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インスタグラムでお抹茶と供にいただくお菓子の楽しさを思い出す


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:岩渕千佳(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
いつからか、インスタグラムが、私に「主菓子(おもがし)」の投稿をお勧めしてくるようになりました。「お勧め投稿」機能が、私の「いいね!」の傾向を分析した結果、お勧めしてくれた投稿ではあるのでしょうが、お菓子関係の投稿に「いいね!」をした記憶は全くないのに、どうやって弾き出されたのでしょうか? 分析のアルゴリズム恐るべし……。
 
私は、以前に、嗜み程度ですが、茶道を少しだけ、かじったことがあります。なので、つい、主菓子の投稿に見入ってしまい、お勧めされるままに「いいね!」を押してしまったのですが、その後は、毎日のように、いくつかの投稿がアップされてきます。ですが、主菓子は、見ていて飽きない。小さなお菓子の中に、四季がふんだんに表現されていて、とても繊細で美しく、大好きなんです。
 
「主菓子って何?」という方もいるかもしれないので、簡単に紹介しますと、茶道でお抹茶を飲む時に、一緒にいただくお菓子のことです。お茶は、濃茶と薄茶とあって、使うお茶の種類や量、お茶の立て方、器など様々違いがありますが、一緒にいただくお菓子も違うのですね。
 
「大寄せの茶会」と呼ばれる、沢山のお客様を一度にお招きするようなお茶会で出されるお茶は薄茶です。甘味処で出してくれるのも、薄茶がほとんどだと思います。薄茶と一緒にいただくのは「干菓子」という粉や砂糖を固めて作った水分の少ない和菓子で、落雁や有平糖、金平糖や煎餅などが使われます。
 
主菓子は、薄茶の席でも出されることもありますが、多くは、濃茶の席のお菓子として出されます。主に餡を用いた和菓子で、饅頭や羊羹、金団、練り切りなどが使われます。そして、主菓子は生菓子なので、鮮度が命です。お茶会では、前日や当日にお菓子を受け取れるように段取りをした上で、いかに美味しくお客様に食べていただくか、というもてなしが随所になされています。
 
お菓子は、お抹茶をいただく前に出されますが、自分の分を取って、すぐに食べてしまうのではなく、少し眺めてからいただきましょう。お菓子も、その日のお茶席のもてなしの大事な趣向の一つ。その時の茶席のテーマがあって、季節やそのテーマに合わせて、お菓子は吟味して選ばれます。
 
お茶席は、季節を大事にしているので、主菓子でも干菓子でも、季節を表現されたものが使われます。お茶会では、その季節と茶席のテーマに合うように、特別に注文して作ってもらったお菓子が出されることも多いので、お茶会のお菓子はより楽しみが増します。
 
もし、お茶会に参加されることがあれば、なんていう名前のお菓子なのか、何が表現されているのか、じっくり鑑賞してから、味わってみてください。目で見て楽しんで、お茶席の静かさに耳をすまし、五感で季節や、おもてなしの心を感じながら、いただく。口の中に微かに残った甘さが、お抹茶を引き立てます。とても贅沢で、心が豊かになった気分になれそうな気がしませんか?
 
私にとって、お茶席で出されるお菓子は、いつも忙しく、小さな季節の移り変わりにも見落としがちな日常から、ふと、今の季節を思い出させてくれて、ゆるやかで静かな空間に連れて行ってくれるものでもありました。最近は、お茶会に足を運ぶ機会も無くなってしまいましたが、インスタグラムから急に現れた、「主菓子」たちを見て、お茶席の空気感やお菓子が思い出されて、それだけで、何か気持ちが穏やかになります。
 
少し前は「桜」でした。桜を模したお菓子と言っても、実に様々です。淡いピンク色の桜の花の形をしたものや、ピンクに薄い黄緑の挿し色が入って春を現しているもの、春告げる鳥のウグイスを模したもの。
 
5月に入って、ツツジや菖蒲の花のお菓子が増えました。そして、端午の節句だったので、可愛らしい鯉のぼりや、兜の主菓子も出現しました。兜もいろいろな種類があって、私は宮城県に住んでいるので、三日月が乗っかった兜をみると、伊達政宗かな?なんて思わず視線が釘付けになります。
 
母の日なので、カーネーションもありました。花びらの重なり具合や、ちょっとギザギザした感じとか難しいと思うのですが、本当によく表現されているなと感心します。コロナなので、アマビエを模した主菓子もありますよ。
 
お菓子の世界の季節は少し先取りです。もう少しすると、夏のお菓子が出てくる頃。青などの涼しげな色合いも増えますが、寒天を使って透明感で爽やかさを感じさせてくれるお菓子もあります。寒天の水槽の中で、金魚が可愛らしく泳いでいたりします。
 
主菓子もいいですが、干菓子も存分に季節感を感じさせてくれます。これもまた、四季折々のいろんな趣向がこらされていて、せっかくいただくなら、その季節を目で楽しみながら、一粒、一粒、食べたいですね。
 
お茶席で出されるお菓子だから、抹茶じゃなくてはいけないということはありません。自宅でいただくなら、コーヒーでも紅茶でも、お気に入りと合わせて自由に楽しんだらいいと思います。
 
今は、主菓子作りの教室もあるようなのですが、私はもっぱら「観る」「食べる」専門。
「観る」はインスタグラムでだいぶ楽しんだので、次は、久しぶりに「食べて」みたくもなりました。ちょうど美味しい珈琲豆を入手したので、コーヒーと一緒に楽しもうかな。
 
あなたも、お一つ、いかがですか?
 
 
 
 
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この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2021-05-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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