気にしていたのですごく傷つきました。でも、その国ではストレートにアドバイスをしているだけなのです。その国ではそういう考え方をするのだと受け入れると楽になれました。
 
語学を学ぶには、単語、文法、その言語の言い回しなど覚えることは大事です。しかし、それだけでは相手と関わっていく上では十分とは言えないと感じます。
 
自分は相手に何を伝えて、どのようにコミュニケーションをとっていくのかの方が重要です。だって、語学は相手と話すためのツールなのだから。
 
 
 
 
***

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2021-05-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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